山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

山の手線にて 2

2018-10-30 21:00:46 | 日記2018
土曜日の夕方、渋谷から新宿まで山の手線に乗った。

その電車は、普通だったらシルバーシートがある場所に、何もないのだった。
そうだ、普通の座席すらないのである。

そこは、ベビーカー置き場であり、ベビーカーを置くスペースの床は色がつけてある。
窓際には、手すりだけが付いている。

思うに、そこはこれまではシルバーシートがある場所だったから、シルバーシートを頼りにその場所にやって来る人が居るようだった。

その反対側にはいつも通り3人がけのシルバーシートがあり、すでに満席である。
立っている人も多いので、その前や、ベビーカー置き場にも人々が立っていて、私もそこの吊革につかまって立っていた。

すると、ベビーカー置き場の手すりに、両手でしがみつくように立っている若い男性がいるのだった。
この人は、どうも具合が悪そうだなと思った。

そのほかには、窓際に寄りかかってスマホをいじる若い女性もいて、その人は普通だった。

私は、その男性がいつか倒れるんじゃないかとひやひやしていた。
顔色が悪いとか、顔ををゆがめているとかいうわけではないが、どうもしがみつきかたが尋常ではないと思った。
普通だったら、片手でつかまる程度だと思うのだが、両手で必死に・・という感じなのだ。

それにしても、あんまり具合が悪かったら、外に降りて休んだほうがいいだろう。
ここに、シルバーシートがあったら座りたかっただろう。

原宿でもいくらか人が降りて、またたくさん乗ってきた。
そして、代々木が近づくと、その人は手すりから離れて、反対側の出入り口のほうに進んで行く。

降りるつもりか、と思ったが、果たして出口はあっちなのかな?と私は思う。

すると、代々木のドアーは、元々その男性が立っていたほう側だったのだ。
なのになぜか反対に向かって進んでいく。
意識がもうろうとしていたのだろうか?

代々木で降りる人たちが動くので、その男性は正面から押されてよろめきながら後ろに下がり、出口に押し流されていった。

肩の半分に当たったくらいでも、元々ふらふらしているので、その人自身の力ではなく、外力に逆らうことができないまま降りて行ったのだった。

ホームで倒れでもするんじゃないかと思ったけど、動き出した電車から見ると、倒れている姿は見えなかったので、人々と一緒に歩いて行ったようだった。

そのあと、今度はベビーカーが乗ってきた。
確かに混んでいる電車だと、ベビーカーの置きどころに困ったりするので、その置き場があるのは良いのかもしれない。壁際に置けるのは良い。

ベビーカーが近づくと、そのスペースに立っていた人々はよけて場所を譲った。
その時は譲れる程度の余裕があったから良いけど、もっと混んでいたら、十分に空けることはできないかもしれない。

東京の電車の混み方は、昔に比べるとずいぶん緩和されたらしいが、それでもやはり乗客が多いので、苛酷な状況が起きるようだ。
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