徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

教授の子ども

2006-03-11 17:30:58 | Weblog
ようやく修論について教授と話すことができた。

が、子連れ。5歳くらいの女の子を連れてきていた。どうやら、教授の奥様が旅行中なので面倒を見ないといけなかったらしい。

父娘、とても仲がよかった。最初は部屋のホワイトボードにお絵かきして遊んでいたけれど、私たちが話し始めたら教授の隣に座り、

おなかすいた~

と言って、置いてあったクッキーを食べつくし、

疲れた~

と言って、教授に膝枕をしてもらう。教授も「仕事中だから」というわけでもなく、娘のしたいようにさせている。私たちが話をしている間にも「パパー」と何度もいい、そのたびに教授は娘と会話をする。

私たちが英語で話をしていると、

どうしてドイツ語で話さないの?

と聞き、教授が「あおはドイツ語より英語のほうが上手だからだよ」と答えていた。そして、私は主に、「黒い森(black forest)」のデータを扱うのだけれど、彼女が、

black forestって何~?

と聞き、教授が「forestはドイツ語で何?」とたずねた。この歳にして早くもバイリンガル教育か。少しうらやましい。

そんなこんなで、話し合いは少しずつ中断をはさみながら無事終了。とりあえず、私のデータはまだ届いていないので、届いてから本格的にスタート、となった。

大学内で働いている人(ハウスマイスターも含む)の子どもを大学内のあちこちで見かけるけれども、日本では「同僚の子ども」なんて会社で見たことがなかった。たとえ連れてきたとしても、「お父さん(お母さん)は仕事しているんだから、いい子にしているのよ」と言って、黙らせておきそう。

職場に子どもを連れてきてOKなのも、少子化が進む中、いいことなのかもしれない(本当はもう少しおとなしくしていてくれるともっといいのだけれど)。