缶詰だけど、それが何か?

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again039_Part2_三ツ矢堂製麺(ラーメン/武蔵小山)

2010-08-11 16:35:09 | 食べ歩き
おにいちゃん、私、太ってる?
ああ、ちょっとな

そんな、よくある会話からカレン・カーペンターは崩壊したらしい。
太った自分を嫌い、脂肪と水分を極端に嫌ったかと思えば、
その反動でむちゃ食いへと走る。
そして、太った自分を嫌悪し・・・という過食と拒食の繰り返し。
摂食障害の典型を地でいくようなスパイラルに陥る。
痩せ過ぎも太り過ぎも身体にとっては最悪である。
心臓と肝臓に負担がかかり過ぎるからである。
カレン・カーペンターの死因も急性心不全、おっかねえなあ、ホントに。

平塚第二歩道橋を下りてから、都道420号周辺をうろうろするけれど、
困り果てて、結局、東急目黒線武蔵小山駅へとたどり着く。
PALMの入口を見ながら汗が引くのを待つ。
嫁さんと行ったWARAUKADOも定休日だったし、どうすればいいんでしょ?
いっそ西小山まで行って、月音にでも行くか?そんなことすら考える。

PALMに入ってすぐ右に曲がる。



三ツ矢堂製麺
左側のガラスの奥でおにーさんが麺を打っている。
空いてそうだし、ここでいいか、そんな程度。
入口の右手に食券機、さて何を頼めばいいのか、さっぱりわからん。
トムヤムつけ麺やら辛そうなものは当然、却下、選択肢が実はあまりない。

店内はそこそこ広い、やたらと愛想のいいおねーさんに促されて席に着く。
この時点で麺の量と締め具合を選ぶ。
麺1玉が250gでこれが並、2玉使った大盛りまでは無料。
3玉分の特盛りがプラス100円、6玉つまり1500gのフジヤマ盛りがプラス400円。
麺ばかり1.5kgも喰える人間ってどんなんだ?
当然、250gすら無理なので、小200g。
締め具合は温盛りから氷締めまで4段階。
ただ、つけ汁が温かいのだ、氷締めじゃなくていいでしょ?



味玉つけ麺(880円)
これなら喰える、そんな量。
右隣のおにいちゃんは大盛り、丼に入ってきた麺をあっという間に間食。
開いた口が塞がらない。
左隣のおじいちゃんは並盛り、これでもいけるかもしれない、そんな空想をする。

麺はかなり太目、ほぼうどん。
讃岐うどんです、そう言われてもうなずいてしまう食感。
小麦の香りもいい感じである。

つけ汁は魚介豚骨の典型に、柚子の香りが強い、酸味が勝ったもの。
まずくはない、いや、うまいよ、ホント。
切り落としのようなチャーシューは今イチだけれど、ナルトはいいぞ。
かなり太いメンマはそこそこ。出来合いですか?そう言われてもしょうがない。

麺を食べ終わるぐらいの頃に、お店のおねーちゃんがポットを持って来る、
スープ割り用である。
ただ、麺200gにしてはつけ汁が多かったようで、
なみなみと注いでようやく飲める程度になる。

全体的にはよくまとまった感じだし、
もう来たくない、そんな店ではない。

しかし、よく喰うね、世の中の人は、ホントに。
あとから来た女性2人組が、ともに375gの中盛りだったり。

びっくりしながら表に出る。
まだ14時ぐらい、3時間ぐらい時間がある。
PALMを抜けて中原街道へと出る。
とことこ進んで行くと、旗の台の昭和大学を通り過ぎ、清水台歩道橋に出る。
そこからだらだら下る。



洗足池歩道橋
前回、通った時にはなかった街路樹が植樹されている。
もちろん歩道橋に変化はないけれど。

歩道橋を渡らずにそのまま洗足池へと入る。
木陰のベンチに座って荻原浩「千年樹」を読む。
ことりの木と言われる楠木の巨木を巡る短編連作のような小説。
話が飛びすぎて何が何だかさっぱりわからん。
ちょっと技巧に走り過ぎたんじゃない?

