徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

Ph.Dディフェンス

2009-07-26 02:51:15 | 勉強
今月2つ目のPh.Dディフェンスがあった。発表者は私に1年以上PCを貸し続けていてくれる人

ディフェンス当日は、私が使っているソフトウェアが新しいPCで使えなくなったので、お昼くらいにDLRの人が来て、コンパイルしなおしてもらう予定だった。が、ディフェンスは午後2時からだったので、急きょ、もう少し早く来てもらうことにした。

で、当日。DLRの人が、いろいろ試したけれど、結局うまくいかなかった。不思議だったのは、彼のPCにリモートでアクセスし、そこでコンパイルしようとしても

エラーが出てコンパイルできなかった

こと。結局、2時直前に、『もうあおのオフィスで試せることはないから』といって帰って行った。

同じ研究室の人に、Ph.DのディフェンスはB11の部屋で行われる、と聞いていたので、その部屋に行った。

ロックされている

ついでにその隣の部屋もチェックしたけれど、ロックされていたり、空き教室だったりし、結局部屋を見つけられなかった。仕方ないので、オフィスに戻った。

そのうちディフェンスが終わり、同じオフィスの人が『図書室でパーティやるよ』と声をかけてくれたので行き、私に『ディフェンスはB11』と教えてくれた人に、『B11閉まってたよ。本当はどこでやったの?』と聞いたら、

え?B11だったよ

と言われた。『ロックされていたんだけど』と言ったら、『

あ、あの部屋ね、力強く開けないとドア、開かないんだよ

誰かがノブをカチャカチャやったの、気づいたんだけど、あれ、あおだったんだ。でも、ちょうどそのとき、教授が話していたときだったから、開かなくて良かったかも』と言われた。うん、開かなくて良かったかも。どうせディフェンスはドイツ語だから聞いても分からなかったし。

今日ディフェンスをした彼は、この後もしばらく研究室でポスドクとして働くらしい。よかった。


同じ研究室のオーストリア人は今日が最後となった。無事、Ph.D論文に教授のサインをもらえた。彼が次に来るのはディフェンスの日。1年弱、彼と同じオフィスで過ごし、分からない数式や、内挿法とか、いろいろなことを教えてくれた。

彼が去るのはとても寂しい。