プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

島田幸雄

2018-02-20 20:56:41 | 日記
1958年

大洋入りを伝えられていた法大の島田幸雄一塁手(22)はリーグ戦の終った十一日夜川崎市今井仲町の同校合宿で大洋入りの意思を明らかにした。同選手をスカウトした大洋の青田主将がこんどの大洋の若返り策で整理されそうになっているので、大洋側は多少不安を抱いていたが、島田選手は「青田さんは大洋の中で知っているただ一人の人で、出ていくとさびしい気はするが、そんなことをいってもしようがない」とはっきり語った。同選手は大洋のほか近鉄、広島から誘いを受けていたが、大洋入りをすでに両側の了解を得ており、近いうちに大洋森社長と会って相談し、十七日すでに決定している中大桑田、関学金光両選手とともに永田町のグランド・ホテルで正式契約する。同選手は軽妙な守備に定評があり、打撃も今シーズン左右に打ち分けることを覚え、攻守にうまい選手である。兵庫工出、左投左打、1㍍75、67・5㌔。

島田選手の話 秋のリーグ戦が始まったころから大洋に決めていました。お世話になった青田さんが来年やめるとか聞き、ちょっとさびしい。プロ野球はときどき見るが大洋はいいチームだと思っています。学生野球と違うからまだどれだけやれるかわかりません。しかし入った以上はほかの若い人たちに負けないようしっかりやるつもりです。早く大洋の人とお会いして話を決め一度郷里に帰りたい。

大洋森社長の話 決心してくれてうれしい。前々から島田君の打撃を買っていた。フォームがいいし素質がある。プロはコーチにいい人がいるからいい打者になると思う。入ってからうんと打撃をのばして活躍してもらいたい。守備は実にうまい。プロに入っても他の一塁手に見劣りしない。すぐ一塁に予定しており、この期待にこたえてやってほしい。
コメント
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