缶詰だけど、それが何か?

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again042_Part7_荻窪の空を眺める

2010-08-16 23:45:28 | 歩道橋
杖を高く上げ、手を海に向かって差し伸べて、海を二つに分けなさい

ヤーヴェはモーゼに指示する。
すると強烈な東風が吹きつけ、海が割れた。
このとき、本来は海底だった場所が乾いていたという。
映画「十戒」などにも出てくるシーンである。
まあ、こんなことはありえないけれど、聖書が語ることなのでしょうがない。

で、問題はこの海がどこか?である。
本来ならば地中海沿いに歩けばいいのだけれど、そのルートではない。
当時のエジプトの首都はペル・ラムセス。
カイロ中心部から東へ10kmぐらいに位置していたと言われる。
このペル・ラムセスから北へ向かえば地中海だけれど、それは否定されている。

なので東100km進んでみるとスエズに着く、
地中海とスエズ湾を結ぶスエズ運河のスエズである。
スエズから40kmぐらい北上するとグレートビター湖。
東西の幅は最大で10kmぐらいある。
その南にリトルビター湖、こちらは最大で4km弱。
東から強風が吹いて海が別れるとすると、南北に別れると考えるのが普通。
4kmぐらいならば、60万人以上が渡ることも可能かもしれない。

ただ、海が分かれるほどの強風である、人が進めるハズがない。
しかし、1人の脱落者もなくユダヤ人だけは通れる。
追っ手のエジプト軍は飲み込まれる・・・どう考えても無理である。

春木屋を出て、そのまま青梅街道を進む。
JR荻窪駅のロータリーを見ながら200m進む。



荻窪駅前歩道橋
得体の知れない車線数になった青梅街道を跨ぐ。
こちらの下り車線側は階段は1脚だけだけれど、駅前ビルへと接続する橋梁部がある。
上り車線側はストレート型が2脚下りている。

吹けよかろうじて起きたデジカメを向けてパチり。
ごめん、禿のおっさん。



新宿方面
正面に見える巨大なビルはインテグラルタワー。
天沼陸橋を渡って、荻窪駅前入口交差点に立つビルである。
この手前に春木屋がある。

で、右の下り車線2車線の隣、2階建てぐらいの構造物、なんだ?
手前に交番があったのはわかっているけれど。



青梅方面
車線がどうなっているのか、さっぱりわからん。
ココを初めて走ったら、キップを切られそうだ、よくて。
左の下り車線側に見える白いビルは新星堂本社、こんな所にあったなんてねえ。

上り車線側に下りて、新星堂本社前を向かいに見る所まで300m。



若杉歩道橋
いよいよデジカメが死に絶える。もうレンズが出たとたんに引っ込む。
しょうがないので携帯でがんばる。
しかし、SH906iのカメラはシャッターを切ってから、
実際に画像を記録するまでの時間が異様に長い。
だから、大丈夫だ、そう思っていても、人が歩いてきたり・・・。
ホントに時間がかかる、おまけに画像は荒いし。

両側で5車線ぐらいとしか言いようのない青梅街道を跨ぐ。
こちらの上り車線側は折り返し型、
下り車線側はストレート型に折り返しを組み合わせた形状。



新宿方面
これまた銀杏並木が続くきれいな町並み。
ふと気付けば電信柱がないのだ、青梅街道には。
遠くに見える赤い看板は荻窪駅前歩道橋が連絡する西友である。



青梅方面
方向表示板にあるように、すぐに環八が走り抜ける。

左の下り車線側に下りて150mぐらい進む。



四面道交差点
都道4号、青梅街道と環八が交差するこの地点、
十字路だから四面ではなく、この面とは村のこと。
上荻窪村、下荻窪村、下井草村、天沼村の4村の境界だったからである。

この先、青梅街道はまだまだ続くけれど、若杉歩道橋を上る前に携帯が震える。
帰ってこい!
当然、パン教室を終えた嫁さんからである。
なので、ここで青梅街道は終り。

成子天神下交差点からこの四面道交差点まで7,146m。
歩道橋はなんと12基。
550mぐらいで1基と遭遇することになる、そりゃデジカメも死ぬ。
青梅街道の起点となる新宿大ガード西交差点からだと約7,940m。
歩道橋は13基。
約570mで1基、最近の歩道橋の中ではかなり多い。

