ぽれぽれ日記

大泉学園にあるアロマテラピー・かっさサロン
「POLEPOLE」のセラピストによる、
ゆるーい日記(たまーに更新)

「香道体験」

2014-03-05 | アロマ・健康
今日は、日本橋三越の「日本の伝統文化展」の「香道体験」に参加してきました。

香道の二代流派の一つ「志野流」家元よりご指導を頂きました。

室町時代から、茶道や華道と共に嗜まれてきた「香道」
「香道」とは、沈水香木と言われる天然の香木の香りを鑑賞する芸道。

 ☆香木は、バクテリアによって朽ちた数十種の樹脂が沈着し、
  何十年も熟成された後、熱すると香りを発する、貴重な物。

香道は、「組香」といわれる香りを聞き当てるゲーム形式で行われます。
古典文学や季節の移ろいを題材にしています。
今は暦の上では「春」
「す」「み」「れ」の三つの香りを聞き当てます。
 
 ☆香道では、香りを嗅ぐ事を「聞く」というそうです。





記録係「執筆」(向かって左)と、香りをたきだす係「香元」(向かって右)の二名に寄って、
進められます。



香炉には、火のついた炭団が生け込まれた灰が、
陰陽五行に謎って、五つの山に整えられています。
そして、中央に熱した雲母に香木の小片を乗せます。
「香元」は、お線香のように煙が出ないよう、ベストな状態で香りをたき出します。




まず、「す」「み」「れ」三つの香りを、順番に聞きます。
本当は色々お作法があるそうですが、今日はまずは香りを楽しむという事で…



どれも香りが幾重にも折り重なった、奥ゆかしいほのかな香り
心も鎮まって行きます。

そして、その後聞く三つの香りを当てて行き、小さな用紙に書き留めます。

 一つは確信を持てたのですが、後の二つが似ていて、ちょっと難しい

「執筆」が皆の結果を記録用紙に結果を写して、正解を発表します。
今回は15名の参加者中、正解者は1人。
残念ながら、私は1問のみ正解でした

なかなか出来ない貴重な体験。
精油の香りのとはまた違った、香木の奥ゆかしい香りもとても素敵で、
心に染み入りました
芸道でありながら、遊び心もあるところが楽しいですね
極めるにはなかなか奥深い物だと思いますが、是非また体験してみたいです。

会期が短いのですが、10日まで、様々な伝統芸能の展示や体験、
 披露があるのでご興味のある方は是非

 ちなみに、香道体験は、9日(日)13時半~もう一度開催されます。
  定員15名、参加費500円。
  13時より受付開始ですが、多分休日という事もあり希望者が多いのではないかと思うので、
  早めにいらっしゃった方が良いと思います。
  (志野流香道の展示(香道具など)も素敵でしたよ~)








コメント
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