昨日「地球交響曲第八番」を見てきました。
今回は樹の精霊にまつわる物語。
ウッディな物は、なんでこんなに温かくて、惹かれるんだろう。
なるべく樹で出来た物に囲まれて暮らせたらな〜と夢見ています
日本人には、遥か縄文の昔から、樹の精霊の歌声が響き続けている。
能のお面は、樹の精霊の声を感じとって、更に魂が吹き込まるから、
本当に人間の表情のようなのですね。
樹は何百年でも生き続ける。
周りは朽ちたように見えても、1枚皮を剥げば中は生き続けている。
とても力強い生命力ですよね。
先日参加さしたへぎ皿作りでも、まさしくそれを体験しました!
伐採されて何百年も経っているのに、なたで割って行くと、今切り出したかのような、
新鮮なヒバの香りが
ずっと生き続けてきているのですね〜
ヴァイオリン制作者の中澤さんは、東日本大震災の津波で流された楓や松で作った
「津波バイオリン」を作る。その音は本当に魂に響いてきました
そして、また海を育てているのも“樹”
気仙沼で牡蠣の養殖をしている畠山さんは、植林運動を続けて、
東日本大震災の後も、樹の力で、海は蘇っている。
“森は海に恋こがれ、また海は恋こがれている”
素敵な言葉ですね
樹によって生かされて来た、自然。人間。
太古の昔、聴こえていたはずの樹の精霊の声に耳を澄まして、
樹や森を大切にして行きたいなと思いました。
恵比寿・写真美術館で16日まで上映しているので、興味のある方は是非