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衛兵の交代式は見逃せない、と思い、初日にツーリストインフォメーションに何時からなのか、聞きに行った。ネットで調べたところ、
ウィークディは12:15~、日曜・祭日は13:15~
となっていた(土曜はウィークディなのか?)けれど、念のため確認に行った。結局、
金曜(夏至祭前日):12:15~、土日:13:15~
という、よくわからないスケジュールだった。夏至祭前日も祭日なはずだから、13:15~なはずなのに。
私は、土曜、13:15~のを見た。場所取りは15分前くらいからで十分かな、と思っていたけれど、なぜか
12時前くらいに人だかり
ができていた。近くに交代式の案内板があったからそれで確認しても13:15~なのに。
一旦、その場を離れかけたけれど、
迷彩服の軍人さん
が目に入り、私も人だかりに紛れ込んでみた。といっても端の端だったから、あまりよく見えなかったけれど、
6人くらいの衛兵さんが行進
し、
王宮裏の衛兵さんと交代
したような気がした(やっぱり交代は交代式の時だとは思うけれど)。
で、12:45頃からまた人だかりができ始めた。『え、こんなに早くから場所取りですか?』と思いつつも私もやっぱり前で見たいので、場所取りに参加した。もう最前列は残っていなかったけれど、なぜか
前方の子連れが抜けた
ので、スライド式に最前列に並べた。
ここの衛兵さん、恐ろしく観光客と近い。し、
話しかけられたら返事もしていた
ようだった。まだ交代式が始まる前、何人かの衛兵さんが観客整理にぼちぼちあたっていたころ、観光客がその衛兵さんの隣に立ち、写真撮影をしていた。そして、衛兵さん、普段は足を広げて立っているけれど、隣に観光客がたったら、
足を閉じ、気をつけ
の姿勢になった。観光客相手の訓練もしているのかしら。
ここの交代式は、観客をとても意識していた。楽器隊が到着する前に、迷彩服を着た軍人さんが、楽器隊は空軍所属です、とか、
博物館も見に行ってね
とか、現在の王室はドロットニングホルム宮殿に1982年に引っ越しました、などとアナウンスをしていた。
で、楽器隊、衛兵が到着し、儀式が進み、交代の衛兵さんが交代しに出かけたら、それまで端にいた楽器隊が正面に移動し、
観客のほうを向き、3曲演奏
1曲ごとに『これは○○という曲です』とアナウンスがあった。そして、1曲ごとに観客から拍手が起こり、指揮者が頭を下げる、という、
どうみても観客向けパフォーマンス
としか思えない演奏だった。3曲演奏のうち、1曲は全く軍隊っぽくないポップな曲だった。
王宮にいくつか博物館があるけれど、今回私が見学したのは『王族の居室』と『宝物の間』。
王族の居室は広かった。ベルナドッテの間のロココ調の家具が素敵だった。3階の一番奥の大広間にはステージがあり、ミレニアムの時にバンドがそこで演奏し、大勢の人が踊っている写真があった。現在はこういう風に使うこともあるのね。この広間の床は、木で模様がつくってあってとても素敵だった。
印象的だったのは、名前は忘れてしまったけれど、
とてもモダンな間
ランプも家具もとてもモダンだった。そして明るかった。何年か前に議会などで改装が合意に達した、ということらしい。やっぱり現代の作品なんだ。
宝物の間は意外に地味だった。その昔は特別なセレモニーでのみ見ることができたものだけれど、現在は一般公開されているもの。期待満々で行ったせいか、ちょっと期待はずれだった。
王家武儀博物館に行ったほうが私は楽しめたかも(ここでもまた情報に負けた)。