ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

GOF CD : Chapter 14: The Unforgivable Curses

2004-09-29 22:39:02 | ハリポタ4巻
***4巻5巻は既読前提,いつも通り,はい***
またまた機嫌の悪いSnape先生。まあいつもDADAを狙っていてどうしても受け持ちになれないので,これはいつもの事なんですが。それを,"Moody"という言葉で表現するHarry。それにしてもSnape先生は,この当時Moody先生の「目」を避けているようですが,さて果たしていつ正体を知ったのか。。。

そしてついにその時がやってきました。Moody先生初授業。
今日は4巻既読前提ですので,せっかくだから,Crouch Jr.としてのMoody先生を見てみましょう。彼は1人1人の生徒を早くもしっかり覚えたようです。さすが元優等生。
そ・し・て・・・
その前に,闇の魔法の実践は,6年生でやると言ってますね。(これは6巻のお楽しみかな)
で,4年生の最初の授業,いきなり,3つの重要な"Unforgivable Curses"です。
最初は,まず,警察の目から助けてくれたWeasley氏の息子Ronに敬意を払います。そして,Imperius Curseです。これは「他人を完全に操る事ができる魔法」です。Ronが答えたという事は,お父さんの勤めるMinistryではポピュラーな魔法という事なのでしょうが,Crouch Jr.,自分のお父さんにこの魔法をかけているんですね。なかなか皮肉たっぷりです。
次は,Cruciatus curse。答えたのは,Nevilleです。彼は実は,後にHarry達の知る所となりますが,Crouch Jr.の仲間に両親をこの魔法で人事不肖にされたのでした。Crouch Jr.は,果たしてそこに本当に加担したのかどうか,ちょっと謎に包まれていますが,でもこの時の彼のNevilleに対する態度は,心なしか,申し訳なかったという風に取れます。
最後は,お待ちかね,じゃない,(汗;)最悪の魔法,Avada Kedavraです。Harryは,これが両親の命を奪った魔法,と,少なからずの衝撃を覚えます。最も忠実なDeath Eater,Crouch Jr.さえも,この魔法は"not nice"と言いますが,この言葉には,ちょっと真実味を感じます。

本物の闇の魔法使いである彼は,もちろんDADAの知識も本物なのでしょうが,元優等生,「先生」としての実力も「ホンモノ」なのでしょうね。

さて,授業が終わって,ショックで声が上がってしまったNevilleに,彼は何故か植物学の本を渡します。これは,後の計略の為なのですが,とは言っても,やはり何かNevilleに申し訳ないという気持ちを感じますね。Crouch Jr.のこの辺りの本心というのは,6巻7巻で語られる事は‥‥あるのか,ないのか。。。。

HarryとRonは,その夜,何か企んでいる様子のFredとGeorgeを横目に,Trelawny先生の宿題をやります。そこへHermioneが現れます。どうも彼女は,House-elfを救済する為に,何か組織を作ろうと企てているようで,バッチを用意してきました。これはホント,協力すべきなのかどうか,迷うような企画ですね。House-elf達は,奴隷のような労働を,好んでやっているようですし。

‥で,ちょうどよいタイミング(笑)で,HedwigがSiriusの手紙を持って帰ってきました。しかしそこには,Harryを心配させるような事が。。。Dumbledore先生は,その額の傷の痛みは「ある事の兆候」(5巻読めば納得ですね)と見ている,今度痛んだら,すぐにDumbledore先生に言うように。。。これはよいのですが,何とSiriusは心配のあまりイギリスに戻ってくる,と。
I shouldn't have told him.

その通りだったかもしれない,Harry,今にして思えば‥‥



ROTK読書:Speak plainer!

2004-09-29 21:32:15 | Tolkien・LOTR
TTTでフロドとサムが見たのは,イシリアンでレンジャーとしての仕事をしているファラミアの外の顔,ROTK前半でピピンが見たのは,お父さんと対峙する彼の内の顔。だから戦闘シーンなどはリアルタイムでは語られなかったのですね。この章前半はまた内輪の話です。そういう意味では,‥やっぱりここはメリーが語り手なのか?

アラゴルンが心配した事が当ってしまい,エオウィンは体は治ったけれど心は晴れないまま,また戦に出て死を望もうとしています。その望みをかなえてもらいたいと,ファラミアに会ったわけですが,彼の方は,早くもエオウィンを結構見抜いているようです。
... he was moved with pity, for he saw that she was hurt, and his clear sight perceived her sorrow and unrest.

エオウィンはファラミアにこんな印象を持ちますね。
she looked at him and saw the grave tenderness in his eyes, and yet knew, for she was bred among men of war, that here was one whom no Rider of the Mark would outmatch in battle.

これを読んで,以前エオメルがローハンの草原でアラゴルン,レゴラス,ギムリと出合った時,(彼は少し前にボロミアに出会っていて)ボロミアの印象を,彼はいかにも威厳のあるゴンドールの人というより,ずっと戦いの中で育ってきたローハンの人々とあまり変わらないね,というような事を話していたのを思い出しました。

ファラミアはエオウィンにこんな事を言います。
It would ease my care, if you would speak to me, or walk at whiles with me.

