中峰清二

1959年

中峰清二捕手（18）＝昭和十六年九月二日大阪生まれ。天下茶屋中時代は投手と捕手だった。興国商に進んで一年からレギュラー捕手となり、昨年の選抜大会に出場した。右投右打、１㍍78、72㌔。現住所大阪市西成区聖天下一の八。

近藤光郎

1959年

近藤光郎投手＝（21）昭和十三年三月一日米子生まれ。大阪香里中の一年から野球をはじめ、関大一高三年のときから主戦投手になった。武器は左腕からの速球。左投左打、1㍍75、74㌔、現住所尼崎市難波本町１の９。

安藤敏雄

1959年

安藤敏雄投手（18）＝昭和十六年十月四日大阪生まれ。芦屋市精道中から芦屋高に進学、二年までは一塁手を主にやり四番だった。投手を本格的にやったのはことしからである。右投右打、１㍍78、73㌔。現住所大阪市東淀川区添本町1の83。

岡正光

1965年

大洋は二十日、選抜会議のトップにランク、交渉権をえた福島県保原高の岡正光投手（18）＝１㍍80、72㌔、左投げ左打ち＝と契約した。選抜会議のプロ入り第一号である。岡投手の交渉を担当した大洋藤井スカウトは同日午後三時から岡の後援者である鈴木章三さん宅（福島県伊達郡保原町４の１４）で父正義さん（47）母千代子さん（46）と約一時間話し合い、正式契約したもの。契約金は六百五十万円（推定）。岡は長身から投げおろす速球には定評があり、大きく落ちるカーブと鋭くスライドする二種類のカーブで東北一の投手の声が高かった。今夏の東北地区予選では50イニングで75三振を奪い、自責点1の好投で同校野球部創立以来四十三年めで甲子園へ初出場した。甲子園大会では高鍋高（宮崎県）に一回戦で0-6で敗れた。