
これは、2011年の3月5日に、東京湾クルーズをしたときに写した写真です。
何で今これを載せるのかというと、放送大学で「海からみた産業と日本」という科目があり、そのタイトルを見たときに、この東京湾クルーズで見た船たちのことを思い出したからです。
写真はこの船のほかにも色々あります。
文字通り、海から見た景色で、日本の産業がわかるなあと思ったのです。
だから、この科目は、東京湾の埠頭の映像とかあるのかな?なんて勝手に想像をめぐらしてしまったのですが、そういう内容ではないのかもしれず、そして、テレビではなくラジオでしたので、そもそもこういう映像は使われませんでした。
でも、想像をめぐらしたついでに、これを載せてみようと思った次第です。
この写真を撮った数日後に、東日本大震災があり、もう東京湾クルーズ記録をブログに載せるどころではなくなったのでした。

この船には「神瑞丸(しんずいまる)」と書いてあります。
それを頼りに、調べてみました。
持ち主は「栗林商船」という会社です。
この船は、2001年に竣工したそうです。
13097トンで、結構大きな船です。
北海道の苫小牧・釧路・仙台・東京・大阪などに荷物を運んでいるようです。
3月5日には東京に居ましたが、その後どこに行ったのか、震災のときはどこに居たんでしょうね。海上運送の会社ですね。
運んでいる荷物は、王子製紙・日本製紙・日本製鋼の製品等があるようです。ということは、紙製品を運ぶことが多いのかと思います。
船の種類はRORO船という種類だそうですが、これは、フェリーのように車がそのまま走って乗れるような作り(ランプウェイ)になっているものです。フェリーではないので、人間のお客は運びませんが、荷物としての自動車は、かなりたくさん運べるようです。紙製品や鉄鋼やその他の荷物も、クレーンでつりあげたりせずに、車ごと船に運び込めるので便利だと思います。
船の長さは160.56m。幅26.6m。高さ15.8m。

この丸に漢字の「七」というのは、栗林商船の会社のマークらしいです。
あれから6年近く経ちますが、今も運んでいるのかな~と思います。