ぽれぽれ日記

大泉学園にあるアロマテラピー・かっさサロン
「POLEPOLE」のセラピストによる、
ゆるーい日記(たまーに更新)

薬膳Salonの料理教室「薬膳でカゼを引かない体作り」

2014-11-15 | アロマ・健康
昨日は、薬膳Salonのお料理教室に行ってきました。
今回のテーマは「薬膳でカゼを引かない体作り」

初冬からが、一年のうちで風邪にかかる人が一番多くなる季節。
風邪かな…と思った時(まだ邪気が体表にある)の早期治療が大切
そうでないと、邪気が体内に侵入して長引いてしまいます。
こじらせないように、気血陰陽の不足を補って、肺を潤して元気に保って
しっかりしたバリアを作りましょう

冬の風邪は、大まかに2種類。
 [1]冷たい風に当たって、ゾクゾク寒気がして、水っ鼻が出てくる(風寒感冒)
 [2]熱っぽくて、喉が痛くなって来た…(風熱感冒)


タイプに寄って、対処法は全く異なります。
 [1]→ねぎ、生姜、シソ、桂皮などで発汗を促して、邪気を払います。

 [2]→薄荷(ミント)、菊花、葛根、豆豉などで発散させて、邪気を払います。

      板藍根(ばんらんこん)飴も効果的だそうです
      抗ウイルス・抗菌作用が強いので、インフルエンザ予防にも良いとされ、
        喉の痛みや腫れを鎮静してくれます(漢方薬のお店で販売している)


ということで、今回のメニューは、




●蒸し野菜の柿ソース添え(左上)
 血を補ってくれる人参、喉の痛みにも良い大根、気の巡りを良くしてくれるかぶ。
 肺を潤してくれるソースが、色も奇麗で、優しい甘酢っぱさが美味しい。

●カボチャと安納イモのサラダ(右上) 
 気を補って、胃腸を元気にしてくれる、カボチャ、サツマイモ
 マヨネーズではなく、サワークリームを加えてあるので、まろやか~。
 ローストしたクルミの食感がアクセントに。

●薬膳味噌の包子(右下) 
 気の巡りを良くして、発汗を促してくれるネギ、シソをたっぷり巻き込んで。
 体を温めてくれるスパイス(生姜、ニンニク、フェンネル、八角
 たっぷりの薬膳味噌が美味しい~。

●鶏の薬味蒸し(左下) 
 気血を補い、精力を強めてくれる鶏肉。疲労や病後、産後の虚弱を回復してくれます。
 生姜、ネギ、豆豉も加わったタレが独特の風味が食欲をそそります。
 
 豆豉→蒸した黒大豆に塩、麹、酵母を加えて発酵させたもの。
      熱を冷まして発散させてくれるので、発熱、頭痛にも効果があります。




●里芋のグラタン
 胃腸の働きを整え、気を補ってくれる里芋
 牛乳や小麦粉、バターを使わず、マッシュした里芋を生クリームで伸ばしたソースが、
 こっくりボリューム感がありながら、もたれず美味しい~
 この中にも蒸し野菜たっぷり、イチョウやモミジに型抜きした人参が心憎いですね~



●薬膳粥

 お米は、気を補って、胃をプロテクトして、口の乾きを癒してくれます。
 炊いたご飯からではなく、お米から炊いたお粥の方が、この働きを損ないません。
 
 干し貝柱やチキンスープの味の優しい味と、ネギ、生姜、ミツバがアクセントになって、
 飽きずに美味しく食べられます。

 
 皆さんも、風邪を寄せ付けない体を作って、引いたかな~と思ったら、
 早めに対処して、風邪を追いやりましょう





p.s.私事ながら、無事薬膳インストラクターに合格しました
  カルチャースクール程度の知識なので、これから日々精進して、  
  皆様にもより良いアドバイスが出来るように頑張りま~す
 
コメント
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