森もどうやら梅雨入りでしょうか、ちょっと早い気がします。
日を追って濃い鮮やかな緑に被われる森です。
あいにくの雨で地面がぬかるんで、土の入れ替え作業ははかどり
ません。ま、できるところまでということで進めました。
そして、門番の親分ことぷ~ちゃん、いや本名は雷君だけど
ベイビーとかぷ~とかしかよばれない彼は、おかげさまで
15歳を迎えました。犬にしては長寿、と言われますね、犬に
しては‥と。ありがたいことです、長生きしてくれて。
長生きするとヒトと同じであちこち具合が悪くもなりまして、
大手術後無事に1年めぐって喜んでいたのもつかのま、新しい
病名がつきました、気管虚脱といい、気管が狭くなります。
これは犬特有の病気で慢性的なものが進行して急に悪化する
と言われます。また麻酔後に症状が顕われる例もあるそうです。
ともあれ、ゼエゼエと言っていた理由はこれでした。
息が苦しい、呼吸がままならないのは生命の根本に関わる問題
です。壊れかけのエンジンで車を走らせようとしても無理な
ように、立ち上がって歩くのが辛くなりました。
週末の二日間は2、3m歩くのが精一杯でした。
オトコのプライドが許さないってんで用足しは外へ、と言います。
ダメダメといってもきかないので連れていきます。どうにか
立ち上がって歩き出して、さて右足を上げ片足立ちをしようと
したら、前脚にも片方の後ろ脚にも体重がかかりよろけます。
立ちつづけただけでエネルギーを使い果たしたようで、息が
苦しくなるのでした。
三日目の朝、どうするかなあと思案していたら、ぷ~ちゃんは
スタスタと歩みよってきて、はい、おっかあ、シッコに行くぜ
とまあ軽やかなので驚きました。
いつもの木の根っこに次、また次と印をつけて15mほど進んで
少し息が荒くなりました。もう帰ろう、戻ったほうがいいよ、
歩けなくなるよ、と言っても、もう返事する余裕もなく、
ふんばっていました。
よくがんばりました、はい、ウンチ成功しました。
うんこ、うんこ、とうちではおまじないのようにその言葉が
飛び交っています。うんこ、しなくていいの? うんこする?
うんこ、まだ? そんな感じで、ぷ~ちゃんはそれに目で答え
ます。元気なころはウルサイよ、ヘン、うんこうんこ言うなよ
おふくろ、みたいな生意気な顔をしていましたね。
でも、うんこは大事なことなのです。
(オールハート動物病院待合室にて愛想ふりまく)
うんこが出にくくなって直腸大腸の手術もしましたし、出れば
ごはんをパクパク食べられます。入れると出すはセットです。
ぷ~ちゃんは律儀なオトコですからたとえ息が苦しくても全力
で務めを果たしたいのでしょう。
おっかあとしては、おもらししても、そこらへんにまき散らそう
が、いっこうにかまわないよ、と言ってきかせているのですが。
(ここんちの水はおいしいぜ、と病院のミネラル水をがぶ飲み)
やさしくしてくれてありがとう、と思います。
くたびれかけたぷ~ちゃんの身体ですが、あたたかい塊がわたしの
心を包んでくれます。
入れたら出る、出たものを始末する、この事が片づかないと困る
のは原発も同じです。爆発で放出された放射性物質を無主物など
と言って東電への告訴を棄却した裁判所はわかりやすい嘘をつき、
そして今また使用済み核燃料の置き場所もない状態で原発を稼働
させるためすでに核燃料を準備済みというのですから。
でも、この悪魔の装置にスイッチ入れる役目を誰が引き受けるの
でしょうか。現場で雇用された人に押し付け、知らんふりしても
関電と野田、細野、枝野、仙石と言った名を人々はわすれません。
自分の個人生活は計算高くしながら、社会への責任はまったく
気にしないという愚か者たちに、正しい計算のしかたを伝えることを
