an empty page

空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

真夏の夜の怪談話~その2~

2005-08-10 18:09:14 | 幸福のヒント
会社員のTさんの実家は宿泊業を営んでいる。

その経験から、Tさんは宿にとまるとき、
部屋に飾ってある絵画をはずして必ず
裏側を見るという─。

お札が貼ってあると、Tさんはフロントに
言って部屋を替えてもらうんだそうです。

これが意味することは……おわかりですねっ!!

ホテルとか旅館とかいわゆる「でやすい」環境かも
しれませんねー。

霊感とかその手のことにまったく疎い家人も、
実は去年に恐怖体験をしたのだ。

出張で筑波へ行ったときのこと。

初日の仕事が終わって、家人はホテルの
ベッドに入って横になった。

うつらうつらとしていると、誰かが
「あとでまたくるからね」と話しかけてきた。
寝ぼけていた家人は「誰かがあとでくるんだな」と思い、
深く考えなかったという。

それからおよそ2時間後、明け方4時近く。
深い眠りから意識が戻って、再びうつらうつらとしていた家人。
そのとき、ドアがあいて誰かが入ってきた気配を感じた。

もちろん、ドアにはカギがかかっているので
人が入ってくるはずはない。

しかし、あまりにもリアルな感覚にびっくりして
とび起きた家人は、明るくなるまで眠れなかったという。

恐怖におののいた家人は、朝の7時に私に電話。
恐怖体験を切々と私に語ったのであった。

あまりにも怖くてひとりでは心細いというので、
私はエクスパックで「救援物質」と称して
お守りを送ってあげましただよ(笑)。

お守りが効いたのか、それ以後、恐怖体験は
なかったという~。

かくいう私も実は霊体験なるものがあるのだ。

中学生の頃、同級生のO君が亡くなった。
体調が悪いと学校を早引きしたあと
病院へ行って、風邪っぽい症状だから
ちょっと寝る……と言ったきり、
意識不明に陥り、約3ヶ月後に亡くなった。

お葬式の当日、泣いていた女の子がいっぱいいたが、
当時、ちょっとヘソ曲がりだった私は、
こんなに大げさに泣いても時間がたてばすぐ忘れるくせに~
私は泣かない。けれど、O君のことはずっと覚えていて、
ときどき思い出してあげようと密かに誓っていたのである。

月日は流れ、ちょうど三回忌を迎える頃。

高校生になった私はO君の家に
お参りをしにいくかどうか、ちょっと迷っていた。

O君が亡くなった当時、私は学級委員をしていたので
お線香をあげるくらい行った方がいいかな~とも
思ったし、同時に全然親しくもなかった私がご家族のもとに
訪れるのも失礼かな~という気持ちに揺れていたのである。

ある日の就寝時、ベッドに入ってどうしよ~かな~……と
思っていたら、急にあたたかい風が吹いてきた。

なんじゃこりゃ?! と思った同時に、突然何かがひらめいて
「O君? O君でしょ!!」と言ったら、
急に場面が変わって目の前に元気な姿のO君がいた。

ものすごくびっくりしましたが、不思議と恐怖心は
なかったです。
でも、驚きのあまり、私、開口いちばんに
「天国って、どう?」とオマヌケな質問をしてしまった(汗)。
「うん、まあまあかな~」とO君。
そこで、バチっと目が醒めました。

まあ、夢だったんですけどね。

でも、不思議なんですが夢というにはすごくリアルな
感じがあったんです。

風が吹いてから、O君が出てくる場面に切り替わるところが、
うまく言えないのですがまるで異世界に突然連れてこられた
ような感じだったんです。テレポーテーションでも
したかのような。

もちろん、その後、O君の家に行ってお線香を
あげて家族にも夢の話を伝えたということは
言うまでもありません。

私もふだん「見える」とか「聞こえる」とか
そういうことは全然ない人なんですが、
この時ばかりはちょっぴり不思議な経験をしました。

と、いうわけで……

O君、ちゃ~んと私は今でも覚えていますぜ!
約束は果たしているよ~と
ブログの中心で○○をさけぶ。(○○って何??(笑))

以上、怪談話はおしまいです。

めでたし、めでたし。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 真夏の夜の怪談話~その1~ | トップ | 我が家のたらこパスタ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

幸福のヒント」カテゴリの最新記事