プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

木樽正明・佐藤元彦

2018-02-19 20:42:47 | 日記
1966年

東京オリオンズは十一日午後三時から東京・京橋の大映本社で木樽正明投手(18)=銚子商高=の入団を発表した。同選手は昨年夏の甲子園大会で準優勝、国体優勝と高校球界の逸材。初め大学進学を希望していたが、永田オーナーはじめ島田銚子市長らの説得が成功、プロ入りに決まった。181㌢、77㌔、背番号20。またノンプロ、サッポロビールの佐藤元彦投手(慶応大、熊本高出)の入団発表は十日に行われた。同投手は渡辺(南海)とともに慶応投手陣の主力で、昨春、サッポロビールに入社、サイドハンドからのシュートはノンプロ球界でも定評があった。179㌢、70㌔。背番号17。さきに入団した大塚(早大)と早慶のバッテリーは今シーズンのパ・リーグの人気になりそう。なお、熊本高からのプロ野球入り第一号。永田オーナーは「佐藤と木樽とともに将来、東京オリオンズを背負って立つ大物だが、二人ともそうしたことにとらわれずのびのびとやってほしい。佐藤は早慶戦のマウンドを踏んでいるので、すぐ実戦に使えそうだ。また木樽にとってしあわせなことは、同じタイプの小山が指導することだ」と大喜び。そして「笑うとチャーミングだな。映画にもっていっても使えるよ。それだけに心配よ」と大きな木樽に目を細めていた。

木樽投手の話 プロ入りに踏み切ったのは投手の寿命を考えたからだ。一球一球全力で投げたい。

佐藤投手の話 早く第一戦にでて、多くの勝ち星をあげ、チームのために役立ちたい。目標は同じタイプの杉浦さん(南海)。技術的には落ちるタマをマスターしたい。
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嵯峨健四郎

2018-02-19 20:31:11 | 日記
1959年

東映フライヤーズは日鉱日立のエース、嵯峨健四郎投手(22)と契約したと三日発表した。同投手は秋田商出身で上手からの速球に威力がある。身長1㍍77、体重72㌔、右投右打。

パ・リーグ東映フライヤーズは三日、嵯峨健四郎投手(22)と契約した。同投手は秋田商卒、ノンプロ日鉱日立のエースとして三十一、三十三、三十四年度の都市対抗全国大会で活躍した。177㌢、72㌔、右投右打。

嵯峨投手の話 学校を出るときプロから誘いを受けたが自信もなかったし、日鉱へ就職が決まっていたのでお断りした。ノンプロで四年間やってある程度自信もできたのでプロ入りを決めたわけです。コントロールの点が心配だがストレートとドロップをうまく使って懸命にやります。

嵯峨投手略歴 秋田市下北手中学校出身、中学時代から快速球投手として定評があったが、秋商入学後は往年の名投手赤根谷飛雄太郎氏に見出され、現在大毎で活躍中の左腕三平投手とともに得意の速球とドロップで県内各高校チームを悩ました。三十一年秋商卒業後は日鉱日立に入社、ノンプロきっての名監督砂押氏の好指導で都市対抗野球で活躍した。二十二歳。
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大場隆広

2018-02-19 20:15:59 | 日記
1966年

中日ドラゴンズは四日午後、名古屋市中区の球団事務所で、さきごろ正式契約した別府鶴見丘高の大場隆広投手(18)の入団を発表した。大場は速球と落差の大きいカーブを得意とする本格的な左腕投手で、中日は第一次の新人選択会議でトップにランクしていた。180㌢、72㌔、左投げ、左打ち。同投手は中日球場で行われている秋季練習に一週間参加する。

大場投手の話 最初から勉強して一日も早く第一線に出られるようになりたい。目標は中日の山中、阪神の村山さんのように速球で相手を完封できる投手になることです。

吉江球団代表の話 中日が第一次ドラフト会議でトップに上げたくらいだから大いに期待している。貴重な左腕投手として一日も早く中日の戦力となってほしい。

大場投手の母恵美子さん(40) プロ入りが正式に決まってうれしさで胸がいっぱいです。子供を手放すのは寂しいが、一日も早くりっぱな選手になって皆さんのご期待にそってほしいと思います。

山本晃正別府鶴見丘高監督の話 大場はボールの切れのよさにいちばんの魅力がある。先輩である南海の三浦や緑丘高時代の西鉄の稲尾に決してひけをとらないと確信している。今後はうまい選手ばかりなのでセットポジションをとったときの冷静さ、投球技術を身につけてほしい。
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村上之宏

2018-02-19 19:58:19 | 日記
1978年

南海が昨年のドラフト会議で4位指名した日本通運(埼玉)の高根沢商出身、村上之宏投手(21)=180㌢、68㌔、右投げ右打ち=の入団が内定した。南海の古谷スカウト(宇都宮市出身)らが四日、川崎市内で村上選手から全権を委任されている日本通運・近藤監督と話し合って合意に達した。村上投手は五日、高根沢町宝積寺の実家に帰り、両親を混えた親族会議を開き、プロ入りすることを決め、古谷スカウトを南海球団と推定三千万円で仮契約を行った。

村上之宏投手の話 社会人野球で三年目になり、自信もついたのでプロ入りを決意した。早く一軍のマウンドを踏み、まず1勝することを目標に全力投球したい。

父親・良作さんの話 精いっぱいがん張って一軍で投げて欲しい。速球が武器なのでさらに磨きをかけてもらいたい。
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寺本勇

2018-02-19 19:50:36 | 日記
1963年

境高校野球チームの強打者寺本勇三塁手(18)=島根県八束郡美保関町福浦日向出身=はプロ野球広島カープに入団が決定、このほど同校で真木野球部長立ち会いのもとに広島カープ木庭敦スカウトとの間で契約書に調印した。同選手は今シーズン同チームの三番打者として活躍、四割の高打率と本塁打五本を放ち長打力と確実さを備えた好打者である。なお同校からプロ野球入りした選手は九人で現在は阪急の米田、太田両選手が活躍している。
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