缶詰だけど、それが何か?

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again033_Part2_チリビーンズ・・・かぁ?

2010-08-05 18:11:24 | レシピ
日本は反省しる!

2001年、韓国の国会議員であるキム・ヨンジンは永田町1丁目にいた。
扶桑社が出した歴史教科書が文部省の検定をパスしたことに、
この韓国人国会議員は激怒したのである、歴史の歪曲だ、と。
そこで、国会議事堂前でハンガーストライキを行ったのである。
従軍慰安婦問題など、日本が第二次世界大戦中にアジア各地で行った、
人権を無視した行い全てが切り捨てられている教科書なので、怒るのも無理はない。
ハンストでの悲痛な訴えもわかる。
ただ、手にしたプラカードが決定的にいけなかった。

隆盛を見せはじめていた2ちゃんで、完膚なきまでの笑い者にされ、
「汁」が、その後の命令形となる。
反省するのは、2ちゃんねらーだと思うんだけれどね、本当は。

先週の宅配野菜で来たトマト、まったく甘くない。
ガキだった頃は、甘いトマトなんて、そうそうなかったし、
最近のやたらと甘いトマトは品種改良の結果なんだろう、そう思う。
で、野菜室で寝かせりゃ多少は・・・なんて思ったまま1週間。
いくらなんでも加熱しないと喰えないんじゃね?

昨日のパン教室で嫁さんがマンゴープリンを教えたので、
エバーミルクが100ccぐらい残っている。
トマトクリームソースかぁ?
昼ごはんにパスタを喰うなよ、そう言って嫁さんを送り出した。
ただ、それでいいのか?とも思いながら、缶詰や乾物を保存している所を見る。
ああ、と気付く。
キドニービーンズである。

まだ自由が丘でこてんぱんにされる2時間前の10時、
キドニービーンズをざっと洗ってから、水につけて戻す。

夏だし、8時間もつけておけばいいでしょ?
鍋にキドニービーンズを入れて、かなり多めに水を入れる。



強火で沸騰させ、灰汁をひいたら中火にして、ひたすら煮る。
途中で灰汁だか何だかわからんものが出てくるので、ていねいにひく。

トマト2個を角切りにする。
別の鍋に放り込んで、こちらもかなりの水を加える。



強火で沸騰させたら、これまた灰汁をひく。
中火に落として形がなくなるぐらいまで煮込む。



ローリエ1枚とローズマリーを加えて香りを。
固形ブイヨン2個を加えてから、クローブとカルダモンを。
弱火に落として煮込みつづける。

キドニービーンズを茹ではじめて1時間。
煮汁ごとトマトの鍋へ流し込み、弱火でそのまま煮つづける。

小さいフライパンにオリーブオイルをひいて、乾燥ニンニクと唐辛子を。



中火でニンニクが色づくぐらいまで炒めたら、これまたトマトの鍋へ。

ここで予想外の出来事が起きる。
なんと19時半前に嫁さんが帰ってきたのである。
鍋の状態を見て、嫁さんが言う。
ねえ、キャベツは?
ああ、忘れてた。野菜室からキャベツを取り出す。
まだ、けっこうな量が残っている。
全部入れちゃおうよ
えっ?何が何だかわからん食い物になるぞ、そう言うけれど、
嫁さんはおかまいなし。
繊維を摂取するのだあ

チリパウダーをかなり多めに加えて、中火で水分を飛ばしながら、
キャベツ2/3個分ぐらいを千切りにする。
フライパンにオリーブオイルをひいて、中火で炒める。
しんなりするぐらいまで炒めたら、トマトの鍋へ。



どうにもならん状態である。
ひたすら水分を飛ばしながらも、キャベツがとろけてくれないかと祈る、
誰にだかわからんけれど。

水分量が半分ぐらいになった所で味見。
やはりトマト感がない。
しょうがないのでケチャップを加え、エバーミルクを加える。
甘みがつよくなるので、さらにチリパウダーで調整する。



キドニービーンズはまだちょっと煮込みが足りないし、
キャベツにいたっては、キャベツだ、ホントに。
そして、勢いに任せてふり入れたチリパウダーが地獄だ。

そもそもはトマトクリームソースのパスタに、コレをのせるはずだった。



平牧三元豚生ハムコッパ
ホントに賞味期限ぎりぎり、今日である。
スパゲッティーニにトマトクリームソース、その上にのせて、さらにバジル。
パスタの白に、オレンジ色のソース、コッパの赤に、緑、
実に美しい、そんなメニューになるハズだった。



