昨日、前日夕方からの雪が積もり
森庭は白くまばゆいばかりだった。
庭で写真を撮ろうと歩いていると‥
小川のS字曲線が好きで季節ごとに
定点撮影しているので、何度か同じ
場所で撮って、ふと顔をあげると、
数メートル先にいた。
タテガミがあまりに立派で、一瞬誰?
と思った。大きな豚鼻が正面にある。
そしてヤンキーが念入りに逆立てて
盛った例の髪型そっくりのが頭上に
あった。短足である。
イノシシにちがいないだろうが‥
かわいいというかおかしいというか。
ウリボウを連れた母イノシシがきた
のは前に書いたが、単独のタテガミ
ぼうぼうのイノ君は初めてだ。
そうだと気づいて笑ってる場合では
ないと後ずさりした。
しながら、ダメ! きちゃダメ!
と大きな声で言った。
するとイノ君はゆっくりとターンした。
少し先の木の根元で盛んにシイの実を
食べている。
一本、二本、三本、移動しながら
40分間、おひとりさまの食事をして
帰りはどこから出ていくのかと
見ていたら道路沿いの丸太を積んだ
垣根のすき間から出て行った。
そして道を下って行った。
走り方が小走りで、いまさらな感じ
がした。
なんだか嬉しい。
野生の生き物が近くにくるとその分
人間界からあちら側へと近寄ったような
気がするのである。
この山の入り口にはクマ注意の立て札が
あるし、少し離れた沢で山菜採りの村人
がクマに襲われたという話は聞いている
けれども、敷地内にはまだ現れていない。
生ゴミなどを外に置かないように気を
つけているが、ずっと犬の匂いがして
いたからかもしれない。
そろそろその匂いも薄まり、クマが
やってこないとも限らない。
この面々が私の顔をみるとなんかくれ〜
と揃って鳴くとけっこう大きな音量だ。
イノ君を観察している間も足元で鳴く
ので、イノ君は顔を上げて周囲を見る
ような動作をした。
なんだ、気のせいかというふうにまた
食べ始めた。猫は脅威にならない。
猫はいても、貂も逃げなかった。
森庭は白くまばゆいばかりだった。
庭で写真を撮ろうと歩いていると‥
小川のS字曲線が好きで季節ごとに
定点撮影しているので、何度か同じ
場所で撮って、ふと顔をあげると、
数メートル先にいた。
タテガミがあまりに立派で、一瞬誰?
と思った。大きな豚鼻が正面にある。
そしてヤンキーが念入りに逆立てて
盛った例の髪型そっくりのが頭上に
あった。短足である。
イノシシにちがいないだろうが‥
かわいいというかおかしいというか。
ウリボウを連れた母イノシシがきた
のは前に書いたが、単独のタテガミ
ぼうぼうのイノ君は初めてだ。
そうだと気づいて笑ってる場合では
ないと後ずさりした。
しながら、ダメ! きちゃダメ!
と大きな声で言った。
するとイノ君はゆっくりとターンした。
少し先の木の根元で盛んにシイの実を
食べている。
一本、二本、三本、移動しながら
40分間、おひとりさまの食事をして
帰りはどこから出ていくのかと
見ていたら道路沿いの丸太を積んだ
垣根のすき間から出て行った。
そして道を下って行った。
走り方が小走りで、いまさらな感じ
がした。
なんだか嬉しい。
野生の生き物が近くにくるとその分
人間界からあちら側へと近寄ったような
気がするのである。
この山の入り口にはクマ注意の立て札が
あるし、少し離れた沢で山菜採りの村人
がクマに襲われたという話は聞いている
けれども、敷地内にはまだ現れていない。
生ゴミなどを外に置かないように気を
つけているが、ずっと犬の匂いがして
いたからかもしれない。
そろそろその匂いも薄まり、クマが
やってこないとも限らない。
この面々が私の顔をみるとなんかくれ〜
と揃って鳴くとけっこう大きな音量だ。
イノ君を観察している間も足元で鳴く
ので、イノ君は顔を上げて周囲を見る
ような動作をした。
なんだ、気のせいかというふうにまた
食べ始めた。猫は脅威にならない。
猫はいても、貂も逃げなかった。