デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



ミケランジェロ「あがないの主イエス・キリスト」(1521)

こちらこちらのつづき。
サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会は芸術作品らたくさんみられ、ルネサンスに貢献した偉大な画家や教皇たちが埋葬されているだけの教会ではない。ガリレオ・ガリレイが「地動説」を自ら放棄した教会であったりと、歴史的にも重要な出来事の舞台となった密度の濃い教会である。


ガイドブックによれば、ゴッツォリ作の「聖母子」とのこと


聖カテリーナの墓に加え、もう一つ見ておきたい墓があった。ルネサンス前期の画家フラ・アンジェリコの墓である。


フラ・アンジェリコの墓




フラ・アンジェリコといえば、このタイプの「受胎告知」がよく知られている。ミネルヴァ教会に埋葬されていることで示されているとおり、彼もドミニコ会の修道士である。フラ・アンジェリコの描く絵は敬虔さとやさしさに満ちていて、見ているととても温かい気持ちになってくる。









ほか、レオ10世の墓、クレメンス7世の墓、ウルバヌス7世の墓、マリア・ラッジの墓も目にしたが、他にも行きたいところがあったので拝観は短めであった。帰国後、ネットにてミネルヴァ教会を訪ねた方のサイトをいくつか拝見し、短めの拝観であったものを補ったが、改めて芸術作品と歴史が凝縮された教会だと思った。

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