缶詰だけど、それが何か?

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again046_Part1_山芋をどうするか?とろろ蕎麦と多様性

2010-08-19 20:36:54 | レシピ
8/17(火)

Le monde n'est que variété et dissemblance.
世界は多様性と相違点があるだけである。

1つのテーマを主観的な短い文章で綴ることを日本語で随筆という。
平安時代に清少納言が著した「枕草子」がその起源と言われている。
英語ではessay。ただし、これはフランス語のessaiを訳したものである。
そもそもはLes Essais、試みと訳すべき書物を起源としている。
書いたのはルネッサンス期のフランス人、ミシェル・ド・モンテーニュ。
ルネ・デカルトやパスカルにも影響を与えた書物で、けっこうおもしろい。

Que sais-je?
私は何を知っている?

もちろん「何も知らない」そう来る訳である。
デカルト的な懐疑の萌芽が、確実にある、エセーの中に。

昨日に引き続き、汗まみれになって目が覚める。
めざにゅ~を見るなんて、ホントに久しぶり。
杉崎美香ってまだ出てたんだ、と知る。
そして、猛暑の萌芽が、確実にあった、朝の日差しの中に。

あのさ、体温以上の気温になったら休日、なんて法律できないかな?
東京の予想最高気温37度って、何をふざけちゃっているんだか。
外出する気なんて起きる訳がない。

夏バテ確実なのに、なぜか元気な嫁さんは、しかし、10時過ぎに遊びに行く。
夜も緑が丘の芝松に行くと言っていた、あのちっちゃい体のどこから出てくるんだ?
その得体の知れないバイタリティーは。

しょうがないので1人前の昼ごはんを作る。
そうは言っても、昨夜のとろろが残っている。
蕎麦しか考えられないけれど、戸隠そばは土曜日に喰っちまった。
パスタはやめた方がいいような気がする、見た目的に。
なので、OKストアで買ってきたうどんを引っ張りだす。

とろろだけでは、あまりにヘルシーすぎる。
昨日、キミサワで買ってきた和豚もち豚のバラ肉2枚を取り出して、1口大に切る。
フライパンにスプレーオイルをひと回し、強火で加熱して、豚バラ肉を。



両面にしっかりと焼き色をつけたら、日本酒をどぼどぼと。
アルコールを飛ばしたら、水をひたひた以上に加えて沸騰させる。
弱火に落としたら、和風だしの素を小さじ1加えて煮込む。



椎茸1枚も刻んで加えたら、みりん大さじ1、醤油大さじ1/2を。
昨夜のメンマの残りを放り込んで、味を調える、
蕎麦のつけ汁なので多少甘辛目に。

豚肉が柔らかくなったら、器に入れて冷蔵庫で冷ます。

高原通商店の讃岐ざるうどんは熱湯で7分。
流水でぬめりをとってから、氷水できっちりとしめる。

とろろを煮汁でのばせば出来上がり。



ホントにこの讃岐ざるうどんはいい感じである。
かなり濃いとろろにも負けずに、うどんです、そう主張するし。

しかし、困ったもんだ。
こうやって、とろろは消費したけれど、山芋本体が1/2残っているのだ。
どうすりゃいいのよ、困り果てながら、モンテーニュの言葉を噛み締める。
多様性だ、多様性。

鍋に水200ccを入れて、コンソメを大さじ1、白コショウを入れて沸騰させる。
丼に入れて冷蔵庫でしっかりと冷ましておく。

またも、山芋を擦りおろす。
コンソメスープで伸ばしてから、卵1個を入れて、さらに伸ばす。
ショルダーベーコン1枚を刻んで加える。
フライドオニオンも加えて、撹拌する。

フライパンにオリーブオイルをひいて、乾燥ニンニクを砕いて入れる。
弱火で加熱して、香りがでたら、山芋を半量流し込む。



フライパンを揺すって、まとまっているのを確認したら、
チェダーチーズをのせて、残った山芋を上からかける。

表面がふつふつとして、やや固まってきたら、
フライ返しの力を借りながら、ひっくり返す。
焼き目がしっかりついているので、ウスターソースを薄く塗る。

裏面もしっかり焼けたら、またひっくり返して、ウスターソースを。
ソースを焼いた香りが出たら、またひっくり返す。



小麦粉を混ぜればお好み焼きだけれど、山芋焼きというか、なんというか・・・
そもそも、コンソメ味。
小麦粉を入れてもお好み焼きではないし、チヂミでもない。
そう、モンテーニュの言う、相違点である、コンソメは。