読み終わって目を上げる。



目の前をスワンボート、そして洗足池歩道橋。
ボートの後ろからは鴨が4羽、エサがもらえるんじゃないかと付き従う。
オレのベンチの周りも鳩だらけ。
エサをくれ、そんんあ表情でオレを見る、立派な過食となった体で。



again039_Part1_六厘舎を目指して

2010-08-11 10:00:00 | 歩道橋
8/10(火)

Vertrauen ist gut, aber Kontrolle ist besser.

信頼はよし、検査はなおよし
そう訳されるけれど、Kontrolleは英語のcontrolなので、本来は支配や管理の意。
Passport Controlも管理だけれど、検査的な意味合いもある。
いや、まあ、そんなことはどうでもよくて、
とにもかくにも、確認は大切である、どんなことにも。

今日は午後から嫁さんのパン教室。
昨日、何もしていなかったので、朝からガスレンジと流しを磨く。
嫁さんが掃除機をかけている最中に、午後の行動を考える。
明日、明後日のうちにまた新宿に行かなければならない、
なので、今日はまったくノープランである。

と、ふと気付く。
ああ、六厘舎

2時間待ちでも、むしろ都合よく時間がつぶせる。
いそいそと仕度をして11時半前には家を出る。
ただ、乗り継ぎが最悪である、戸越銀座に着けば12時ちょうど。
2時間どころでは済まない、3時間待ちか?そんなことを考えながら第二京浜を渡る。
そのまま戸越銀座商店街を進んで5本目の角を左に曲がる。
大崎中学を右手に見ながら道なりに進む、すると目の前にある。



六厘舎
騒動が大きくなりすぎて、早くも閉店か?そんなことすら考える。
しかし、自分がマヌケなことに気付く、道を渡ってすぐに。



定休日 毎週火曜日 六厘舎
は~ん、なるほど、ああ、そうですか。
火曜定休とは知らなかったし、調べもしないでココまで来たマヌケぶりに愕然とする。
おまけに、以前、通った時に入りたい、そう思ってた太陽軒も定休日。
ああ、なんてことだ。

とぼとぼと戸越銀座に戻って、戸越銀座入口の洋食屋があったよね、
そう思い直して、てけてけ進む・・・まただ、またも定休日。
ああ、なんてことだ。

中原街道に入ると、すぐに武蔵小山のPALMの南端、
つまり・・・



平塚第一歩道橋
補修のためにこの歩道橋も渡れない。
ああ、なんてことだ。

しょうがないので平塚橋交差点で中原街道を渡る。
PALMに向かわずに都道420号を進む。



平塚第二歩道橋
補助26号と書いてあるけれど、ココも420号のハズである。
この辺り26号通りと言われているけれど・・・。



平塚第二歩道橋 階段部分
かなりの急勾配である。
お年寄りは絶対に登らない方がいい、それぐらいの傾斜。



大井町方面
このままずんずん進めば大井町駅を通り越して、
仙台坂上交差点で池上通りと交差、南品川三丁目交差点で第一京浜を跨ぎ、
海岸通りとの交点・八潮橋交差点が起点へと向かう。



中野方面
500mぐらいで東急目黒線武蔵小山駅。
そのまま進めば、目黒通りの目黒郵便局の横を抜け、
ぐねぐねと曲がりながら、三宿交差点で玉川通りを横断。
そのまま進めば中野富士見町辺りを抜けて、最終的には板橋の大山まで行く。

この420号、環七山手通りの間を進む、言ってみれば環状6.5号的存在。
環七や山手通りよりは交通量は少ないし、大型車両はさらに少ない。
そこそこ便利そうだけれど、狭隘な一方通行だったり商店街を抜けたり・・・。

左側に下りて武蔵小山駅方面へ歩く。
塩焼きそば屋がなかったっけ?と歩くけれど、まただ。
ああ、なんてことだ。

いっそ、さんきちか?
自暴自棄になるけれど、いや、やっぱり遠い目はしたくない。

PALMに入ったり、武蔵小山の西側に行ってみたりするけれど、
やたらと定休日、ああ、なんてことだ。
コントロールは大切だ、そう思う、コントロールできない汗を流しながら。