通常の生ハムがもも肉を使うことに対して、コッパは肩ロースである。
だから、脂肪も多く日本人には、むしろコッパの方が好まれるかもしれない。

で、得体の知れない食べ物を作ってしまった結果、
チリビーンズもどきには一切たんぱく質が入らないことになってしまった。
キム・ヨンジンに言われてもしょうがない、素直に反省する。
しかし、保たないんだよねえ、反省が。

again033_Part1_オリジン弁当「スタミナ豚キムチ弁当」

2010-08-05 16:32:48 | 食べ物
8/4(水)

16世紀半ばのことである、
この得体の知れない食べ物は日本にやってきたのは。
同じ辛しでも、南蛮から伝わったこの赤い物体は、
当然、食用ではなく、毒薬として使われていた。
それぐらい日本では好かれていなかったのである。

しかし、30年ぐらい前の第一次激辛ブームで頭角を現し、
その後、カプサイシンダイエットなるものまで発生し、
日本人の味覚は崩壊の一途を辿る。

前日、もらってきたパンフレットやら小冊子やらをつらつら読む。
オレが生まれてきたのは奇跡に近いな、そう思いながら。

昼ごはんは外で食べよう、そう気分。
キッチンに立つ、そんな動機付けは暑さが蒸発させちゃうし。
おまけにタバコがない、ビールもない。
その2つを買いがてら、12時過ぎに家を出る。

ただ、水曜日の自由が丘は、閉める店が多い、厄介なことに。
タバコを買うのにぐるぐる歩き回る。
コスプレ床屋の並びのタバコ屋が改修を終えている。
ようやくタバコを買えたけれど、困ったことに食欲までもが蒸発する。
家に帰って、昨日、キミサワで買った納豆と味噌汁でいいんじゃね?
そんな気さえしてくる。
ただ、東急ストアを出ると、またも日差しに炙られる。
やはり何かを買って帰ろう、だからって、ねえ。



オリジン弁当「スタミナ豚キムチ弁当」(550円)
自由が丘から家に戻りながらついつい吸い寄せられてしまったのだ、
豚キムチという文字に。
オリジンなので、さほどキムチも辛くはなかろう、と。
いやはやどうして
キムチはしっかりキムチである。
やはり辛いのだ、ふざけたぐらいに汗が止まらない。

もちろんダイエットしたい訳ではない。
てか、そもそも汗をかいただけで体重は減らない、
夏バテで体重が減らないように。

again032_Part3_カツオの刺身

2010-08-05 11:36:47 | レシピ
串打ち3年、捌き8年、焼き一生

うなぎ屋の世界ではこんなことを言うけれど、
江戸初期まではこんなめんどくさいことはしていなかった。
ウナギの口から串をさして、丸焼き。
その姿が蒲の穂に似ているから、蒲焼きと言うようになったという説もある。
そして、甘辛いタレではなくて、味噌をつけて食べていた。
現在の蒲焼きの姿になったのは江戸中期である。

うどん屋に入れば、七味唐辛子が薬味の定番。
しかし、江戸中期まではコショウが薬味の定番だった。

食べ方も時代によって変わる。

特級の意味を考えながら、一旦、新宿駅に戻る。
改札を出てからの所要時間を知りたかったからである。
動く歩道が途中まであるので、けっこう早いし、
おまけに雨の日でも濡れずに歩けるのはいいかもしれない。

15時ぐらいまでいて、帰りは渋谷経由で自由が丘まで。
晩ごはんプラス余計な物をいくつかキミサワで買って帰宅する。

晩ごはんもやることはほぼない。
先週の宅配野菜で来たキュウリを半本、刻んでもずくにのせる。



おろしニンニクをちょっと加える。
宮古島で驚かされた食べ方だけれど、コクが出てウマい。
残ったキュウリはばりばりと齧る。



158円@100gだけれど、宮城県産の冷凍ではなく生カツオ。
とろけるような食感に、カツオらしい香りはちゃんとする。

端の形がブサイクな部分はちょっと加工する。
かどや製油ごまだれとポン酢を合わせて、さらにおろしショウガを。
これにカツオを加えて、しばらく放置。

納豆をしっかり混ぜてからごはんにかけ、その上からカツオのゴマ和えを。



どっちも黄土色なので訳がわからんけれど、
ゴマ風味のカツオと納豆の相性はなかなかいい。

ただし、コレは納豆に入れた多めの辛子のおかげかもしれない。
初鰹芥子がなくて涙かな
江戸時代、カツオには辛子醤油が定番だった。
次はショウガではなくて、辛子で食べてみよう、そう思う。