たださあ、これで満腹になっちまう、
焼きながら、その萌芽が見て取れる、確実に。

again045_Part2_漬けマグロの山かけ

2010-08-19 17:20:48 | レシピ
人々は自由に飽き飽きしている、それが真実である

アドルフ・ヒトラーが目指したのはベニート・ムッソリーニである。
このファシスト党党首はヒトラー政権を握る10年も前に政権トップの座に就く。
反対勢力の暴力的弾圧、国粋主義からの民族差別・・・やりたい放題である。
エチオピアに進軍すれば、毒ガス兵器を使用し、国際連盟から咎められるが、
エチオピア人は文明人とは認められない
無茶苦茶な理屈ではねのける、無茶苦茶なのはムッソリーニである。

昼ごはんを片付けて、1階で本を読む。
城山三郎「昭和の戦争文学」
つまらん、実につまらん。
てか、なんで城山三郎で戦争なのだ?訳がわからん。
先にダン・ブラウン「ロスト・シンボル」を読めばよかった、
後悔しきりなので、ページも進まない、あ~あ~。

17時、まったく気温が下がっていないけれど、キミサワへ。
ホントにすかすかになってきた店内、
野菜が欲しかったけれど、食指をそそるものはない。
つらっと見て行くと、キハダマグロが198円@100g。
野菜売り場に戻ると、山芋を発見する。
ああ、これでいいじゃん。
ついでにピーマンも掴んで、家路につく。

漬け込む時間があまりないので、バットに醤油とみりんを多めに。



切り分けたキハダを漬けて、ラップで覆ってから冷蔵庫へ。

買ってきた山芋を半分に切って、しっかりと洗い、酢水に漬けておく。

鍋に水300ccに日本酒大さじ2を加えて沸騰させ、和風だしの素大さじ1を。
醤油を大さじ1加えて、塩を小さじ1。
山芋を伸ばすためなので、冷蔵庫でしっかりと冷ます。


昨夜の残りのタケノコを薄切りにする。
フライパンに水100ccを入れて沸騰させ、一旦、火を落とす。
日本酒大さじ1、みりん大さじ2を加えて再沸騰させたら、和風だしの素を。



醤油大さじ1に塩小さじ1を加えて、弱火にかける。
唐辛子1/2本も加えて、ことこと煮る。



メンマみたいなものである。
しかし、これじゃあ、酒のつまみにしかならんな。

買ってきたピーマン1個を刻む。
ショルダーベーコンも刻んでおく。

フライパンにオリーブオイルを引いて、乾燥ニンニクとフライドオニオンを。
弱火で加熱してニンニクの香りが出たらショルダーベーコンを加える。
強火にしてショルダーベーコンに焼き目がついたら、ピーマンを投入。



黒コショウをガリガリと挽いたら、奥に寄せて、
手前でケチャップとウスターソースを撹拌する。
ピーマンたちと一気に混ぜ合わせながら、ちょっと焦がし気味に。



ピーマンをケチャップで炒めたものが好きなのだ、嫁さんは。
なぜかはわからない、ナスも油を使わないと嫌うし・・・。

後は山芋を擦り降ろすだけ。
かゆみの素、シュウ酸カルシウムは酢酸で中和しているので、手で掴んでも問題ない。
あとは出汁で伸ばしながら、醤油で味を調える。



キハダはいい感じで脱水しているので、歯触りは最高である。
漬け込み時間が2時間程度だけれど、甘さと醤油味はしっかり入っているし。

生魚、飽きたぞ
嫁さんが生意気なことを言う。
いや、まあ、確かに金曜日に美登利寿司など、確かに生魚が多いことは事実。
しかし、そんな贅沢なことを言ってると、ベニートになるぞ、オレが。