想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

回らないものもあるんだぜ

2012-10-08 11:05:08 | Weblog
(去年の今頃のぷ~ちゃんです、まだ元気だったな~)


(カメの後をついて行く、ぷ~ちゃん)


(シマコとコブちゃん。'09年10月、森が美しいままだった頃)



この秋はまたバラを植えよう、めげずに花を育てようと思う。

季節は巡り、ファッションも巡るんである。
うんと若かったころに無理して買ったシルクのワンピース
をこの秋は着回して、とっといてよかったーとか思いつつ
ふと、とっておいても回らないものもあるなと気づく。
思いはやっぱりそっちへ向かわずにいられない。

昔スパッツと言ってたのにレギンスとか呼ばれて、なんの事?
と思ってたんだが、他にもいろいろ。スラックスはパンツ、
ジーパン買いに行ったら「デニムですね」と店員さんがシレッ
と言う。はいって従ったけど‥(笑)
スカートはスカートらしい(笑)ついでに変えろっつうの。

笑えないのが福井県敦賀市にある「もんじゅ」(高速増殖炉)。
事故で止まったままで巨大な金喰い虫、虫というより怪物。
廃炉にするはずだったのにまたもや転用して使い続けようと
政府と文科省は画策中だ。密かに続けているから要注意。

核、これは自然の循環に逆らう物質だ。巡らないし、回らない。
人間に回せるものではない。サイクルと名付けたのに停止した
まんま17年‥1995の事故から14年ぶり2010年に動かし、すぐ
に不調で停止。原子炉も動かせないまま監視状態なのだ。
監視に莫大な金がつぎ込まれたまま「性能試験段階」だそうだ。
運営は日本原子力研究開発機構(JAEA)独立行政法人だが
文科省管轄下の原子力ムラで国の金を使い放題である。

従来型の原発から出る使用済み核燃料からプルトニウムを
取り出し再処理して作ったのがMOX燃料。これを燃やして
動かすのがもんじゅである。(プルサーマル型原発)
いったい何がしたいのか?
核のゴミの使い回しのつもりか? 理屈通りにはいかなくて
現状、停止しているのだ。

使用済核燃料に残るプルトニウムは半減期数万年である。
それをMOX燃料に変えてもう一度使って(核分裂)灰にすると、
半減期30年前後に変換できるというんだ核のゴミが出続ける
ことには変わりがない。そもそも止めるという判断をしない
のは何故か? 原子力ムラのムラビトの懐へ入る金欲しさ
である。それ以外のなにものでもない。ここに群がる人々が
新技術だ、未来の技術だと言いはって止めようとしない。

原発のプルトニウムの使い道は核兵器への転用なんだが、
アメリカもさきごろ、もうこれ以上増やすなと日本へ言ってきた
わけで、時代に取り残されようとしている日本の原子力ムラ。
名前を変えて売り出すファッション戦略のようにはいかない
ようである。
JAEAは福井県知事西川氏とパーティー券購入などで癒着。
昔のこと、もう済んだことなどと忘れてはいけない。
今も関連企業がしっかりとつながって予算請求に余念がない。

原発はすべて廃炉、核のゴミを増やさない、原発ゼロへ向け
「回すな」と抗議しつづたほうが自然にも人間にとっても
よほど効率的だし、実はお得なのであるね。

そういえば斉藤和義クンが「猿の惑星」って歌ってる、
言い得て妙。



コメント
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