魔法の杖が欲しい、そう思う。
もちろん海を分けたり、カエルやイナゴは出さない、
デジカメを生き返らせたいだけ、それぐらいなら罪はないし。

again042_Part6_荻窪中華そば春木屋(ラーメン/荻窪)

2010-08-16 17:00:02 | 食べ歩き
今日あなたたちのために行われるヤハウェの救いを見よ

モーゼはエジプトを脱出しようとしたユダヤ人たちにこう告げた。
荒野と海に阻まれた地で飲み水もを底をつき、背後からはエジプト軍が迫る。
エジプトにいた方がよかった、ユダヤ人たちはそう反抗する。
当たり前である。
奴隷といっても鞭打たれながら酷使され、満足に食事もに与えられず・・・
なんてアメリカ南部のような境遇ではなかった。
ユダヤ人の祖と言われるヤコブの末子、そしてエジプトに来た最初のユダヤ人、
ヨゼフのように宰相まで登り詰めたユダヤ人もいる。
それが水すら飲めない環境に置かれたのである、
不平を口にするな、という方が無理だ。

西阿佐ヶ谷歩道橋を下り車線側に下りる。



天沼陸橋交差点
青梅街道はここからJR中央線を跨ぐために緩やかに上って行く。
左側の1階にラーメン二郎が入っている薄っぺらいビルで、
荻窪駅南口へと向かう道とに分岐する。
ここまで一緒に来た東京メトロ丸ノ内線は、この南口へのルートを走ることになる。

と、ここでデジカメの不満が炸裂する。
うぃーん
もうちょっとなんとかならんのか?そうなだめてみる、ラムセス君みたいに。
しかし、1枚かろうじて撮ると、すぐにレンズを引き戻す、
そしてディスプレイに表示する。
バッテリー容量不足です

三代目となるカシオ・エクシリムEX-Z30はもう限界なのだ。
エジプトに連れて行き、ヨルダンの砂漠にも耐えた。
そして、寒さにも雨にも耐えて、いくつもの歩道橋を記憶させてきた。
しかし、無茶をさせすぎた結果、パワースイッチがイカレてしまった。
だから、電源が切れずに、延々レンズを出しっぱなしにする、
バッテリーをどんどん喰い尽くすてしまうのだ。

ちょっと休めたら、ひょっとして、そんなことを思いながら、
天沼陸橋を渡ると、荻窪駅前入口交差点すぐに着く。
一瞬、前職の先般の店でビールで飲ませてもらおうかと左へ入る。



荻窪銀座ダイニング 寄港地
当たり前のようにシャッターが下りている。
やっぱり夜しか営業していないよなあ。
諦めて青梅街道に戻る。



荻窪中華そば 春木屋
20年以上前に1度だけ来た。
当時あった軽井沢店が映画「タンポポ」のロケに使われてから行列店になり、
その20年以上前も大行列だった、並んでいるのはほとんどがおっさん。

ただ、ここ何年かの魚介と豚骨のダブルスープが流行ってからは、
この当たり前のラーメン店は人気もなくなっているだろうなあ、
そう思っていたから、唖然となる。

店の外に10人以上の列。
そのほとんどが親子連れ、もしくは祖母も含めた親子三代、
どうなってんのよ、ホントに。
すんなり食べられると思っていたから大誤算、おまけに家族連れが多いから、
子供が食べるのに時間がかかる、結果、行列が短くならない。
なんだかねえ。

待っている間に注文を聞きにくる。
だから20分ぐらい待って店内に入れば、ほぼ待つこと無く出てくる。



中華そば(800円)
こんなんだっけ?スープをすすって思う。
もうちょっと醤油のエグミみたいなモノがあったような気がするけれど、
まろやかな味わいだし、スープはかなり甘みがある、野菜が多いのかな?