これって‥某漫画が原作の某日本映画の超有名なセリフ「あなたが○○してくれたら僕は幸せになる自信があります!」を思い出しちゃうのは私だけ?,いきなりこんな事言われたら,エオウィンじゃなくても赤面モノかも~。(笑)
... and his glance now strayed rather to the house than to the eastward walls.

それですぐに,エオウィンの方へ目が行っちゃう大将が素直でかわいい。

エオウィンの事をもっと知りたいというファラミアに,メリーが指南?(^^;)
これが功を奏して?2人は何日かデートを重ねたようですが,とても寒い日の事,ファラミアはエオウィンに,幼い時に亡くしたドル・アムロスのお姫様だったお母さんの,星を散りばめた青いマントを着せます。

もしかしたら,もうこの世が終わってしまうかもしれないという時に見つけた小さな幸せを,ファラミアは精一杯楽しもうとしてます。
But think not ill of me .... they have brought me both a joy and a pain that I never thought to know. .... I would not have this world end now, or lose so soon what I have found.

But my heart says nay; and all my limbs are light, and a hope and a joy are come to me that no reason can deny. Eowyn, Eowyn, White Lady of Rohan, in this hour I do not believe that any darkness will endure!


その時です。大鷲が,サウロンの陥落を伝えに来たのは。。!!!
もうすぐフロドルートと完全に合流ですね。

そして,コルマルレンでドンチャン騒ぎをやっている?頃,ミナス・ティリスにも活気がみなぎり,メリーはコルマルレンに出かけて行きました。でもファラミアはやるべき事があり,ミナス・ティリスに残ってます。

この頃またエオウィンは,お兄さんのエオメルが来て来て!と懇願しているのに,療病院で1人で沈んでいました。
ファラミアは忙しくてなかなか彼女に会えないでいたのですが,心配になってやってきました。どうしたの?,がやけに長い(笑)ファラミアに,エオウィンは,
I do not wish to play at riddles. Speak plainer!
賛成(笑)(だから今日のタイトルにしました(^^;))
しか~し,ファラミアは,エオウィンはアラゴルンがいるから行かない,彼女がアラゴルンに惹かれた事,何故エオウィンが戦場で死を望んだか,み~んな図星で言い当てて‥‥

BBC版LOTR:TTTとROTKの交差点

2004-09-29 20:31:23 | Tolkien・その他
つい最近聴いているはずなのに,話の順番をすっかり忘れていて(汗),フロド達が黒門を素通りしたから,すぐに大将に会えると思っていたら,‥‥

ゴラムが案内しようとした道は,ガンダルフならきっと警告を発しただろうというアナウンスに,突然飛蔭のテーマが被り,場面はミナス・ティリスへ向かうガンダルフとピピン,直前のシーンで,パランティアがあればフロド達がどこにいるかわかるのに,というような事を言っていたピピンに(あれ?原作で,そこでそんな事言ったか?)そのパランティアについて説明するガンダルフ。

そしてまた場面は変わり,(もう完全にROTKですね)ハルバラドの一行がセオデンの一行を捉えます。喜んでるアラゴルンに,ハルバラドはアルウェンからの贈り物の,例の黒い旗を出して,死者の道を通るように伝言されたと告げますが,何故かエルロヒアとエルラダンの双子は見当りません。(うーむ,そもそも映画版に彼等が出ないのも,きっかけはBBCか?)

ここで何故か取ってつけたように,アラゴルンに声をかけたメリーに,彼の事を忘れていた(!)と言うアラゴルン,メリーはセオデンに剣を捧げてローハンの騎士になることを誓います。で,そそくさと(という印象でしたが(笑))セオデンチームは去って行きます。

アラゴルンは,ギムリとレゴラスに,イシルドゥアと馬鍬砦の裏山の住民達との確執の歴史と,死者の道の生い立ちを説明し,一緒に来るかどうかは好きに決めてくれと言いますが,もちろん,2人はついて行くと言います。

さて,フロドの一行はようやくイシリアンです。
サムの鍋奉行ぶりがおかしい♪シーンですね。原作ではこの辺り,シャイアの春を思い出すようだと書いてあるし,映画でも周りの景色がのんびりしていて和めます。残念ながら,残念ながら,音声だけのラジオ版では,その辺りは表現されてないようですが,サムとゴラムの噛み合わない会話が楽しめます。
有名な「おじゃが」問答の所でサムが言う,"You couldn't say no to that."は,ビル・ナイとショーン・アスティン,どっちがいいかななどと考えているうちに,変な鳥の物まね声と共に現れた3人(?原作は4人ですが)組。いろいろ前置き能書きの長いお喋りのゴンドール人ですが,最後の声,やっと会えたよ,大将!

いろいろなイベントが出てきたけど,時系列的には,これで正しいのかな?

Run!Run!Run!