私は現在、「生活と福祉コース」に所属している。
どうしてこのコースを選んだかというと、生きていく上で一番直接的に必要であり、有意義な情報が得られそうな内容だと思ったからだ。(その他の選択肢は、「心理と教育」「情報」しかない)
自分もこれから年老いていくのだが、特に自分の母が90歳近くなり、今後老人福祉のお世話になったり、医療にかかったりすることもありそうである。
また、孫は幼児・児童で、だんだん成長していくが、子供世帯の生活についても、地域の子育て支援や福祉について知っていた方が良い。
そして、健康に関しての知識も取り入れたい。
そんなわけで選んだのだが、このコースの科目案内を見ると、看護学等、医療現場の人を対象にした専門的なものも多く、また自治体の職員や保健医療介護福祉の専門職の人向けの科目も多くて、一般のおばさんが受けるにはちょっと違ったなと思うものも多い。
田舎で一人暮らしをしている母が、最近体調が悪いというので、先日、地域の包括支援センターに相談して、初めて来ていただいたのだが、母が一人で暮らしていくのに問題がなさそうと判断されたために、当面は何ら支援はないという結果になった。それで、母は自力で頑張ることにしたようである。
放送大学の科目に「地域包括ケアシステムと在宅医療」というオンライン授業(総合科目・ナンバリング410)があるから、履修したいと思ったのだが、これもやはり専門職種を対象としたもので、支援をする側のものであり、受ける側のものではないみたいである。
地域包括ケアシステムがどうなっているのか、これが目下のところ、1番の関心事ではあるのだが、授業としては、それよりももっと基本的なことから学んでいかなくてはならない。
それで、「睡眠と健康」(220)というのに目を留めた。
これもまた、実家の母が不眠症で、睡眠導入剤なしでは毎日眠れないそうなのである。そんなこともあって関心があるのだ。
この科目の講義概要をみると、基盤科目の「運動と健康」(110)を学んでいることが望ましい、とのこと。そして、専門科目の「食と健康」(310)を履修することも望ましい、と書いてある。
これは、まず「運動と健康」を履修し、次に「睡眠と健康」を受け、最後に「食と健康」を受けるのが順番のようだが、先に「食と健康」を履修して撃沈したのであった。
その他にも、色々と興味深い科目はあり、土日が試験日のものでは「生活者のための不動産学への招待」「感染症と生体防御」「家族問題と家族支援」「リハビリテーション」「在宅看護論」「地域福祉の現状と課題」「社会保障の国際動向と日本の課題」等がある。
試験日が休日であっても、同じ日の朝と夕方に試験時間が離れていると、その間どうやって時間をつぶすのか問題だし、土曜日曜と連日出かけていくのは疲れるし、別の週に試験日を分けると、毎週週末がつぶれることになってしまう。(新型コロナの影響で、来年の試験はどうなるのわからないが。)
色々な面で、なかなか科目が決められないのだ。