麺も太ったような気がする。
しっかりとしたコシがあるし、かなりうまい。
トッピングのメンマの歯応えもいいし、もも肉のチャーシューも。

近くに住んでいたら、もしくは近くで働いていたら、また来たくなる味ではある。
惜しむらくはトッピングで追加した味玉がこなかったこと。
忘れちゃったのはしょうが・・・なくねえよ。
やっぱりプロなんだからさ。
不平不満はたらたら言う、デジカメ以上に、
たとえモーゼに諭されたって。




again042_Part5_荻窪までの空を眺める

2010-08-16 11:47:19 | 歩道橋
ミグドルと海との間のピ・ハヒロトの手前で宿営するよう命じなさい。
バアル・ツェフォンの前に、それに面して、海辺に宿営するのだ。

エジプトを脱出する前にヤーヴェはモーゼに命じる。
その3か所がどこか、それは今ではわからない。
これまた、今では誰だかわからんペリシテ人の抵抗にあうかもしれないから、
地中海沿いのルートをとらせなかったとされる。
ペリシテ人とは当時、エジプトに隷属する民族だと言われている。
エジプトを退けられても、ペリシテ人は退けられないのか?
まったくもって意味がわからんが旧約聖書はこう記す。
コレを信じられる人がわからん、旧約聖書以上に。

杉並電話局前歩道橋を上り車線側に下りる。
150mぐらい進む。



博多鉄なべ餃子なかよし
何回目だったか、まだ餃子縛りがあった頃に餃子委員会を行った店。
下り車線側にあるので、ちょっとズームで。
ワサビを一切受け付けないYTに板わさを喰わせて、涙目にさせた店である。
懐かしいなあ、ってほどの過去じゃないけれど。

ここから200mぐらい進む。



区役所前歩道橋
片側2車線となった青梅街道を跨ぐ。
階段はストレート型が1脚ずつと単純な作りの歩道橋。



新宿方面
目の前の信号は、杉並警察署前交差点だけれど、
この先にはない、荻窪方面を振り返るとそこにある。



荻窪方面
左の下り車線の駐停車禁止の所が杉並警察署。
その奥に杉並郵便局がある。
その向かい側に杉並区役所。
その辺りの下が東京メトロ丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅がある。
先の歩道橋を右に進んで行けば、JR中央線の阿佐ヶ谷駅へ。

下り車線側に下りる。
しかし暑い、シマロンの黒デニムが紫外線を吸収してくれて、
下半身が異様なまでに気持ちが悪い、こんなに歩くんだったら、
ハーフパンツにすればよかった、そう後悔しながら400mぐらい進む。



杉並高校入口前歩道橋
両側5車線の青梅街道を跨ぐ。
ストレート型の階段が1脚ずつ、これまた単純な構造。



新宿方面
金太郎飴のような景色。
ホントに銀杏並木と10階建て以下のマンションしか見えない。
で、杉並高校ってどこよ?



荻窪方面
どうやらこの先の横断歩道を左に入って、ずんずん進めば杉並高校らしい。
かなり強引な歩道橋名だけれど・・・。
この歩道橋から南西を見やる。
今日の終点、高井戸の清掃工場の煙突が見える。

右の上り車線側に下りる。
もう、どうにもならん、てか、下り車線側を歩いている時に見えたのだ、
カクヤス
その文字が。
50mぐらい戻って、シルクヱビスを買う。
しかし、上り車線側は日向である、
イチョウの日陰を探してのんびりする。
流れた汗を取り戻したら400mぐらい進む。



西阿佐ヶ谷歩道橋
片側2車線の青梅街道を跨ぐ、階段はこちらが折り返し型。



西阿佐ヶ谷歩道橋 上り車線側階段部分
ここに到達する前は、歩道に合わせて階段を湾曲させているのか?
そう思っていたけれど、車道側はまっすぐに降ろして、
左側を湾曲させて広げている、なんで?



西阿佐ヶ谷歩道橋 階段部分
これまた橋梁部に3段の階段、ホントに謎なんですけど、コレ。



新宿方面
マンションと銀杏並木という町並みは変わらない。
ちょっと食傷気味になってくる。



荻窪方面
荻窪方面もなにも、左の下り車線側は荻窪3丁目。
目の前の交差点名は文大杉高前。
どこでどう切って読むのかすらわからん。
文化女子大付属杉並高校の略ということがわかったのはちょっと進んでから。

JR中央線の線路はもうすぐそこ、
青梅街道の車列が途切れると電車の音が聞こえてくる。
と、同時にデジカメがおかしな動きをする、
レンズが出て1枚撮ると、すぐに引っ込む。
デジカメの災厄は予知できたハズだけれど・・・。