山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

圧力鍋の威力

2007-12-23 01:33:42 | 未分類過去
先日、圧力鍋を買った。ティファールというフランスのメーカーのもので元値は19000円くらいした。セールだったので15パーセント引きくらいになった。
売っていたのは3種類だった。もうひとつは日本製で12000円、あとのひとつは3800円でこれも日本製だ。この3800円のは以前買ってすぐに壊れたものに似ていたので、最初から対象外だった。
値段的には12000円のがよかったのだが、蓋の形があまりにも、物々しいのでやめた。

圧力鍋を買ったのは3回目である。最初に買ったのは結婚したころで25年くらい前のことだ。実家でも使っていたので便利なものだということは知っていた。田舎の母は、今もその当時のものを使っている。
私も最初のをちゃんと使っていればよかったのだが、使いかたがずさんだった。焦がしたり、中に物を入れたまま棚の上に載せて忘れていたりして、なんか汚くしてしまい、20年くらい使ったある日、衝動的に捨ててしまったのである。ちゃんときれいに洗って磨けばまだまだ使えたはずだった。もったいないことをした。

その後に買ったのは安物で、普通1万円くらいするのに、1980円くらいだった。圧力鍋も時代とともに安くなったのかと思ったのだが、そうではなく、それなりのものだった。その鍋は最初からおかしかった。火にかけると黒い取っ手部分が加熱されて異様な化学的なにおいを発するのである。しばらくその臭いに悩まされた。
その後、取っ手の付け根がぐらぐらしてきた。ネジが緩んできたようだった。そして、以前書いたと思うが、そばをゆでたあと水に浸したそばを入れて持ち上げた拍子にもち手が壊れてお陀仏となった。そのときは圧力はかけないで単にゆでるのに使っていた。その鍋は片方のもち手が長く、一見片手なべのような形をしていた。

その後、圧力鍋は無しで暮らしていた。圧力鍋がないとまずカレーを煮込むのに時間がかかる。あと、鯖の味噌煮を骨まで柔らかく煮ることができない。豚の角煮も作らなくなった。豆なども煮ないし、赤飯なども普通の炊飯器で炊くようになり、料理の出来具合も変わってきた。

夫は、煮込みが足りないカレーを食べるようになったので、圧力鍋を買えと言い出した。
玉葱の形が多少残っているカレーも、それはそれなりにいいかとは思ったのだが、やはりじっくり煮込んだ感じのものがおいしい。

というわけで、やっぱり圧力鍋を使うことにした。

新しい圧力鍋で最初に作ったのは、筑前煮(?)である。炒り鳥ともいうのかな。
鶏肉・人参・竹の子・コンニャク・シメジを生協のつゆの素にみりんと砂糖を少し足した味付けで煮ただけのものだ。本当は先に炒めたりするのだが、めんどうだからしなかった。

この鍋、今まで使っていた圧力鍋は沸騰して蒸気がたまってくると水蒸気の出口に載せたおもりがぐるぐるまわって、シュッシュッと音が鳴り続けるのだが、今度のはおもりが回らないし音が出ない。赤いボタンが持ち上がると圧力がかかったしるしである。だから、なんだか最初は煮込んでいる気がしなくて、わけのわかんない鍋だなと思った。
しかし、考えて見れば、おもりは必ずしも回る必要はなく、回らないほうがうるさくなくていいわけだった。

それで、できたものを食べてみると、なななな、なんと、美味しいのだ。しばらくぶりに圧力で煮たからなのだろうか?圧力で煮るとこんなにおいしかったっけ?と思った。
しかも火にかけるのは5分くらいで充分である。

やっぱり圧力鍋はいいもんです。
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