Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

すっきり焚いて金鳥

2024-07-01 | 生活
夕立勝ちになったりした。湿気が高くなると、直ぐに蚊が最上階にも上がって来た。攻撃されて、蚊取り線香を焚いた。居間を燻してから寝室でも焚いた。前夜にも飛んでいたのだが殆ど刺されなかった。そして今晩も就寝前に窓を開け放って焚いておく。

実際には最高気温摂氏30度を超える様は夏日は数日も続かなかった。週始めからは雨勝ちで20度にも至らず最低気温は一桁にはならないが涼しくなる。週末に25度に至る程度である。ボールダリングには向かないが、長袖を着れるようになる。

チャットパートナーに書いた。少なくとも具体的なサジェスチョンしようと思っていたことだ。一週間も迷っていた。既に言及した様に、それならとなるとこちらもそれなりの覚悟が必要だったからだ。もう一つは要らぬことをと思われて反発されるのも嫌だったからだ。しかし今までのアドヴァイスは彼女自身が自己消化していて、最終的には真意は理解されていたと思う。ここはリスクを圧してもやはり直ぐに書いておかないといけないと思ったのは、こちらの真意が伝わらないとこれまた自分自身が後悔すると考えたからだ。既読になっていないことにも一寸安心している。想定した様に自己消化して自発的な反応が戻ってくることを期待している。

週末に机の横の衛星スピーカーを見ると穴が塞がっていた。なぜ今まで気が付かなかったのか、何時からなのか定かではないが、いつか家蜂のようなものが飛んでいたのを思い出す。大分以前のことだと思うが、今回初めて前面のスピーカーも外して掃除した。中には蜂の子がいたかもしれないが、あまりにも小さくてよく分からなかった。細く深いネジ穴なので、綿棒を突っ込むぐらいでは掃除出来なかった。今回初めて分解したのだが、毎年の様にそこで子作りをしたのかもしれない。水だけでは蛹臭さが取れなかった。結局薬品と綿棒で清掃しなければいけなかった。そこまですると後に親らしきが飛んできていたが、直ぐに飛び去ったかに思えた。そして今見るとまた一つの穴が塞がっていた。改めて水洗いして掃除すると蛹のようなものが取れた。週末に取れていなかったものだろう。恐ろしい。

掃除してから音出しをすると、ネジを締め直したこともあるのだろうが、透明度が戻って来た。長らくおかしなダムピングが掛っていたのは想像に難くない。1月の生中継でのラディオ放送によるシェーンベルクの室内交響曲一番も良かったのだが、安売りで購入したマルリス・ペーターセンの五枚組CDの四枚目リュッケルトリーダーから「リーブストストウムシェーンハイト」とか、彼女の美しいソプラノが冴える。声が最後に輝く時に録音しておきたかったのだろうと思った。

シャワーのホースを取り替えた。そこには接続のパッキングが付いていなかったので、古いものを流用して使った。ホースの構造自体は今迄のものとは異なって完璧で、見た目も美しく五年保証である。なぜ今のものはあんなに悪かったのか。透明の被膜の下の汚れが直ぐに目につくようになっていた。恐らくそれゆえに全体のシャワーセットが安かったのだろう。しかしこうして廉価でいいものに交換すると、満足のいくシャワーセットとなった。水の勢いで出る感じが、抵抗が弱いのかとてもよくなった。気持ちいい。



参照:
チャーター飛行の話題 2024-06-27 | 雑感
特異日「七人の眠る兄弟の日」 2017-06-28 | アウトドーア・環境
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売り出しに並んだ用

2024-06-01 | 生活
コンセルトヘボの売り出しに並んだ。10時売り出しの最初はサーヴァーが落ちていたが、数分後には並び番号を貰えた。2300番ぐらいだが20分待ちだった。数分早まった。

前日からお目当てのべルリナーフィルハーモニカー公演の一つは売り切れ表示を出していたので、違う目的で並んだ。もう一つの公演も誰が指揮することになるか分からないので、エールフランスの飛行士が再び入る可能性が最も強いのだが、滞在しているとなると安い席を購入してもよいかと思った。

安いと言っても平素のホームの楽団の定期演奏会とは異なって、50ユーロから230ユーロと高価で、殆どルツェルンの音楽祭価格に近づいていた。よって、その辺りも確かめたかった。

それでももう一つの公演も順番が回ってきた時には売切れていて、他のシカゴ交響楽団公演やNHK交響楽団公演の空き席状況を確認した。最も空いていたのはギャラの安いブタペストの楽団に二回興行で、流石に二回で四分の三ぐらいしか売れていなかった。

N饗も合唱団が入るものはその家族なども入るだろうから結構売れていたが、そうでないものは精々日系企業などのスポンサー席が出ていたのだろう。無関係なものがあの高額では誰も買わない。これだけは明白である。

どの公演もけっこう安くていい席が残っていることから考えて世界からのツーリストとスポンサーなどその類の高額席が主力で、客筋はあまり良くないと把握した。

回数券10回で1000ユーロ以上で、その他は定期の人などに出ているようで、実質的な需要はほぼ分かった。

既にアムステルダム近郊に三泊の宿泊をブッキングしてあって、そのキャンセルも直前まで行えるので、来年四月過ぎにでも最終判断すればよい。行けることになるのかどうかは分からないが、先ずは今回は用を為した。今後の販売の様子などを見ていて、先月のヴィーン公演のようにならないかどうかも注視しておかないと信用できない。今回は楽団がキャンセルすことはないのだが、万が一コンセルトヘボがおかしなことをすれば指揮者ペトレンコは直前にでもキャンセルして週明けのブリュッセルから指揮を再び始めるであろう。

その後ケルンとエッセンで指揮するのでより近いところで先ずは聴いていおいて、そしておそらく夏のツアーのルツェルンでもう一度聴くことになるだろう。場合によればフランクフルトで極東ツアー前にもう一度となるかもしれない。

それでも先ずはここという時を逃したくはないので準備万端だけは整えておくことになる。ペトレンコが指揮する九番は既にフォアールベルクで二回聴いているのでその演奏実践の基本はよく知っていて、その都度素晴らしい演奏になるのは疑いない。

