神戸在住という漫画です
全10巻あって
前に一通り読んだのですが
また読み返しています
「神戸在住」という表題の通り、神戸の話です
神戸の街並や名所が出てくるところもそうなのだけれど
主人公が震災の翌年に神戸の大学に入学しているという点が自分と共通していて
漫画を読み進んでいくと絶妙な加減で
心の中のタンスの中にしまっておいた様々な思い出をひっくり返させます
思い出したくないこともあるし
イヤなことだって沢山ありました
楽しかったことってあまり覚えていないものなのかな
多少はあったけれど
ネガティブなことばかり覚えています
栄養失調で倒れたり、
顔に大きなアザができて外出できなかったり
いったいどんな生活をしていたら栄養失調になるのだろう?
いろいろな事を思いながら漫画を読むというのは
それまでトイレの中でかりあげ君を読んでいた自分とは異なり
きちんとした状態で読まないことには
何か申し訳ない気持ちがしてしまいます
1話読んでは立ち止まり、もう1話読んで2話戻り
なかなか前へ進みません
感動する場面もあるし、
ただひたすら悲しい話もあります
ですが全10巻の読後感はスッキリとしたものです
悩ましい気持ちが解決された感じがする
からまっていた糸がほどけたようにね