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雪が降り始める前の、静かな時間。
雪は積もる具合によっては楽しさが怖さへと
変わっていくのだけれど、それでもいつも喜びから
始まる。
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うちのオヤジ、いやベイビーは後ろ脚が悪くなって
雪に足をとられて滑るようになってしまったけれど
カナダ極北産のご先祖の血が騒いでか、やっぱり雪
の日は喜ぶ。ヒトも喜ぶ。猫こたつで丸くなるはず
だけど、食客3代目のブチャいく猫は顔だけまん丸、
犬小屋に陣取って飯、飯とひっきりなしに鳴く。
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原発東電の悪い話ばかりに浸かっていると目の前の
美しいもの、楽しいこと、嬉しいことをスルーして
いる自分がいる。
そこにゆたっとしていられない、気持が落ち着かない。
つくづくと重い日々であるけれど、恵まれていると
いう自覚もあるので重いくらいでちょうどいいのだ、
そうでないと申し訳ないのであるよ。
雪はもうこんこん積もって、ドキドキしながら急坂の
山道を行ったり来たり。まだ忙しいさなかだが今年の
仕事の山場は実はこれから。
まだまだこたつで暖まるヒマはない。
美しい銀世界をただ美しいとだけ思って過ごせた日を
思い出し、小さな勇気。
小さなことを積み重ね、しのいでいく日々。
福島の飯舘近い山ぎわのほうで雪のなかで落葉拾いと
樹皮を削る作業をしている100人ほどの集団がいた。
(某大手建設ゼネコンに雇われて)除染作業だという。
あの落葉を中間貯蔵施設に溜め込むのかと思うと頭が
くらくらする。後先考えない場当たり的な仕事をして
良心はとがめないのか。
日雇い作業員の多くは高齢者だった。
最後の砦は良心。
今行われていることは時の神に問われないのか。