あのバーンスタイン指揮を呪縛を逃れて、漸く語れることでもある。



参照:
全てに向けたお別れの歌 2021-10-07 | 音
一人佇んでいたハイティンク 2021-10-23 | マスメディア批評
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複雑系の大波をサーフィン

2024-05-31 | 生活
ゆっくり就寝した。体調は戻ったが肩こりが酷い。血圧云々とかよりも運動とデスクワークとの兼ね合いではないか。時間があるとどうしても座り込んでネットサーフィンとなる。

調べることが多過ぎる。内容によっては読む時間が掛かるものもある。調べる内容が雑多なので、中々行ったり来たりも結構その無駄時間が多い。ブラウザーのタブの数が幾ら整理しても30とかになりやすい。

最近はそういう雑多なことはしていなかったのだが、新車発注から全く普段と関係ない分野で調べるようになって、久しぶりにサーフィンの質が変わった。車両のエンジンの燃焼の挙動迄を見るとなると切りがない。技術的な関心は想像するしかないのだが、ナノ技術によるコーティングとか多岐に亘っていて、そのハイテク度が半端ではないと感じるようになった。嘗ては内炎機関などと思っていたのだが、その制御の次元が異なって複雑に組み合わされることでハイテク化が進んでいる。その技術が終わるというところでその終着点を見たいという動機付けである。

ワインの栄養不足も調べれば切りがない。これはこれでまた全く異なり、生化学的な考察をしていくと手に負えなくなる。実際に化学反応を考えているだけの醸造家であると毎年同じ様に醸造したとしか答えられない。そこが若い人とヴェテランの異なる所だろう。今週末に行く醸造所は先代が黙っていそうもないので、その辺りが勝負かと思う。愉しみである。

しかし、休日前に開けたそれはやはり雑味があって、味が今一つ定まらない。もう一晩試してみるが、試飲と選択に大きく関わる。なにも安くて日常消費ワインを無理して買う必要は無い。

妙に経験値が高いだけに、宿選びよりも時間が掛かるのは劇場やホールなどの席選びである。昨今は価格クラス、座席図だけでなく、そこからの写真やパノラマ像が着いていることがあって、更にその売れ方などを見ると、流石に未知のホールなどでもその音響が視覚と共に分かってくる。これも雑多の情報の集積で、それ程容易な方程式は生じない。だが最終的には今迄の経験から音響を想像してみることが可能となる。

来年のフランクフルト歌劇場での再演オネゲル作曲「ジャンヌダルク」を楽しみにしているのだが、そのトレイラーを観ていて思い出した。今秋にフランクフルトでバムベルクの交響楽団を聴くことになっている事だ。何回か聴いている楽団で前回はシュタイン指揮だった記憶がある。今回は首席指揮者のヒュルサで、マルティヌー交響曲三番を指揮することで安い席を確保しておいた。
Trailer zu »La Damoiselle élue / Jeanne d’Arc au bûcher« von Claude Debussy / Arthur Honegger


ここ暫く最も注目されている指揮者で、バーデンバーデン公演ではつまらないプログラムしかなく指揮者も旧主派のエッシェンバッハとか出て来ないので全く価値がない。上の指揮者はその練習風景を近くで観ただけで本番指揮では聴いたことがない。今バイエルン州で最もいい管弦楽団演奏会と評価されることもあるそれを先ずは確認したい。

屋根裏部屋の窓からシュヴァルツヴァルトが綺麗に見えたのでインスタグラムで先週末に送ったのだが反応がない。さてどうしたのだろうか。



参照:
フランクフルトにやってくる 2019-03-09 | 音
ただの天才音楽家の死 2024-02-10 | 文化一般
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来年の宿泊をブッキング

2024-05-29 | 生活
散髪の予約を取った。今年は涼しい初夏が続いているが、旅行などをするにはさっぱりしていた方が気持ちがよい。来週行っておけば、その次は髪結い屋の夏休み前にサマーカットでやって貰えば、秋までなんとかなる。今回はそれ程短くしないでもいいだろうか。今それ程暑苦しくないからである。

来年の二回の宿を予約した。まだ変更する可能性はあるが、先ずは押さえておくだけで安心で、宿泊が必要ならばそれで全体の予算も定まってきて、催し物への投下価格もそこから自ずと定まってくる。

どうしても新しい車を考えるので駐車場所も考慮に入る。暫くは擦らる可能性の薄い駐車場所となる。スーパーなどでも少なくともパークアシスト機能の付いている車の横に停めるなり、当て逃げされないように気を遣う。

1月のハノーヴァーの公演も30kmほど離れたところに一泊50ユーロのアパートメントを見つけた。なにも一泊であるから最安値を狙ったわけでもないが、駐車場などに困らないゴルフ場などがある郊外にしたのである。決め手はオーナーのらしきガレージの前に駐車スペースがあるようで、道路脇でめんどうなことにもなりそうにない写真だ。ハーノーヴァ―の街中では見本市中にアルコールも入っていて縦列駐車の車を傷めたことがある様に、結構大きな街でめんどうだった認識がある。

土曜の夜に早めに公演も終わるので、国立歌劇場の近くで食事でもしてとは思うのだが、それよりもゆっくりと宿で夜食をした方が飲酒運転も避けられて、そしてなによりも知らない街道やビーレフェルダーに通じるアウトバーンを走れるのが嬉しい。いいところならば帰路に昼飯も摂れる。

厳冬期に野外に駐車しても困らないのは、冬タイヤ装着としたことで500ユーロ近く取られても洗浄液が温められることで視界が確保でき、そして四輪駆動なら怖いものはない。精々融雪剤に塩がばらまかれた冬道を走った後に出来る限り洗車することぐらいを漸く習った。新しい車なら宿まで五時間ぐらいは可也自動で走れるので問題ないだろう。渋滞に巻き込まれても食事でもしながら勝手に走って貰える。

