in vino veritas
前職の子分にTSという男がいた。
見た目は爽やかなスポーツマン、事実、高校まで野球をやっていた。
ただし、コイツが最低になる、仕事はもちろんだけれど、酒を飲むと、それ以上に。
ある飲み会で、つきあいきれん、そう思って帰った後で、ヤツは吠えまくる。
このブスがぁ!このペチャパイがぁ!
いやまあ、言われてもしょうがないような容姿ではあったけれど、
1人は泣き出したらしい。
それを矢吹倫尚から翌日、知らされる、
なんとかしなきゃあね、という言葉とともに。
てか、お前、その場にいたんなら、なぜ注意せんのだ?
TSに謝ってこい、そう指示するけれど、しかし、思い出す、
酒の中に真実はある、そんな諺を。
酔うと本性が出る、という意味で、
Tの本性がカタカナ6文字となって発散された訳である。
新都心歩道橋を上り車線側に下りる。
つらつら歩くと常泉院と常圓寺という寺が2つ。
その角を右に曲がると住友不動産のでかいビル。
そのまま進むと目指す店があるけれど、まだオープン前だし、
それよりなにより水分補給である。
てけてけ進むとサンクス・・・おまけに店の前に喫煙スペース。
ありがたい店である、今どき灰皿すら撤去しているコンビニが多いのに。
西新宿ホテルの横、柏木公園には段ボールを敷いて寝ている先輩が多数、
早くも弁当を広げている女性、タバコを吸いにきているネクタイ姿、
その横を、塾に通う小学生がぞろぞろ通る、いろんな人生が集まる。
てれてれ歩いていると小滝橋通りに出る。
麺屋武蔵はまだ営業しているんだろうか?それぐらい人の気配がない。
もちろん、その先の味噌屋八郎商店にも行列はない。
当たり前だ、なにしろ11時10分ぐらい。いや、でもかつての武蔵なら・・・。
柏木公園でタバコを吸って戻る。
特級中華そば 凪 西新宿店
店名がスゴいのだ、特級中華そばだぞ、特級。
1級よりもさらに上、どんなもんが出てくるんだ?
食べてみたい、そう思わない方がどうかしている。
激しく狭い店内に先客は3人、というか4人目が食べ終えて出て来るところ。
まだ11時20分ぐらい、オープンと同時に入っても、オレには無理だ、その早さ。
入口すぐの所に食券機。
どうも2人前ずつしか調理できないようになっているらしく、多少は待つ。
味玉特級中華そば(800円)
バラ肉のチャーシュー3枚に太目のメンマ、海苔、刻みタマネギ、
そして手前には雲呑の皮だけのような物体。
見た目はちょっときつめの醤油な感じだけれど、
一口すすれると、うん?脂?
表面に薄く得体の知れない脂がびっしりと。
ちょっとイヤな感じはさらに続く。
煮干しのエグミがスゴいのだ、これが。
これにほぼ味を付けていない、バラ肉の脂が胸を直撃する。
ちょっとコレは・・・。
麺はぼそぼそした感じの細麺が、さして大きくはない丼に詰め込まれている。
中華そばだから、蕎麦っぱい食感を意識したのかどうかわからないけれど、
最後の最後までぼそぼそと。
得体の知れない雲呑の皮のようなモノも最後までわからず・・・。
しかも、その上のカツオ節粉だと思っていたら、ご丁寧に唐辛子が混入。
次から次へとお客さんが入っては出て行く。
相変わらずの遅さを痛感するけれど、麺も多いし脂にやられた。
どこが特級なのか、さっぱりわからない。
むしろ、このブッサイクなラーメンがぁ!そう言いたくなる店。
もちろん、ビールを飲んでいるけれど。
前職の子分にTSという男がいた。
見た目は爽やかなスポーツマン、事実、高校まで野球をやっていた。
ただし、コイツが最低になる、仕事はもちろんだけれど、酒を飲むと、それ以上に。
ある飲み会で、つきあいきれん、そう思って帰った後で、ヤツは吠えまくる。
このブスがぁ!このペチャパイがぁ!
いやまあ、言われてもしょうがないような容姿ではあったけれど、
1人は泣き出したらしい。
それを矢吹倫尚から翌日、知らされる、
なんとかしなきゃあね、という言葉とともに。
てか、お前、その場にいたんなら、なぜ注意せんのだ?
TSに謝ってこい、そう指示するけれど、しかし、思い出す、
酒の中に真実はある、そんな諺を。
酔うと本性が出る、という意味で、
Tの本性がカタカナ6文字となって発散された訳である。
新都心歩道橋を上り車線側に下りる。
つらつら歩くと常泉院と常圓寺という寺が2つ。
その角を右に曲がると住友不動産のでかいビル。
そのまま進むと目指す店があるけれど、まだオープン前だし、
それよりなにより水分補給である。
てけてけ進むとサンクス・・・おまけに店の前に喫煙スペース。
ありがたい店である、今どき灰皿すら撤去しているコンビニが多いのに。
西新宿ホテルの横、柏木公園には段ボールを敷いて寝ている先輩が多数、
早くも弁当を広げている女性、タバコを吸いにきているネクタイ姿、
その横を、塾に通う小学生がぞろぞろ通る、いろんな人生が集まる。
てれてれ歩いていると小滝橋通りに出る。
麺屋武蔵はまだ営業しているんだろうか?それぐらい人の気配がない。
もちろん、その先の味噌屋八郎商店にも行列はない。
当たり前だ、なにしろ11時10分ぐらい。いや、でもかつての武蔵なら・・・。
柏木公園でタバコを吸って戻る。
特級中華そば 凪 西新宿店
店名がスゴいのだ、特級中華そばだぞ、特級。
1級よりもさらに上、どんなもんが出てくるんだ?
食べてみたい、そう思わない方がどうかしている。
激しく狭い店内に先客は3人、というか4人目が食べ終えて出て来るところ。
まだ11時20分ぐらい、オープンと同時に入っても、オレには無理だ、その早さ。
入口すぐの所に食券機。
どうも2人前ずつしか調理できないようになっているらしく、多少は待つ。
味玉特級中華そば(800円)
バラ肉のチャーシュー3枚に太目のメンマ、海苔、刻みタマネギ、
そして手前には雲呑の皮だけのような物体。
見た目はちょっときつめの醤油な感じだけれど、
一口すすれると、うん?脂?
表面に薄く得体の知れない脂がびっしりと。
ちょっとイヤな感じはさらに続く。
煮干しのエグミがスゴいのだ、これが。
これにほぼ味を付けていない、バラ肉の脂が胸を直撃する。
ちょっとコレは・・・。
麺はぼそぼそした感じの細麺が、さして大きくはない丼に詰め込まれている。
中華そばだから、蕎麦っぱい食感を意識したのかどうかわからないけれど、
最後の最後までぼそぼそと。
得体の知れない雲呑の皮のようなモノも最後までわからず・・・。
しかも、その上のカツオ節粉だと思っていたら、ご丁寧に唐辛子が混入。
次から次へとお客さんが入っては出て行く。
相変わらずの遅さを痛感するけれど、麺も多いし脂にやられた。
どこが特級なのか、さっぱりわからない。
むしろ、このブッサイクなラーメンがぁ!そう言いたくなる店。
もちろん、ビールを飲んでいるけれど。