帰りのロマンスカーに乗っています。車両は行きと同じEXEαです。
日照時間が伸びたので18時半過ぎでもまだ明るく外の景色が見えます。
普段は新宿から小田原に進みながら車窓の景色を見ていますが、帰りは夜ばかりなので、反対方向に走る景色はほとんど見たことがありません。それが今日は見えるのです。
秦野あたりを走っているとき、幼馴染のことを思い出しました。彼女は結婚してから一時秦野に住んでいたそうです。なので私はずっと彼女が秦野に住み続けていたように思い込んでいたのですが、実はそんなに長年住んでいたのではなく、程なく別の地に引っ越したそうです。
でも私は秦野というと今でも彼女がそこに住んでいるかのように思い出してしまいます。
ところが、実は彼女はもうどこにも住んではいません。彼女はもう一生を終えてしまいました。
私はロマンスカーで暢気にモカチーノを飲み、チョコレートとポテトのスナック菓子を食べています。
これからの人生、老後をどう過ごそうかなんて考えていました。
それは、自分はまだ十年以上生きるつもりでいるからです。
でも、秦野に住んでいた友人のことを思い出したとき、
誰もが生きられるわけではないことに、はっとしました。
誰もが生きられるわけではないことに、はっとしました。
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