週末の試飲会を考える。出来るだけ天気のいい日に行きたい。何日に行くのかまだ分からない。前日が休日だというのも人出などの影響がある。試飲するとどうしても帰路は酒気帯び運転になるのも考えなければいけないところで、あまり眠くならない時刻に帰りたい。

ここ暫くは最ものんびりした日曜日に行くことが多かったが、今回は休み明けに早めに出かけて、夕方早めに戻ってくるか、帰宅前にワイン地所を歩くかするのもいいかと思う。兎に角酒気帯びで事故を起こして車が乗れなくなるのだけは困るのである。

復習と予習を兼ねてもう一本ぐらいそれまでに開けてみるのもいいかもしれない。いいかどうかは分からないが、昨年よりも本数を買えるような気がするので、ヴィンテージものをもう一度しっかり確認しておくべきだろう。



参照:
英国人指揮公演の梯子 2024-05-28 | ワイン
着氷をバルコニーで考察 2024-05-23 | ワイン
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旨味ある経費削減

2024-05-27 | 生活
引き続き旅行の準備をしている。バーゼル行の時間配分が決まったのでより都合の良い宿を見つけた。朝食無しの旅館からアパートメントに移して10ユーロ安くなった。以前は見つからなかったが直前になって沢山出て来た。安くていいだけならばフランス側にもあったが、一泊で無駄な時間を使いたくないので、今回はいつものシュヴァルツヴァルトとスイス国境の間に見つけた。すこし山に入るので安いが、バーゼル市内のコンサートホール最寄りの駐車場まで日曜日なら通行税を払わずにも問題なく20kmを40分ほどでいける。19時始まりなので、アパートを17時過ぎに出れば国境越えも御の字だ。

アパートメントは20平米の広さ55ユーロで、なによりも大きな冷蔵庫が付いているので、昼食を友人のところで摂れば、夜食と朝食を持って行くだけで無駄な現金が必要ではない。幸い20フランケン持っているので、駐車料さえカードで支払えれば問題がない筈だ。そしてアイスボックスが帰宅時にも活きているので復路のスーパーでの買い物が容易になる。兎も角10ユーロ削減できたのは嬉しい。

先日購入したケーキは二種類とも美味かった。一つはラババ―でもう一つはリンゴだが、両方とも上手に高級なものだった。オーナーはケーキ職人で、やればできるというかいい徒弟が入ったのだろう。売値と材料費が合わない気がするが、いつものお客さんには嬉しいご奉仕となる。こうしてあたると今後も良さそうなものを見かければ試してみたいと思わせる。2,60ユーロは安い。

現在予約してある宿は、6月の二軒、8月の一軒、10月の一軒だけだ。1月のも準備しておこうかと思う。こうして経費削減していくのは嬉しいのだが、嘗ての電話やファックスの時代に比較して容易ではあるけどネットで知らべるにはそれだけの手間が必要。時間の空いた時にバッチリ計画しておいて、限られた道中には計画通りというのが考え方である。

なるほど嘗ては知らない街でうろうろの体験がそれだけで旅情になっていたのだが、流石に今は用事があって出かけるだけで、未知の体験を求めてということは少なくなっている。その暇もないというしか言えない。

それでも旅行自体がエキサイティングな時はやはり良く出かけたと思う。車での長い運転が辛くなったのも無駄のない移動に拘るようになった由縁だ。なにも30年までも一日に1000kmも運転したら疲れて、翌日は何も手に付かなかった。そうした徒労を最初から避ける様になっただけに過ぎない。そこで期待するのがやはり自動運転機能である。

実際に従来からのオートクルージング機能も急がずに燃料節約を掲げて走れば疲れは最小限になった。アクセルを指先で弄って極力ブレーキを掛けない運転は楽である。そして今回新しい車に求めたのはより高速で自動運転として、自分でブレーキを踏まないでも追い越しをしてくれて、自動的に戻ってくれて、尚且つ高速で安定してはして呉れる機能である。ザルツブルク往復日帰りの1000kmを再び熟せれるようになるかどうかが試金石である。

夢の中でギアがごしごし鳴っていた。遂にと思ったが、あれは夢だったのか何か。なんとか最後までお役目を果たして欲しい。



参照:
ワイン祭り避難計画2024年 2024-05-26 | 暦
噴水の鴨に弄ばれる 2006-03-26 | 文化一般
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自己最高額の普段履き

2024-05-11 | 生活
靴を購入した。何が買えるか分からなかった。ざっと見ると、今履いているよりいい靴は見つからなかった。諦めて内履きを物色した。こちらの方は生地を張っているスペイン産が廉めで、如何にものモヘアになっているようなものよりもお得そうだった。初夏に冬物を買うのであるから置いておくだけなのだが、寒くても余りふかふかしたものは汚れもあり、足が不快になるので買わない。30ユーロ以下で綿のものとなれば、毎回右親指の肉球に穴が開く現在使っているものを買いたくなかったので幸いだった。そして靴下さえ履けば暖かそうだ。なので何時も大きめを購入する。それでも痛むのだから仕方がなかった。サイズとして41から44迄あったが展示品しかなかった43を購入した。25ユーロ以下だった。

さて、探し回っても普段靴のいいものが見つからなかった。今履いているサラマンダー社のはそこの店では扱わなくなったようでブガッティと称するヴェストファーレンの靴が多く並んでいた。明らかに安いのである。今の靴を履く前には70ユーロぐらいで狙っていたのでそこから選ぶことになったと思うのだが、何かデザインがどれもこれも定まらず、何よりも廉いのは内側が皮革でなくておかしなゴムのような素材が使われていた。耐久性以前に不快だと思ったので、手が伸びなくなった。

そうなるとネットで購入するか向かい側の対抗店を覘こうかと思った。そこで最後に五割引迄の靴棚売りを見ると、119ユーロで使えそうなものがある。既に足を入れようと思って簡単に入りそうになかったので断念したのだった。しかし他に可能性がないとなると入れてみるしかない。英国サイズ7は履いたことがあっても小さくて痛むのが早く、足も最初から痛い。入れてみると意外にすんなりと入って長さが余った。これなら使えると思って反対側を探すしてもないので、調べて貰うと、隣にある赤札159ユーロがもう片一方だというのだ。これが119ユーロになるなら買うといってPCを調べて貰うとOKだった。

