The War of the Ring : Chapter 9: The Last Debate続き
ガンダルフの提案に対し,アラゴルンはパランティアを覗いて自分が蒔いた種だから,もちろん行くと言いますが,他の人には強制はしません。‥とは言うものの,やはり皆(と言ってもその場にいる他のメンバーとは,エオメル,イムラヒル,エルロヒア,エルラダンだけのようですが(汗))も行くと言います。ちょっと注目なのはエルロヒア。彼がガンダルフとアラゴルンの提案を承諾したので,おそらく彼がエルロンドの長男なんでしょうね。
この時の次のエオメルのセリフは,サムのTTTでの"Don't trust your head, Samwise, it is not the best part of you."と並んで,LOTR全体でも最も好きなセリフの1つです。
余談ですが,BBCラジオドラマ版では,イムラヒル,エルロヒア,エルラダンは元々出てこないし,レゴラスとギムリは原作通りメリーのお見舞いに行っているようなので,この場面はちょっとしょぼかったです(^^;)
The War of the Ring : Chapter 10: The Black Gate Opens
さていよいよ,イムラヒル大公が"the greatest jest in all the history of Gondor."と「失言」(汗)した軍がゴンドールを出発しました。
メリーは怪我が完治してない為,取残されてしまいました。
ここで,何気に,ベレゴンドのやった事はやはり罪に当るという事が語られます。彼は裁判が済むまで白の塔に戻れないので,アラゴルンについてゴンドール兵を率いて黒門に向かいます。その中にピピンもいます。
メリーと一緒に彼等を見送るベアギルは,彼にそっとこう言います。
アラゴルンの一行は途中十字路に寄り,ミナス・モルグルを覗いて橋を壊し,ファラミアがハラド人を待ち伏せした地点を通り,まさに1つ前の巻でフロド,サム,ゴラム,もしくは読者,が辿った道を逆走して,死者の沼地を望む地点までやってきました。ここでアラゴルンは,「生ける者の行く場所ではない」土地に怯えるローハンやゴンドールの若い兵士達を見ます。原書の5巻(翻訳版では8巻)には,このように,戦いのプロの人達でも怖いとか疲れたとかいう記述があちこちにあるんですね。ファラミアやセオデンのようなリーダーでも怯えた顔をしたり,思わず背中を丸めたりします。
しかし実は,こういう事を表現する事ができる人達はまだ救いがあります。エフェル・ドゥアスの向こう側では,小さなホビットが,誰よりも大きな責任を背負って,怖いとか疲れたとか言う間もなく歩いているんですよ。。。
いよいよ黒門の前にやってきました。アラゴルン,イムラヒル,レゴラス,ギムリ,エオメル,ピピン。そしてガンダルフ等何人かお触れ役。
ガンダルフの提案に対し,アラゴルンはパランティアを覗いて自分が蒔いた種だから,もちろん行くと言いますが,他の人には強制はしません。‥とは言うものの,やはり皆(と言ってもその場にいる他のメンバーとは,エオメル,イムラヒル,エルロヒア,エルラダンだけのようですが(汗))も行くと言います。ちょっと注目なのはエルロヒア。彼がガンダルフとアラゴルンの提案を承諾したので,おそらく彼がエルロンドの長男なんでしょうね。
この時の次のエオメルのセリフは,サムのTTTでの"Don't trust your head, Samwise, it is not the best part of you."と並んで,LOTR全体でも最も好きなセリフの1つです。
I have little knowledge of these deep matters; but I need it not. This I know, and it is enough, that as my friend Aragorn succoured me and my people, so I will aide him when he calls, I will go.
余談ですが,BBCラジオドラマ版では,イムラヒル,エルロヒア,エルラダンは元々出てこないし,レゴラスとギムリは原作通りメリーのお見舞いに行っているようなので,この場面はちょっとしょぼかったです(^^;)
The War of the Ring : Chapter 10: The Black Gate Opens
さていよいよ,イムラヒル大公が"the greatest jest in all the history of Gondor."と「失言」(汗)した軍がゴンドールを出発しました。
メリーは怪我が完治してない為,取残されてしまいました。
ここで,何気に,ベレゴンドのやった事はやはり罪に当るという事が語られます。彼は裁判が済むまで白の塔に戻れないので,アラゴルンについてゴンドール兵を率いて黒門に向かいます。その中にピピンもいます。
メリーと一緒に彼等を見送るベアギルは,彼にそっとこう言います。
But do not fear! They will come back. The Men of Minas Tirith will never be overcome. And now they have the Lord Elfstone, and Beregond of the Guard, too.
アラゴルンの一行は途中十字路に寄り,ミナス・モルグルを覗いて橋を壊し,ファラミアがハラド人を待ち伏せした地点を通り,まさに1つ前の巻でフロド,サム,ゴラム,もしくは読者,が辿った道を逆走して,死者の沼地を望む地点までやってきました。ここでアラゴルンは,「生ける者の行く場所ではない」土地に怯えるローハンやゴンドールの若い兵士達を見ます。原書の5巻(翻訳版では8巻)には,このように,戦いのプロの人達でも怖いとか疲れたとかいう記述があちこちにあるんですね。ファラミアやセオデンのようなリーダーでも怯えた顔をしたり,思わず背中を丸めたりします。
しかし実は,こういう事を表現する事ができる人達はまだ救いがあります。エフェル・ドゥアスの向こう側では,小さなホビットが,誰よりも大きな責任を背負って,怖いとか疲れたとか言う間もなく歩いているんですよ。。。
いよいよ黒門の前にやってきました。アラゴルン,イムラヒル,レゴラス,ギムリ,エオメル,ピピン。そしてガンダルフ等何人かお触れ役。
Come forth! Let the Lord of the Black Land come forth! Justice shall be done upon him.