プロ野球 OB投手資料ブログ

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矢ノ浦国満

2016-04-24 13:36:54 | 日記
1959年

高校球界屈指の大型遊撃手として注目された東筑高校の矢ノ浦国満選手(18)は、かねて近鉄バファロー入りをほのめかしていたが二十九日近鉄に入団すると声明、その態度を明らかにした。矢ノ浦選手獲得に乗り出した球団は東映、南海、大毎、阪急、近鉄、西鉄、阪神の七球団で、そのうちもっとも積極的だったのは西鉄、近鉄だった。けっきょく近鉄の掲示した条件と、同選手がもらしていた「同じプロ入りするなら、すぐにでも出場できる球団」という本人の希望が一致したので近鉄入団に踏み切ったもの。同選手は右投右打、1㍍76、体重70㌔で、一見広岡選手(巨人)に似たタイプ。大柄なからだに似ず、軽快なフットワークをみせる守備ぶりは吉田選手(阪神)のようだ。しかしプロスカウト連の注目を浴びた最大の原因は、同選手が持つ先天的なバッティング・アイにある。腕っぷしも強く豪快な長打力を持つ半面、チャンスになんとかして得点に結びつける器用な面もある。甲子園出場の機会を逸した東筑だけに、同選手の評価はまちまちだが、プロでも十分活躍できる既成の遊撃手だ。同選手の年間打率は・311である。

矢ノ浦選手の話 いろいろ考えたが、近鉄が一番働けるのではないかと思って決意した。プロ入りしたからには大いに活躍して先輩たちや先生たちの期待にそいたいと思っている。

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