実際に足を入れてみるとすんなり履けて歩ける。そして正価を見ると260ユーロ、ネットで調べると300ユーロの定価。成程材質も靴の仕上げ自体も悪くはない、今履いている靴よりも明らかに上等である。前回の時も110ユーロの価格の割には出来がいいなと思っていたら、やはり小さめのサイズ42で長い距離を歩けないことは最初から承知だった。

今まで購入した靴で山靴や盛装用以外では最高額の靴である。オランダの老舗のモード靴メーカーのようでドイツ進出は比較的最近らしくデザイン性は良いが高価ではなかなか売れない。売れ残り展示現物処分品である。この靴と同じような黒い英国製の紳士靴は以前使っていたのだが、同じサイズでも小さく足が痛くて無理して使っているうちに底の皮革に穴が開いた。雨の日の替えがなかった。これは茶色であるが、天気が悪くてもジャケットやジーンズの時にこれを履いて劇場にも出かけられるだろう。

新車が入るぐらいまでは現在のものをスーパーなど買い物に使えれば、お出かけの時に今回の靴をちょこちょこ使って、一張羅の靴を休ませることが可能となる。それが一番いい使い方ではないか。まさか今時119ユーロで真面な作りの靴が買えるとは思っていなかった。場所が場所で山の中だからこれが売れ残っていたのだろう。ワイン街道から40分以上掛けて買いに行く理由である。

踝が当たったり硬質だったりして、履き心地が似ているのはそのスリットや繋ぎの入れ方など構造が同じだからだろう。あの靴よりは大分楽なので履いているうちに足に馴染んでくると思う。



参照:
玄人が足元を見ると 2019-09-07 | 雑感
茶色のファッション靴 2013-06-25 | 生活
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新調する前に充電池を

2024-04-30 | 生活
ワイン祭り避難で二枚のティケットを購入した。使えれば60ユーロだから交通費宿泊費に比べれば安いものだ。それでもそこまで行くには何かイヴェントがないことには動機付けも出来ない。逆に双方とも避難中のお慰みだから態々出かけるだけでさもなければそんな遠くまで行く価値のあるものではない。どちらかと言えば会場の音響とかそういうものを確かめて来たいという感じである。

勿論ミュンヘンまで車を走らせればいつものお買い物もしてくる。無駄足には絶対できないという感じである。こういう場合も現在の車を大破させずに立ち往生させずに記念撮影も無しに大事に走らせて行って戻って来ることが最大の目標である。そうなれば決して高価な旅行とはならない。今日時点で走行距離は二十八万八千三百七十三キロであるからまだ一万二千キロほどは未だ乗りたい。

髭剃りを新調しようと書いた。詳しく調べるとそこで売っているリチウム電池で現在使っている髭剃りも動きそうなのが分かった。早速交換が容易に可能なのかを調べてみた。全く問題がなく綺麗に開けられて、パナソニックが少なくともエンドユーザにはとても良心的な会社だと分かった。防水機構なので勿論公式には奨めてはいないのだが、あまり大きな問題になる機構にはなっていない。

替え電池はないのだが、新調する前の今試して見る価値があると思って敢行した。電池を外すと放電するのか、フル充電してあった筈だが一旦電源が入らないようになったが、通常の様に充電モードにすると再び電源が入るようになった。

さてここで再び充電してみる。これでそれ以前同様か、それともそれ以下かより充電量が上がるのか試してみなければ分からない。通常ならばリチウムの限界だと思うのでどこかで充電できなくなる筈だ。そうなれば新しい充電池に交換すれば以前の様に一週間以上は使えるようになるかもしれない。

替え電池が容易に入手可能か、海外からの輸入に頼らなければいけないかは分からないが、今後のことを考えれば新調するにしてもとてもよい試金石となるだろう。これで再びフル充電で長持ちするようになれば充電池を購入して何時か交換すれば新調する必要もなくなる。

何も変わらなければ新しい電池を早速入手して、試してみる。新品の様に使えるようになれば、新調するにしても予備が出来る。慌てて新調する前提が無くなる。当該のリチウム電池は日本では678円なのだが、こちらでは廉くても送料込み10ユーロ程で20ユーロ近くまでするようだ。

暫く使ってみると同時により安い使える電池を探して試してみなければいけないだろう。それで新調を伸ばせるかどうかが定まってくると思う。

車でもなんでもそうだが、最後の最後まで使い切れるような製品がなによりも自然に優しく資源の無駄にならないので購入者の使用者の心が安らぐ。



参照:
月末調整の発注計画 2024-02-23 | 生活
揉み上げの恐怖に克つ 2014-12-28 | 生活
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食事の質よりも水分摂取

2024-04-24 | 生活
べルリナーフィルハーモニカーの新シーズンのプログラムが発表された。個人的に興味があったのは米国ツアーとマーラーフェスティヴァルツアーなどのツアー類で、本拠地でのそれは可也薄く、先に発表されていたベルリンのフェスティヴァルにしてもリームの「インシュリフト」のみでとても保守的なプログラムである。新曲もコロナで初演が流れたスランカの曲でその後に「田園」などが続くことで内容が知れる。

復活祭も第九と「蝶々さん」で全く刺激がない。恐らく全く異なったことを考えているのだろう。エンゲル指揮の予定がまだ出ていないので分からないが、ベルリンの方に行く機会はないだろう。

それ以外には夏のツアーの続きのプロムスでは「我が祖国」にシューマンの協奏曲のおまけがついている。そして米国ツアーではハーンを独奏にベルリンから始めるのかと思ったら、出来上がっているところに現地で乗るだけになっている。これも想定外だった。

それでも既に決まっている5回の演奏会と3回のオペラ以外に3回の演奏会には出かけることになりそうである。このシーズンは13回の演奏会に3回のオペラだったので5回の演奏会分は減る。

