土曜日、「夢・ミュージカル」第4回公演を女房と観に行った。
「夢・ミュージカル」は、知的障害者が演じるミュージカルです。
副実行委員長をしている女房の昔の職場の人が招待してくれた。
最初、それほど行きたいと思わなかった。
福祉施設で働いている私ですが、
なぜかこういう催しは遠慮したい。
せっかくの休み、自分のふだんできないことをやりたかった。
所沢市民文化センター、ミューズ中ホールはほぼ満員だった。
開演午後2時なので、1時50分に入ったのだが、
空席を探すのが大変だった。
前から5列目の中程に坐った。
受付でもらったパンフレットを見ると、
うちの作業所の女の子が1人参加していた。
私はそれを知らなかった。
トイレから帰るとき、「おぎわらさん」と呼ばれた。
声のほうを見ると、通所者の I さんの笑顔があった。
お父さんとお母さんの間に太った身体で坐っていた。
私は近づき、両親に挨拶して、
「 I さんこんにちは。今日は、Aさんが出るよ。
ちゃんと観るんだよ」といった。
「知ってるよ」と嬉しそうだった。
客席のあちこちに障害者がいる。
家族と来ているのだろう。
私は正直、障害者を見るのは“苦手”です。
知らずしらずに涙が出てしまう。
2時10分、始まりの挨拶があった。
その知的障害者の挨拶を聞いているだけでだめです。
涙がじくじく出てきてよくステージが見えない。
舞台の上手に、
オーボエ、ファゴット、クラリネット、バスクラリネット登場。
いよいよ物語が始まるという感じのアンサンブル演奏だ。
そのあと、拍子木がリズムを刻み、
しばらくしてピアノのメロディーが流れた。
緞帳が上がった。どのようにミュージカル
「ももから生まれたももたろう」が展開するのかな?と思った。
なにしろ役者は知的障害者なのだ。
つづく
「夢・ミュージカル」は、知的障害者が演じるミュージカルです。
副実行委員長をしている女房の昔の職場の人が招待してくれた。
最初、それほど行きたいと思わなかった。
福祉施設で働いている私ですが、
なぜかこういう催しは遠慮したい。
せっかくの休み、自分のふだんできないことをやりたかった。
所沢市民文化センター、ミューズ中ホールはほぼ満員だった。
開演午後2時なので、1時50分に入ったのだが、
空席を探すのが大変だった。
前から5列目の中程に坐った。
受付でもらったパンフレットを見ると、
うちの作業所の女の子が1人参加していた。
私はそれを知らなかった。
トイレから帰るとき、「おぎわらさん」と呼ばれた。
声のほうを見ると、通所者の I さんの笑顔があった。
お父さんとお母さんの間に太った身体で坐っていた。
私は近づき、両親に挨拶して、
「 I さんこんにちは。今日は、Aさんが出るよ。
ちゃんと観るんだよ」といった。
「知ってるよ」と嬉しそうだった。
客席のあちこちに障害者がいる。
家族と来ているのだろう。
私は正直、障害者を見るのは“苦手”です。
知らずしらずに涙が出てしまう。
2時10分、始まりの挨拶があった。
その知的障害者の挨拶を聞いているだけでだめです。
涙がじくじく出てきてよくステージが見えない。
舞台の上手に、
オーボエ、ファゴット、クラリネット、バスクラリネット登場。
いよいよ物語が始まるという感じのアンサンブル演奏だ。
そのあと、拍子木がリズムを刻み、
しばらくしてピアノのメロディーが流れた。
緞帳が上がった。どのようにミュージカル
「ももから生まれたももたろう」が展開するのかな?と思った。
なにしろ役者は知的障害者なのだ。
つづく