ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Petunia叔母さんの今後を推測する2

2004-09-05 09:07:24 | ハリポタ6巻
今日は失敗談(汗)を‥‥

Petunia叔母さんの旧姓はEvansらしいと言う事が5巻からわかりますが,そこで

Petunia Evans

と書いてよく睨んでみると,

Petunia Evans

なんと,ここからもs n a p eの5文字が取れるんですね。
むむ,これはもしや!,と思い,残りの文字,"tuniaev"を並べ替えて,何か意味のある名前になるのかと思い,私はここで職業根性(プログラマです)を出しました。英辞郎から「人名」または「神話」を含む訳語を持つ単語を全部取り出し,"tuniaev"の文字を全部含む単語がないか調べてみました。

結果は‥‥,残念ながら,"tuniaev"全部を含む人名または神話名というのは見つかりませんでした。(汗) まあ,この7文字をベタで使うのではなくて分割されるとか,まだ他にミドル・ネームとかがあるとかいう,可能性はありますけどね。

とすると,
「Severus Snapeを並べ替えるとPerseus Evansになる」
って一体何なんなのか,ナゾは深まります‥‥。("tuniaev"に相当するような名前が見つかったって,どっちみちナゾは深まるぜっ!(笑))



each otherとone another

2004-09-05 01:07:46 | Tolkien・おたのしみ
指輪と箒を両立させている人はあまり多く見かけませんが,私はその少ない中の1人(笑)と思ってます。これは私の箒好きから見つけた事がきっかけで気がついた事です。
ハリポタの英語版には,実はUK(イギリス)版と,US(アメリカ)版が存在します。作者のJ.K.ローリングさんはイギリス人なので,UK版の方が原書,という事になりますが,この2つの版の間には,結構,いろいろな違いがあります。例えば,食べ物はについて,UK版では"chips"と言っている物がUK版では"fries"だったり,UK版では"mint"が,US版では"peppermint"だったりします。
そんな中で,特に気になったのが,ハリポタUK版では"each other"と書かれている所が,US版では"one another"と尽く書き換えられていた事です。これは,ローリングさんが"each other"と書いている所を,わざわざ書き換えているという事のようです。"each other"はイギリス的な言い方で,"one another"はアメリカ的な言い方,とでもいう事なのでしょうか?

ちなみにいろいろな辞書(英辞郎,ジーニアス英和大辞典,リーダーズ・プラス,コンサイスオックスフォード英英辞典,オックスフォード現代英英辞典)を調べてみましたが,どの辞書でも,この2つのイディオムは,ほとんど同じ意味(互いに、相互に)を持っていますが,どちらがイギリスとかアメリカとかいうような事は確認できませんでした。


‥そんな事を頭の隅に置いて,ある時,TTTの原書を読んでいたら,このセリフにぶつかりました。
"Well, Frodo, now at last we understand one another."

これは,映画で,何が互いにわかりあえたかわからない,という事で,物議を醸したファラミアのあのセリフ(汗),の原型なのですが。。。

あれ? トールキンさんはイギリス人ですが,"each other"でなく"one another"を使っているんですね。さらに観察すると,映画ではこのセリフに相当する所は,原書と同じ"one another"なんですが,BBC版LOTRでは"each other",なんですね。

ほう,天下のBBC様が"each other"という事は,やはり,イギリスは"each other"なのでしょうか? ますますわけがわからなくなってしまいました。(汗)

では,トールキンさんは,わざわざ"one another"を使ったという事なのでしょうか?
もし「わざわざ」という事だとすると(ここから仮説です)‥
例えば"another"という言葉には「もう1人の」という意味があります。すると,このセリフには,単にその場にいるフロドとファラミアの間だけでなく,もう1人(‥自動的に,ボロミア)も含んでいると考える事もできます。フロドにとっては,旅の間には仲良くなれなかったボロミアって本来どういう人だったのか,多少なりともわかったかもしれないし,ファラミアにとっては,なんで尊敬すべき兄が,この小さいホビットを傷つけるような事をしたのかわかったという事を示しているのかな,。。。

と,考えてみると,トールキンさんが,「わざわざ」"one another"を使った事にはやっぱり意味があったんだなあという気がします。それにわかり合えたという中にボロミアが含まれていると考えたら,映画のあのセリフって,実は結構意味が通じているのかも。

Run!Run!Run!