指揮者ペトレンコの仕事の内容も若干変わって来ていて緩くなっている感じがあって、その登場回数は変わらないでもアウトプットは明らかに少なくなっている。恐らくその次のザルツブルクの準備が忙しくなってくるのだろう。

摂氏10度近くあるので裸で走ったら震えた。それでも陽射しがある所でも最早何かを羽織るつもりはない。一般的にアープリルヴェッターと寒の戻りのようなものがあるが、今年は復活祭が早く、四月には順調に暑くなっていたので、この寒気は激しい。つまり復活祭過ぎても雪が降ったりするのは驚かないが、これだけ強い陽射しで気温が低いのはあまり経験したことがない。山の上とかではまた湿気も異なる。恐らく何十年に一度程度のことだと思う。

なるほど復活祭後もヒーターが欲しくなることはあるだろうが、陽射しを一杯入れて一切切ってあるので足元の冷え方が尋常ではなくなり、膝掛が必要になった。夜間は昼間の太陽光の赤外線でベットカヴァー無しに丸まって就寝可能だ。しかし、冬迄着ないと思っていたジャージのパジャマに再び袖を通すことになった。食事も以前ならば健康の為にと控えていた分も夜食してエネルギーを蓄える。太らない様に運動量を上げることを考えなければいけない。

紅茶や煎茶のお陰で最近は水分の摂取が少し変わってきている。コーヒーの量は減らしていないが、寒くなってくると暖かい飲み物が欲しくなって沸かして淹れる習慣が付いた。これで少し変わったのはお通じではないかと思う。尿の方はそれほど酷くはならない一方、排便の状況が改善した。走ることで補っていたのだが、食事の質よりも水分の適切な摂取量の影響が多そうだと感じる。夜中にもそれによって目が覚めることがないのも快調である。



参照:
未解決か眼精疲労 2024-04-16 | 生活
訪れた夜尿症の朝 2020-06-26 | 生活
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未解決か眼精疲労

2024-04-16 | 生活
ここ暫くは肩などが凝って厳しい。サハラの黄砂も来ていたりして、体調を壊している人も少なくないようだ。もっと感じるのは陽射しの強さと気温の変化で血圧などが上がる傾向もありそうだ。もう少し運動の負荷を上げていければいいと思うが、同時に疲れも取れなくなる。週三回走るだけでも肩が凝るのは力が入るようになっているからだろうか。コロナ期間からのリカヴァリーがまだまだ完璧ではないと感じている。そして眼が疲れやすいのは変わらないので、どうやって休めるかである。

日曜日は新車発注の為のコンフィギュレーションに時間を割いた。最終的な裁定は、エンジンの指定とその他の複雑なシステムパックの調整になる。前者はハイブリッドなのでオットーモーターとEモーターの使い方に関わる。

試乗した車がよかったのでそれでいいのだが、もう少し静かな方がいいということで、どうも全く同じハードながらオットーの出力を落として、Eの割合を強くしたものとの選択になる。エンジン開発関係者に言わせるとやはりオットーが強い方が有利になりそうだ。耐久性もEよりは明らかに長いので、購入価格で数千ユーロの差も出ない上級車を選ぶことになると思う。年間の維持費も距離を抑えて、アウトバーンを減らせば2000ユーロ少々で納められそうで、税金と保険の価格だけの差になるだろうか。

嘗ては同じカロッセリーならばエンジンが重くて燃費は悪くなっても車重が重い方が快適性が高かった。しかし今回は車重も同じでエンジンの使い方が異なるだけなので迷いに迷った。しかし、新聞評などを総合してもやはり試乗車の大きさの方が上の理由から完成度が高いと認識した。やはりハイブリッドの問題は違うところにあったのだ。

実はそれに絡んで試乗車が遮音ガラスを使っていたという話しがあったので、どうもそれが見つからないので問い合わせると、少なくとも現在は遮音ガラスはビジネスシリーズには使っておらず、遮音はどうも年寄り向きに準備されている感じになっている。ここ数年はノイズキャンセラーを使うようになっているので、判断が付きにくくなっている。特に冬タイヤの選択も大きいのでなんとも言えない。

夜中にアウトバーンを飛ばすことだけに留意して選択することになるだろうか。居眠り防止のカメラは、現時点ではアルコール検出カメラにはなっていないが、酔いが回って眼球がうろうろするようになれば、警報が鳴るだろうと思う。少なくとも自分自身で注意しなければいけないと思っている点は網羅されている様子だ。積雪のホワイトアウトの時にどうなるかの記載はない。車線維持がラインが消えていると難しくなるのではないか。

先日入手したダージリンのファーストフラッシュは香りも味もそれらしく前回のものとは大分異なる。二倍ほどの価格差は認められるが、逆に紅茶の場合はどのように熟成されているかが重要で、この辺りが日本茶とは異なる要素である。

愉しめることは間違いなく、それをどのように作業して出しているか。その茶をどのように選択しているのかなど、詳しく調べない事には分からないことは多い。ワインの果実とその出来上がりとしての過程を知っていると、どうしてもそういう所に拘りたくなるのである。



参照:
有機初摘みダージリン 2024-01-21 | 生活
盛夏の様にはならない 2022-06-16 | 暦
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色々とお試しの季節

2024-04-08 | 生活
土曜日は夏日和になった。朝9時過ぎには車外温度計が20度を超えていた。走っていても背中がじわじわ暑くなった。帰って来てからもTシャツ以上のものは着ていない。週明けには摂氏30度近くになるようだが、直ぐに賛3度ぐらいまで冷えるらしい。次に走る時は新しいショーツを使うことになるか。

ベットのシーツ類も替えた。これで六月ごろに盛夏のものに替えるだけである。気持ちよく眠れる。衣料虫除けも新しいものに替えなければいけない。

ブルーレイを他の方法で再生しようと思って、コピーしたものを使うとLinuxでも再生可能となっていた。一年以上前に作ったので何ゆえにか忘れていた。要はコピー保護があるので通常のVLCでは再生されない。しかしコピーしたブルーレイROMからは再生できるのだ。これでLinuxで問題なく再生可能となる。つまり、コピー保護のついているブルーレイも一度解体して仕舞わないと使いにくいのである。前回は更にハードディスクの場所が36GBも消費するので一枚一ユーロでも50GBのROMを焼いたのだった。

