Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

渡り鳥の旅 ファーロ(Faro)

2013-01-05 16:18:02 | キャンプ旅行ヨーロッパ各地 2012-2013



12月30日 ファーロへショッピングに行った。過去2回ファーロへは日帰り観光に行ったけれどここにはあまり見るものが無い。たまたま隣のロスとダンカンの結婚記念日が1月4日だと言うので、クリスマスや誕生日の祝いにお世話になったお隣さんたちに、和食を作ることにした。
オルニャオのスーパーで買えたのはお醤油とわかめ、中華蕎麦などだが、巻き寿司用ののりが欲しい。
我が家には沢山ある海苔もここには持ってきていないし、まさかキャンプ中に和食を作るとは思わなかった。

たまたま出合った若い英国人カップルは、昨年このサイトの奥でキャンプしている時の隣人で、大きなサイトだからほとんど出会うことが無い。彼らは英国の家を売りキャンパーを自宅代わりに3月から10月までは英国やフランスのキャンプサイトで働き冬になると暖かいポルトガルへやってくる。

彼らの記憶ではファーロのスーパーマーケット・ジャンボに和食や中華・インドのコーナーがあると言う。

 

日曜日は2時間に1本の電車に乗って17分でファーロの駅へついた。そこからバスを待って5-6分でジャンボスーパーのあるファーロの町外れに着いた。あまりに近かったので ”しまった。バス代を損した”と言う気持ちになった。

晴天の暖かい日曜日だから、ショッピングセンター前のグリーンでは家族連れが楽しんでいる。センター内は小売店がズラッと並びクリスマス後のセールを開始し50%や70%引きのバーゲンセールをやっていた。

 

ジャンボの店内で10枚入りの海苔やしいたけ、千切り大根などを見つけ、帰る前にもう一度ショッピングに来ることにして、ショッピングセンターの周囲を散歩してみた。オリーヴの木が生き生きと並びかわいい花が咲き乱れている。これがポルトガルの年末!!!


 

午後2時近くセンター内のフードコートへ行くも家族連れや友達の群れでテーブルが空かない。20分もうろうろしてやっと一つのテーブルにイス2脚の空きを見つけた。テーブルを探している間に見つけた美味しそうな店で買ったのが豆スープとチキンクレープ、サラダ6種で6.2ユーロこんな健康食が英国では5ポンドくらいでは買えないと思う。

 

必要な買い物をして早めの電車でオルニャオに帰り、サイトへ向かう道すがら今日は起重機の上を占領しているこうの鳥が3組いた。この巨大な起重機が不要になっているほどこの国は不況らしい。

年の暮れも5組の隣人が集まり新年を乾杯して2013年を迎えた。

1月2日ダイアンとディヴの飼い犬、アーカスがきれいに洗ってもらい、テーブルの上でもつれている毛並みに櫛を入れてもらっていた。
このアーカスはポルトガルのウオータードックとプードルの混血で、毛並みが密集していて水を通さないから、昔は漁師の船に乗り魚の群れを網に追い込む役目をしていたと言う。



年末年始は漁師も仕事に出かけないだろうと思いながらも行った魚市場で大きなボラを2匹買った。3枚ずつにおろし、片身一枚を刺身にしたのがあたったらしい。翌日明け方から嘔吐、腹痛でとうとう町のクリニックにお世話になり3日間の絶食、水か冷茶を飲むようにいわれた。翌日腹痛も治まり約束の巻き寿司、味付け卵巻き、てんぷら、焼きソバなど10人分づつ料理して皆から絶賛を受けた。私は一口も食べられなかったが・・・・

結婚記念144年というダンカンと2週間だと言うロズの夫婦が、翌日この素敵なスミレを花束をお礼に持ってきてくれた。その気持ちがうれしい。

コメント (2)
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