今日も良い天気だけれど、今朝はとっても寒く裏庭のバケツの雨水に氷が張っていた。
二人で歩いて駅迄行ったけれど、風は身を切るように冷たかった。 近くの駅へ行く道路の駐車場には昨日よりももっと車は少なくなっていた。政府がキャンペインしている自宅勤務のお達しを守る会社が増えたらしい。
今日のコロナの感染者はうなぎのぼりに増えて昨日よりも1日で2158人増加、死者も1日に110人も増えた。イタリアやスペインの感染者や死者とは比べられないが、ドイツなど感染者は英国の4倍近く、しかし死者は英国の半数、どうしたらこうなるのだろうか。
NHSでは医療関係者が足りなくて今日は40万5千人の退職者がボランティアとして駆り出された。酸素吸入器の不足で、電気掃除機メーカーのダイソンが1万台の酸素吸入器の生産を政府から注文された。
21歳の既往症のない,健康な女性が死に、若くて幸い命を取り留めた人達がテレビで、どんなに苦しかったか、どうやって感染しないよう身を守ることの大切さを訴えている。
娘は毎日電話してきて必要なものを買ってくると言ってくれるが、相変わらず新鮮なミンチ肉は何処にもないそうだ。今夕は牛乳を持ってきてくれたがパンは無かったという。
テレビでは朝からNHS の職員へ感謝の気持ちを伝えるために、今夜8時に国民皆が窓やドアから拍手をするとのキャンペーンをやっていた。ちょうど8時、ラジオを付けると さあ皆さん外に出て拍手をしてください。 とのアナウンス。
玄関へ出てみると隣の家族は総出で手を叩き叫び声をあげている。通りのあちこちから拍手と叫び声が聞こえる。国民が一つにまとまった瞬間だった。これで明日はもう勝手に遊びまわる人たちが減るだろうか?感染者が減っていくだろうか?
イタリアでは死者の数が多すぎて、焼却場が間に合わず、軍隊の車で棺桶をよその焼却場へ移動するなどをやっているという。お葬式も家族少人数に限られるというから、家族や親しい人を失った人たちはどんなにつらいだろうか。ただイタリアは死者の数が減りつつあるというからこれだけが喜ばしい。と言っても一日千人づつ無くなっていた人たちが数百人単位になっただけで、まだまだ死者が増えるのだろう。
最近日本のブログを見ていると、あまりコロナの話題が減ってきて、巷では安心感が広がっているように見受けられる。でも東京で急に感染者が増え、小池都知事が今週末は外出しないようと呼び掛けているニュースを見た。まだまだ安心できないコロナウイルス。