さて、今回も同様にやろうとしたのだが、上手く行かない。この間にMkMkvという平素使っている映像ファイルに変換する無料ソフトが有料になっているようだ。コピー保護の関係のようだが、基本的にはブルーレイのコピーは全く問題がない。しかし、それではLinuxで再生出来ないので不便になる。対処策は幾つかあり得るが、最悪モニターコピーでMkv化して仕舞えばアーディオも若干のアップサムプリングで、映像は適当で構わない。そもそも音楽ファンにとっては映像なんて付け足しでしかない。但し映像と音声がづれるのは困るだけだ。音楽劇場作品を如何に大画面で本番擬きで観ても何一つ体験にはならないということだ。

劇場での席選びもそうで、特別なエコーがあるなど視覚と聴覚に差異があるのがもっとも具合悪いので、遠ければ遠いだけの体験が叶う。寧ろオペラなどは天井桟敷の人々に囲まれるぐらいの方が迫真感が伝わって強い体験が可能となる。劇場体験とはそういうものである。

今年最初のアスパラガスを食した。いつものように買った屑を今回はバター味で牛肉と炒めたのだが、あまりクリーム煮になっていなかったので味が薄かった。次回は中華にするかもしれないが、その次はもう少しいい味にしたい。リースリングに合わせた結果であった。

先月に北海道からお土産で頂いたレーズンの入ったバターサンドに残っていた最後のダージリンを淹れた。1月19日に250gを発注して、毎晩のように淹れたファーストフラッシュだった。13ユーロで10週間ほどで消費した。高いか安いかはなんとも言えないのだが、煎茶がなかったので頻繁に淹れた。香り味ともにビオ農業風で自然な感じではあり飽きは来なかったのだが、続けてもう一度というほどの魅力はなかった。そこで今回は同程度の予算で100グラムのものを発注したが、倍の美味さであるとは全く思っていない。適当な価格でこれというものが見つからなかったので、それ程悪いものではないだろうという期待でのお試しである。少なくとも数週間は試せる。



参照:
Velvetの風合いの響き 2023-01-08 | 音
舞台に合わせた音楽演奏 2024-04-07 | 音
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歌曲の会で初めて聴く

2024-03-14 | 生活
週末の準備である。先ずは楽譜を一部落としたが、歌曲は一曲一曲見ていかないと混乱する。幸い同じプログラムを既にケルンで歌っていて、そのプログラムがあったので落とした。休憩を入れて殆ど二時間程時間が掛かるようだ。

ブラームスの歌曲の歌詞も載っているのだが、先に読もうかどうしようか考えている。ブラームスのシムプルな民謡を目指す作風にどうすれば最も上手くお勉強が出来るのか?

ゲルハーハーのプロフィールを見ると、今迄この当代筆頭の人のリーダーアーべントに出かけたことがないのに気が付いた。結構機会はあったのだが出かけることはなかった。今回も本当はもう少し小さなところでと思っていたのだが、比較的近いのでこれだと思った。

そこにはやはりオペラでは「タンホイザー」のヴォルフラムと「パルジファル」のアンフォルタスは別格に書かれられていて、どちらも体験しているので、初めてとは思わなかったのである。伴奏のフーバーも生では聴いていないようだ。これは俄然楽しみになって来た。

その公演が16時から開かれるのだが14時からブラームスのグローバリズムへの講演がある。出来ればその前にヴィースロッホの醸造所に寄りたいと思っているが時間があるだろうか。

歌曲の会が終わってから、次のコンセルトヘボ楽団の六重奏とセレナーデの演奏会まで一時間半ほどの時間がある。街の中なのでどこかに腰掛けるのは全く問題がないのだが、長丁場なので考えとかなければいけない。少なくとも前夜は熟睡しておきたい。出来れば前日に走っておきたい。

ラマダン絶食期間で、甘いものが堪らない。肉食を控えると追々アルコールも進まなくなるので、愈々甘みが欲しくなる。先日パン屋で購入したリュッブリが途轍もなく美味い。今迄はここまで美味いと思ったことはない。恐らく蜂蜜が入っていて甘みもあるのでこの時期にこそ美味いのかもしれない。今迄はただのニンジンケーキかと思っていたのだが、そのリュブリの名前はスイス語風でなんともいい。イースターの兎にかけたのだから季節ものなのかもしれないが今迄はそのようには感じたことがなかった。兎に角甘みがおいしいのである。2022年にも書いているのだが、今回の様には美味しくなかった。糖分を増やしたか?価格は何故か落ちているようだ。

ここ暫くは冷えても暖房を付けないので、仕事中に膝掛を掛けることにしている。上半身よりも足元が冷えるのが今頃の室内の特徴なのかもしれない。そして午後の熱い紅茶がなによりも身体を温める。摂取カロリーは落ちていないのだろう。体重も減少する様子は全くない。

パン屋に向かうのに距離は伸びてもバイパスを通ることで全体の買い物の時間を短くできることが分かった。バイパスも延長されているので、場合によってはもう少し近くからアクセスできるようになる可能性もある。今回は甘辛双方とも満足である。



参照:
あとから仄々思うもの, 2022-03-18 | 歴史・時事
とても峻別し難いロマン派歌劇, 2017-05-27 | 文化一般
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難しい重量配分の重要性

2024-03-11 | 生活
二十年以上振りで直った。バスへのドアーの底がタイルにひっかる現象は新装の部屋に住み始めて十年以内に起きていたと思う。床が濡れたり、衣紋掛けをドアに吊るしたことで、ドアの底が膨らんで、上のヒンジが下がって来て起きていると感じていた。勿論出入りに支障が出るものでもなく、開く時に自動的にブレーキがかかる程度の感じであった。

