あずき

2005年11月24日 | 健康・病気
  いつまでも父母遠し新小豆   石田波郷

今日は、いつもしている会社とは違うところの仕事もした。
同じ市場のパッケージ会社から頼まれた仕事だ。
そこは、パートの女性を10何人使って、
野菜果物のパッケージをしている。
かなりの量のパッケージをしている。
うちで仕事が多いときは手伝ってもらうこともある。

あずきをシールを貼ったポリ袋に300g入れて結束し、
それをみかん箱に20パック入れるという作業だった。
30kg入りの袋が6袋ある。
「小豆」と「福勝(ふくまさり)」と書いてある。
「小豆」は、当たり前のことだが「あずき」です。
大きさが2ミリほどだ。
「福勝」は5ミリほどの大きさだ。
今、ネットで調べたら「いんげん」の仲間だった。

なぜ今夜の九想話にこんなことを書こうと思ったのは、
あずきが綺麗だったからです。
通所者に、だいたい300g前後ぐらい袋に入れさせる。
それを計り、あずきを入れたり出したりして300gに調整する。
最初、ボランティアの女子大生に計ってもらっていた。
私は、トマトをラップしたり、物をフォークで運んだりしていた。
時間的に間に合わないと思い、私も計ることにした。
計ったものはベルトコンベアに載せ、
その先にはそれぞれ結束したり、箱に入れる通所者がいる。

私はあずきを触っていて、子どもの頃を思い出した。
父と母は、あずきも作っていました。
家で食べるだけで売るものではなかった。
その頃のことを思い出したのです。
自然の作物っていいもんだな、とあらためて感じた。
おふくろの作ってくれた赤飯やあんこの味が、
口の中にしみ出してきた。

45歳まで、半導体製造機器関連の資材課にいたときは、
あつかうものはICやトランジスター、コンデンサー、
抵抗、センサー、スイッチ、などの人工的なものだった。
パソコン、ハードディスクなども購入していた。
それが魅力的だった。正直、
市場のものは、きゅうり、じゃが芋、玉葱などでつまらない。
しかし今日、あずきを見たら感動した。
なにしろ“あずき色”(アタリマエダ)が綺麗だった。
自然なものっていいですね。
コメント
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