九想話をブログにして1ヶ月がたった。
分からないこともあり、あたふたしました。
ある日、ブログでは「これまでの九想話」のように、
過去の標題の記録が残らないことに気づいた。
これは困った。
どうしょう、九想庵を訪れる旅のひとには、
過去の九想話なんてどうでもいいでしょうが、
私にとっては“一大事”なのです。
ときどき、九想話を書いていて、
(このことは前に書いたかな)と思うときがある。
そのとき、その九想話を読みます。
それを探すとき、過去の標題の記録がないと困るのです。
やっぱりブログはやめて、以前の形に戻そうかなと真剣に悩んだ。
ない頭で考えました。月末に、それを書いておこう、と。
ブログにはカレンダーがある。
その日をクリックすればその日の九想話が読める。
せっかく“流行りのブログ”にしたんだ。
だいたい時代遅れの私です。九想話ぐらい時流に乗せたい。
せっかくだから、トップページに日々載せている俳句もくっつけておこう。
句会を抜けて、俳句をやめるのがいやで
毎日ひねってやろうと決意したが、呑んべの九想、
そうは問屋が卸さない、何日か落ちてます。
どれもへぼですが、よかったらまあまあだと思うのを
一句選んでいただけると嬉しいです。
今月もあわただしく過ぎてしまいました。
やりたいことの半分もできなかった。
今年もあと1ヶ月、忸怩たる思いを払拭して、
最後の月を精一杯生きていく…、ツモリデス。
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11/1 ブログでの船出
11/2 いちべつもされない
11/3 本籍地 目の前に光り少なしそぞろ寒
11/4 不屈の四番打者金本知憲 足裏よりのぼる寒さや暮の秋
11/5 ぜいたくなライブ 黄落やうらとこバイパス陽も沈む
11/6 本田美奈子さん死去 白露や死んでいく人どこの空
11/7 プロ試験合格 立冬になって過ぎたる日を憂い
11/8 女房の頭の中の消しゴム 遠い日をねじ曲げてみる今朝の冬
11/9 第3のビール 安酒をかわす友あり冬ぬくし
11/10 所沢駅東口の朝 冬めくや可愛いやつらと街を行く
11/11 楽家で酔う 冬浅し心うきうき楽家かな
11/12 木枯らし1号 こがらしにからだあづける
11/13 姉からの電話 空っ風子ども群がる駄菓子屋に
11/14 へちま亭文章塾 水洟や通所者の頬真っ赤っか
11/15 みっちゃん
11/16 お風呂の話 冬の星ぜんぶまとめてポケットに
11/17 お風呂の話 2 着ぶくれて横町をゆく二人かな
11/18 お風呂の話 3 垢で死んだひとはいない霜柱
11/19 ぬかよろこび 冬ざれの戻る車窓に友の顔
11/20 詩人の“読み” 冬すでにわれ人生に立ちつくす
11/21 高橋尚子 新宿も光なければ冬野かな
11/22 ALWAYS三丁目の夕日 三丁目夕日哀しく息白し
11/23 日暮里から秋葉原 冬ざれやケーナは響く電気街
11/24 あずき ささくれし心をいやす小豆かな
11/25 酔っぱらい
11/26 大阪からの訪問者1 湯気の中知らないひとと語り合う
11/27 大阪からの訪問者2
11/28 夢・ミュージカル1 くさめして人生知らないことばかり
11/29 夢・ミュージカル2 冬木立すがたかたちはちがっても
11/30 11月の反省会 冬耕やわれは毎日駄文書く