しかしここ数年で明らかに底が擦れて停止するようになって来ていた。いずれ改装することもあって放っておいたのだが、ドアが軋むよりも気持ちが悪いので、上のヒンジが緩んできているものと思って、修正するべき叩いてみたり接着剤で補強したが、直ぐに元の木阿弥となった。

そうなればドアを外して、ヒンジの根元を埋め替えなければいけないと思った。ドアーはそれなりに重いので、思い切りが必要だった。外してヒンジの根元を抜いて、そこに接着剤を塗布して叩いて埋め込む。この際にヒンジを洗って通常は手が届きにくいところを掃除しておく。

所定通りに24時間はドアを外したままにしておいた。完全に乾燥したかどうかは確かめようがないが、嵌めてみることにした。足の甲を使って持ち上げながらと思ったが、重くて二つのヒンジの穴を合わせるのが難しかった。そこで板とバールを組み合わせたりして、ドアの底を浮かしながら二つの穴を合わせた。

そこで気が付いたのは、上のヒンジの方が若干上付きで、下に合わせただけではまだ上は入らない。要するにドアの荷重は上のヒンジの方が多かったということで、非合理が分かった。上のヒンジの方が遥かに梃子が掛かるのにである。薄々問題点は安普請の内装にあることが分かってきた。

そこでやることはその高さを調整することで、ヒンジの差し込みにリングを挟めば高さが調整可能となる。上手く手元に硬いパッキングリングがあった。少し考えれば、上に嵌めるよりも下のヒンジにリングを嵌めることで、荷重バランスを下のヒンジに集めることが可能だと分かった。

リングの厚さ0.5㎜でも上がれば上のヒンジでの梃子も大きくなるが、荷重が少なくなるので絶対有利になる。完璧であるが、これで上のヒンジが緩んできても簡単には底をつかない筈である。要するに建て付けが悪すぎたのだ。こういうことはリフォームを履行するときの参考になる。

車も一番難しいのはカロッセリーの荷重配分だと思う。BMWが取り分け優れていたのはそれで、後輪駆動を前提としてもメルセデスは前への切れ感が鈍かった。前後の車軸への分散が半々の筈だが、ブレーキで頭を突っ込むと変わる。四輪駆動になった場合のBMWはどんな感じになるのだろうか。



参照:
これ以上にはない車 2024-03-09 | 雑感
大工仕事が得意な素人 2017-07-26 | 生活
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月末調整の発注計画

2024-02-23 | 生活
そろそろ月末調整である。必要なものを購入する。先ずは次の遠出の為にエンジンオイルである。既に同じものを12回購入しているようだ。200ユーロにもならないので安いものである。一時は油漏れも心配されたが、特に床が汚れる様子もないので30万キロメートル間近の車両としては悪くはない。エンジンの中で燃えるのなら全く問題の無い量で、現在の目算としては500kmの走行に対して200㏄準備しておくぐらいだろうか。

次回はバーゼル近郊なので往復でほぼ500km程になると思う。未だ車庫にはその分ぐらいは残っているのだが、その後のバーデンバーデン6往復なので、走行距離は1200km以下、それ以外にハイデルベルク往復などもあるので、平常走行とで1リットルあれば足りる。

同じように計算して購入した不凍液は結局殆ど使わないでも済んだ。やはりこの冬は暖冬だったとなるだろう。雨が降って、気温は上がらず疲れが出た。ここ暫く以前の長いコースなどを走って汗を掻いて風邪気味になったこともある。

長袖下着を脱いでから二週間以上経つ。それだけ暖かかったのだが、それ以降暖房を絞ってからも半袖で十分である。但し膝や足元などが冷えることもある。これが堪えたのだが、春の暖房の逆上せる様なのは嫌いである。

発注序に下着も加えておきたいが、未だ衣料防虫剤を購入するには早く、さて適当なものはないのかなと探している。その様な感じで購入したものでは、ミクロファイバーの皿拭きがある。これは盲点だった。乾きも早く、上手に水分をまさしく拭って呉れて、更にその儘擦ると磨き効果もある。皆が良い評価をする意味が分かった。

タブレットのストレージを回復したので予算が出来た。次に必要になりそうな懸案の髭剃り器である。2014年11月にパナソニックのものを購入していて、予想外に今でも使えている。これはブラウンとかではあり得ない耐久力である。ブラウンも昔はクロンベルクで製造していてドイツ製であったがジレットの傘下になってからは価格だけの安物アメリカ製品となっている。二度と手を出すことはない。

パナソニックで壊れると思ったボディーのプラスティックは健在で、充電池だけが二回の使用ぐらいにしか堪えられなくなっている。小旅行にも充電コードが必要になった。当時の購入価格は14000円ぐらいであったので、一年に1400円、月100円ぐらいに替え刃が二年で6000円とすると月150円にはなっていない。受け入れられる価格である。

同様の製品は20000円程に上がっているのだが、替え刃が同じというのは有難い。こういうのも購買意欲になる。まだ慌てる必要は無いのだが、何時壊れるかも分からないので購入準備だけはしておく。上手に安く入手可能な時に手を打ちたい。そして替え刃が同じなら先に替えておいても損はないのである。

先ずは次回の公演の為のヒッチコックの映画「ブラックメイル」にも目を通しておかないといけない。音楽は仕事しながらでも流せるのだが映像となるとそうはいかないので、そういう時間がなかなか取れないでいる。映画好きの人は生活が違うのだろう。



参照:
次のお出かけに備えて 2023-04-22 | 生活
私のメリークリスマス 2014-12-25 | 暦
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ストラスブールの市街地

2024-02-06 | 生活
久しぶりにストラスブールの市内に入った。前回は20年ほど前だった可能性すらある。コルマーとかは頻繁に出かけてもより大きな都市の市街に入るのは車では億劫だ。調べると人口は27万人ほどしかいないので、マンハイムの30万に及ばず隣のルートヴィヒスハーフェンの17万と加算すると50万に近い大都市圏ではない。しかし、可也人が多い感じがして、結構都会だと感じた。

