10時過ぎ ”モーロ人(スペイン語)ムーア人(英語)のため息”のキャンプサイトを出発してコルドバへ向かった。遠回りになる高速道路を避け国道を160Kmくらい走った。道はむるやかな丘の連続であたり一面、見渡す限りのオリーブ畑。もうすぐ収穫されるらしくグリーンや黒のオリーブが鈴なりになって、オリーブ畑は濃いグリーンに銀色を混ぜたような独特の色合いの木々が連なりたてよこの縞模様を作っている。
時々現れる村や町は丘の上の城を取り囲んで白壁にテラコッタ色の屋根がとってもきれいだ。道端に時々オリーブ油の工場かオリーブの集積地が現れる。これだけあればオリーブオイルもこの国のいい収入元であろう。
お昼ごろにはコルドバの町に入り、キャンプサイトが判らずずいぶん迷って、二人でけんかしつつやっとたどり着いた。亭主はスペイン語が少しは話せるが、スペイン人にスペイン語で話しかけると、同じスペイン人に話すような早口で返事が返ってくるので聞き取れない。モンダイだ。
キャンプサイトは町の中でバスに乗らないだけでも良いが21ユーロと高かった。