諦めてはいけない、そう思いました。我が家のうんち考察です。
日を追って濃い鮮やかな緑に被われる森です。
あいにくの雨で地面がぬかるんで、土の入れ替え作業ははかどり
ません。ま、できるところまでということで進めました。
そして、門番の親分ことぷ~ちゃん、いや本名は雷君だけど
ベイビーとかぷ~とかしかよばれない彼は、おかげさまで
15歳を迎えました。犬にしては長寿、と言われますね、犬に
しては‥と。ありがたいことです、長生きしてくれて。
長生きするとヒトと同じであちこち具合が悪くもなりまして、
大手術後無事に1年めぐって喜んでいたのもつかのま、新しい
病名がつきました、気管虚脱といい、気管が狭くなります。
これは犬特有の病気で慢性的なものが進行して急に悪化する
と言われます。また麻酔後に症状が顕われる例もあるそうです。
ともあれ、ゼエゼエと言っていた理由はこれでした。
息が苦しい、呼吸がままならないのは生命の根本に関わる問題
です。壊れかけのエンジンで車を走らせようとしても無理な
ように、立ち上がって歩くのが辛くなりました。
週末の二日間は2、3m歩くのが精一杯でした。
オトコのプライドが許さないってんで用足しは外へ、と言います。
ダメダメといってもきかないので連れていきます。どうにか
立ち上がって歩き出して、さて右足を上げ片足立ちをしようと
したら、前脚にも片方の後ろ脚にも体重がかかりよろけます。
立ちつづけただけでエネルギーを使い果たしたようで、息が
苦しくなるのでした。
三日目の朝、どうするかなあと思案していたら、ぷ~ちゃんは
スタスタと歩みよってきて、はい、おっかあ、シッコに行くぜ
とまあ軽やかなので驚きました。
いつもの木の根っこに次、また次と印をつけて15mほど進んで
少し息が荒くなりました。もう帰ろう、戻ったほうがいいよ、
歩けなくなるよ、と言っても、もう返事する余裕もなく、
ふんばっていました。
よくがんばりました、はい、ウンチ成功しました。
うんこ、うんこ、とうちではおまじないのようにその言葉が
飛び交っています。うんこ、しなくていいの? うんこする?
うんこ、まだ? そんな感じで、ぷ~ちゃんはそれに目で答え
ます。元気なころはウルサイよ、ヘン、うんこうんこ言うなよ
おふくろ、みたいな生意気な顔をしていましたね。
でも、うんこは大事なことなのです。
(オールハート動物病院待合室にて愛想ふりまく)
うんこが出にくくなって直腸大腸の手術もしましたし、出れば
ごはんをパクパク食べられます。入れると出すはセットです。
ぷ~ちゃんは律儀なオトコですからたとえ息が苦しくても全力
で務めを果たしたいのでしょう。
おっかあとしては、おもらししても、そこらへんにまき散らそう
が、いっこうにかまわないよ、と言ってきかせているのですが。
(ここんちの水はおいしいぜ、と病院のミネラル水をがぶ飲み)
やさしくしてくれてありがとう、と思います。
くたびれかけたぷ~ちゃんの身体ですが、あたたかい塊がわたしの
心を包んでくれます。
入れたら出る、出たものを始末する、この事が片づかないと困る
のは原発も同じです。爆発で放出された放射性物質を無主物など
と言って東電への告訴を棄却した裁判所はわかりやすい嘘をつき、
そして今また使用済み核燃料の置き場所もない状態で原発を稼働
させるためすでに核燃料を準備済みというのですから。
でも、この悪魔の装置にスイッチ入れる役目を誰が引き受けるの
でしょうか。現場で雇用された人に押し付け、知らんふりしても
関電と野田、細野、枝野、仙石と言った名を人々はわすれません。
自分の個人生活は計算高くしながら、社会への責任はまったく
気にしないという愚か者たちに、正しい計算のしかたを伝えることを
諦めてはいけない、そう思いました。我が家のうんち考察です。