ひき続き ひな人形
このあいだ、ホテルのレストラン街に行ったら、トイレの入口に「殿方」と書いてありました。
「殿方」っていうのは、ずいぶんと古風な言い方ですが、「ああ、世の中の男性というのはみんな“殿”なんだ」と妙に感心してしまいました。
「殿方」って言うことばは、男性に敬意を表した良い言葉かもしれません。
それに対して、女性トイレのほうはどうなっていたかというと、「ご婦人」となっていました。「殿」に対応する言葉としては、ちょっと違うような気がしますが、「姫君」ってのもおかしいし、やはりそれ以外に適当な言葉がありませんね。
いきなりトイレの話で申しわけありません。
ぞこで、この雛人形の「殿」なのですが、十何年ぶりに箱から出してみて、「あれっこんなもんか?」となんかぴんとこないような気がしたと思ったら、頭に何もかぶっていない状態でした。
そこで、小箱に入っている聖徳太子の帽子みたいなものをかぶせてあごで紐を結ぶと急にキリッと締まってカッコ良い「殿」に変身しました。さらに、刀を腰にさすと、貫禄が出てきて見違えるようでした。手にも聖徳太子が持っている板のようなものをもたせました。
やっぱり、正装させなきゃだめだよね。
殿は殿らしく。
これって、人間も同じかもしれませんね。
たまには、こんなふうにきりっとしてもらいたいものですよ、ウチの夫にも。
内裏雛の男性は天皇なので、「殿」というのは変かもしれませんが、「殿」ということにしておきます。
このあいだ、ホテルのレストラン街に行ったら、トイレの入口に「殿方」と書いてありました。
「殿方」っていうのは、ずいぶんと古風な言い方ですが、「ああ、世の中の男性というのはみんな“殿”なんだ」と妙に感心してしまいました。
「殿方」って言うことばは、男性に敬意を表した良い言葉かもしれません。
それに対して、女性トイレのほうはどうなっていたかというと、「ご婦人」となっていました。「殿」に対応する言葉としては、ちょっと違うような気がしますが、「姫君」ってのもおかしいし、やはりそれ以外に適当な言葉がありませんね。
いきなりトイレの話で申しわけありません。
ぞこで、この雛人形の「殿」なのですが、十何年ぶりに箱から出してみて、「あれっこんなもんか?」となんかぴんとこないような気がしたと思ったら、頭に何もかぶっていない状態でした。
そこで、小箱に入っている聖徳太子の帽子みたいなものをかぶせてあごで紐を結ぶと急にキリッと締まってカッコ良い「殿」に変身しました。さらに、刀を腰にさすと、貫禄が出てきて見違えるようでした。手にも聖徳太子が持っている板のようなものをもたせました。
やっぱり、正装させなきゃだめだよね。
殿は殿らしく。
これって、人間も同じかもしれませんね。
たまには、こんなふうにきりっとしてもらいたいものですよ、ウチの夫にも。
内裏雛の男性は天皇なので、「殿」というのは変かもしれませんが、「殿」ということにしておきます。