やはりグランデーストのバーリェン行政圏だけでなくて、EU議会などがある為か。フランスでは七つ目に大きな都市らしい。そのように今回のオペラ劇場の駐車場へのアクセスは初めてで、あんな運河に架かる小橋を渡って小路を走るのも初めてだった。それもコルマーあたりだと明らかに観光歩行者天国のようになるのだが、街のトラムの横を走ったりでなにか昔の京都市内の様な感じであり、まだバーゼルあたりの方がドイツ語圏で道が分かりやすい。

バスラインに自転車があってと明らかにパリなどよりも細々している。ベルリンのようなスピード感はないのだが、小路の小ささと歪み方はフランス独特で、ボルドーなどよりも細々感がある。特に暗くなってから入るととても見にくく、信号無視で人が歩いているのでこれまた厄介だ。ああした公共の施設の駐車場を目指さない限り普通は停めない小路の奥にあり、ナヴィがあり乍らリエントリーした。

しかし慣れて仕舞えば近所にカフェーなどもあり使えるのは分かったが、少なくとも駐車料金は2.5ユーロではなくて4ユーロ取られたのは、公演までまだ一時間以上の時間があったからだろう。通常料金は街中だけに高いようだ。

プログラムの10ユーロはオペラ公演で歌詞も入っているので良しとして、合わせて14ユーロ支払うことになるから、結局バーデンバーデンの祝祭劇場と変わらなかった。敢えていえば不愉快なのは入り口でセキュリティーチェックがあってと、如何にも爆破テロなどが多い警察国家フランスである。ミュンヘンでも事件中でも一度も経験したことがない。

途上で買い物も給油もしたので、16時に出て18時半ごろの車庫入れ、19時30分開場、20時開演、25分間の休憩、23時30分駐車場で、走行時間1時間18分ほどで帰宅は24時56分となった。走行距離は往復で250km程になり、フランクフルトと同程度であるがスピードが遅いので走行時間は夜中でもそれぐらい掛かる。シュトッツガルトよりは近く、フランクフルトよりも慣れればお気楽というぐらいか。

オペラの内容は改めて記すとして、結局外出時間は9時間程だった。やはり疲れた。その後ロレーヌのクシェなどを食してブルゴーニュワインを飲み干して寝入ったのは未明3時に近かった。

興味深いのは途上のいつものスーパーから50キロ以上あっても30分ほどで着くとあって、バーデンバーデンとあまり変わらないのは、やはり高速道路を走るからであろうが、やはり街中は慣れないと渋滞の中で道を間違って時間が掛かる。しかしコルマー迄入るとなると結局ストラスブール近辺の渋滞に巻き込まれるのである。

はっきり言えるのは、今回のようなフランスで頂点の公演があれば、幾らでも行きたいのだが、次は何時になるやらと思うだけである。特別な機会だったと思う。



参照:
乾かないレチタティ―ヴ 2024-02-05 | 音
フランケンタール窯の興亡 2005-08-15 | 文化一般
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今後の可能性を探る

2024-02-04 | 生活
昨年の電気量清算が来た。11月27日計測根拠で差し引き使用量は1944kWhとなった。つまりここに実測値として含まれているのは、2022年12月からの冬籠り体制での電気使用量で、2023年の冬の冬籠り体制無しの使用料は含まれていない。LED化を2023年2月に行ったので、それ以前の3か月分の光料が含まれている。

最終的に2022年の1929kWhと2017年の1707kWhを最小に増えている。それ以外のところで増えていたのは間違いない。

考えられるのはオーヴンとアイロンと洗濯機だろうか。それ以外で増えそうなものは殆どない。コンロと冷蔵庫を交換しない限り好転は見込めなくなった。1.5人家庭平均なので事務所兼用としては許容範囲である。前払いが月々1ユーロ上がるが、支払金額の総計は、差し引き殆んど現状維持である。先ずはこれが重要だ。

すっかり忘れていたストラスブルクのオペラ公演の残券があったので、とても悪い席で価格的には合わないが、交通費と駐車料でバーデンバーデンと殆ど変わらないので、出かけようかと思う。他の日程にとかもう少し安くとかも考えたのだが、例えばコルマーによりよい席で安く出かけようと思っても、来月になれば又状況が変わっていて、また忙しそうなので、先ずは出かけておこうかと思う。やはり、フランクフルトに行くのと変わらないところで、価値のある催し物があれば行かざるを得ない。ルクセムブルクの演奏会の様に特別な音響があれば二時間走るのはやぶさかではないが、催し物にどこ迄遠方に出かけるかはそれなりの値踏みをしなければいけない。

通常ストラスブルクに迄行く価値のある催し物はなく、今回のリルの劇場との共同制作は価値がある。パリやリヨンに迄出かける催し物などは殆どないわけであるが、また先月エンゲル指揮の新制作があったようにジュネーヴとなると同じように遠いのでその価値は殆どない。簡単に6時間ぐらいで行って帰って来れるとなるとやはり違う。因みにここワイン街道からであると、シュトッツガルトの方がストラスブルクよりも遠く、交通量も多いので、所要時間も長い。

勿論ストラスブルクは都会なので買い物もできるのだが、今迄でも何回も出かけていてそれ程の利点は見つからなかった。今回も往路でいつものスーパーに立ち寄って買い物をして、アイスボックスでストラスブルクまで運ぶ方が有利ではないかと思っている。

精々、サヴォワのチーズと海の幸と野菜などいつもの夜食類ではないかとも思う。次回南へと車を走らせるのは3月のレーラッハでのヒッチコック無声映画会であって、フランスでの買い物は一月のベルリン行の前に続いてとなる。

一月に一度ぐらい立ち寄るのは決して悪くはない。ブルゴーニュの開けやすいワインも一本日曜日に開けても、もう一本なにかを補填できればいいようにも思う。当分ミュンヘンにも出かける予定もなく、もう少しフランスで買い物をするのも価格も含めて悪くはないだろう。

お試しで悪い席でも機会があれば出かけておくとまた今後違う可能性が増えるかもしれないという事だ。



参照:
今年度目標は2%削減 2023-01-30 | 生活
一昨年より昨年より今年 2022-01-31 | 生活
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