マーラー作曲第八交響曲、再び第一部に戻ってみる。第二部との関連にも気を付ける。とても沢山の材料があって、死の足音を聞いた指揮者クラウディオ・アバドが「やり尽くした」とこの曲の指揮を拒否したことを思い出している。その演奏の編成規模や構成だけを見ても指揮者にはその力が無く、振り切れる自信も無かったのだろうと主に技術や体力面で考えていたが、それ以上にこの曲にはまさに聖霊の霊感が迸るようなところがあって、それが滝から奔流となって押し寄せるようなところがある。死を身近にした人には到底感受出来るものではなかったかもしれない。
嘗ては、その規模の大きさとかから、圧倒的な威力とか息吹をこの第一部に期待していたが、今は大分その音楽的な内容に足を掬われるような気がする。ペトレンコ指揮の初日の公演評にもあるように、「この交響曲が素材の、色彩の、形式の、編成の多様性にばらばらとなることなく、尽きない流れのフローを有していることを、集中した演奏で示した」となるが、その奔流は当然ながらのアンサムブルの質を超えて存在するガイストとしか思えないのである。
もう一度、ミヒャエル・ギーレン指揮の録音を聴き直した。第一部の詳細ももう少し分かったが、第二部の問題の長い大きな流れが見事で、後にバーデンバーデンで聴いた演奏よりもいいことが分かった。1998年のフライブルクでの録音とあるから、先ごろ亡くなったこの指揮者の絶頂期はこの頃だったのだろう。難しい部分は録り直ししているにしても見事な出来だ。ダイナミックなど不明なところもあるが、後年とは異なって管弦楽団もいいアンサムブルをしている。
燃料を満タンにしたが144で高くついた。久しぶりに100ユーロを超えてしまった。現金も少しも持っていくが、出来ればカードで済ましたい。夕食だけが不明なところだろう。ブレゲンツ市内でカードを使えそうなところを調べてみよう。宿まで40分ほど掛かるが、時間が早ければ少々飲んでも大丈夫だろうか。
宿の朝食を申し込んでいないのでバルコンで簡単に食せるようなものを持っていけないだろうか。飲み物も余分に持っていけば何とかなるかもしれない。前夜の就寝時刻によるが、宿からは三時間半ぐらいなので、ゆっくり出てきても帰宅は早い午後である。早ければお昼過ぎである。
先日就寝しようとしたら机の下からゲジゲジが出てきた。それほどいない筈だがときどき見かける。そしてテープで絡め獲ろうとしたら気配を感じて再び机の裏側へと逃げ込んだ。本能的な何かかもしれないがあの手の奴でも生存本能でこちらの動きを察知するのである。見た目も嫌であり、知らないところに足や手を入れて触ると嫌だと思って就寝した。翌朝の陽射しにふと机の下を見ると奴がふらふらと寝起きのように出てくるではないか。私と同じような生活をしていることになる。今度は逃がせないとテープを張って捕獲しておいた。そしてパン屋から帰ってくると影も形も無い。下が絨毯なので上手く逃げたようだ。益々よくやるなと思っていたら、夜になって机の後ろの壁を上ってきた。今度は取り逃がさないぞと本気で捕獲した。カマキリとかはただただ攻撃的なのだが、それよりも頭の悪そうなゲジゲジの方がとても巧妙に動いていた。
参照:
詐欺の前に凍りつく聴衆 2012-08-19 | 文化一般
イヴェントの準備をする 2019-05-16 | マスメディア批評
嘗ては、その規模の大きさとかから、圧倒的な威力とか息吹をこの第一部に期待していたが、今は大分その音楽的な内容に足を掬われるような気がする。ペトレンコ指揮の初日の公演評にもあるように、「この交響曲が素材の、色彩の、形式の、編成の多様性にばらばらとなることなく、尽きない流れのフローを有していることを、集中した演奏で示した」となるが、その奔流は当然ながらのアンサムブルの質を超えて存在するガイストとしか思えないのである。
もう一度、ミヒャエル・ギーレン指揮の録音を聴き直した。第一部の詳細ももう少し分かったが、第二部の問題の長い大きな流れが見事で、後にバーデンバーデンで聴いた演奏よりもいいことが分かった。1998年のフライブルクでの録音とあるから、先ごろ亡くなったこの指揮者の絶頂期はこの頃だったのだろう。難しい部分は録り直ししているにしても見事な出来だ。ダイナミックなど不明なところもあるが、後年とは異なって管弦楽団もいいアンサムブルをしている。
燃料を満タンにしたが144で高くついた。久しぶりに100ユーロを超えてしまった。現金も少しも持っていくが、出来ればカードで済ましたい。夕食だけが不明なところだろう。ブレゲンツ市内でカードを使えそうなところを調べてみよう。宿まで40分ほど掛かるが、時間が早ければ少々飲んでも大丈夫だろうか。
宿の朝食を申し込んでいないのでバルコンで簡単に食せるようなものを持っていけないだろうか。飲み物も余分に持っていけば何とかなるかもしれない。前夜の就寝時刻によるが、宿からは三時間半ぐらいなので、ゆっくり出てきても帰宅は早い午後である。早ければお昼過ぎである。
先日就寝しようとしたら机の下からゲジゲジが出てきた。それほどいない筈だがときどき見かける。そしてテープで絡め獲ろうとしたら気配を感じて再び机の裏側へと逃げ込んだ。本能的な何かかもしれないがあの手の奴でも生存本能でこちらの動きを察知するのである。見た目も嫌であり、知らないところに足や手を入れて触ると嫌だと思って就寝した。翌朝の陽射しにふと机の下を見ると奴がふらふらと寝起きのように出てくるではないか。私と同じような生活をしていることになる。今度は逃がせないとテープを張って捕獲しておいた。そしてパン屋から帰ってくると影も形も無い。下が絨毯なので上手く逃げたようだ。益々よくやるなと思っていたら、夜になって机の後ろの壁を上ってきた。今度は取り逃がさないぞと本気で捕獲した。カマキリとかはただただ攻撃的なのだが、それよりも頭の悪そうなゲジゲジの方がとても巧妙に動いていた。
参照:
詐欺の前に凍りつく聴衆 2012-08-19 | 文化一般
イヴェントの準備をする 2019-05-16 | マスメディア批評
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます