Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

王立植物園キュー(Royal Botanical Gardens Kew)その2

2022-05-20 01:23:05 | ロンドン周辺

私が英国へ来た50年前はこのキューガーデンは入場無料だった。しばらくして入場料一人2ペンスと言う時期がありそれから10ペンス、1ポンドとだんだん上がってきて、数年前ポールと二人で行った時は一人17ポンド(年金生活者は2ポンド引き)だった。

この時駅へ行くとロンドンの観光地入場料を2人で1人分のバウチャーがあって、それには入場時に同日の国鉄のチケットを提示しなければならない。しかし私達60歳以上はカウンシルから交通費無料のフリーダムパスを貰っているからチケットを見せられない。近くの駅へ行ってロンドンブリッジからキャノンストリートまでの一駅切符を2枚買って持って行った。これが一駅3.5ポンド(当時の円・ポンドレート140円)一駅490円なり。結局10ポンドのセービングになって喜んで入った。

今回は駅にそのようなバウチャーがなくて、英国鉄道のインターネットを開くと確かにまだ存在する。3-4時間コンピューターと格闘の上とうとう諦めた。ところが翌日娘がやってくれたら30分ほどですべてOK. 二人で一人分の入場料は19.5ポンドだった。(現在の円・ポンドレート160円)一人3120円、そして一番安い駅のチケット2.9ポンドを買って入場できた。

昔の入場無料の時を知らなければ、今現在の入場料でもそれほど高くはないだろう。この頃はどこのアトラクションの入場料もほとんど似たり寄ったりだから。

こうして飲み物食べ物を持って行って半日大いに楽しめるのがいい。

 

 

この花わが家の近くの道路わきに花咲き、ずいぶん前に花の時期は終わっているのにここで見つけた。それによれば名前はバードチェリーと言う。花の後に小さな実がなるが鳥しか食べられない。

この後またテンペレイト・ハウスへ戻り温室内の熱帯植物を見て歩いた。

 

 

 

ずいぶん珍しいお花が多い。ヴィクトリア時代、世界中に散らばった植物ハンターたちが持って帰ったその結果で、こうしてみることができるのはありがたいことだ。

 

 

 

150年前にこのような巨大な温室が作られ、ほとんど屋根に近いところに回り回廊があって、ジャングルを眼下に見ることができる。

この温室内のハイライトがこのゴールデン・ロータス・バナナで原産地はユンナン中国と大きな看板があった。

 

そしてこの温室で最後に見つけたのがシャクナゲ・ハイブリッドの名前あり、全くシャクナゲに見えない。

 

温室を出てプリンセス・オブ・ウエールズ・コンサーベトリーへ行く途中で見つけたこれぞ なんじゃもんじゃの花。英語名ではチャイニーズ・フリンジツリー、原産地は中国、韓国だそうだから日本にも多くあるのだろう。私は今年になるまでこんな花があることも知らなかった。

 

 

 

 

きれいな花の写真を撮りながら歩いているうちにスイレンの温室にたどり着いた。

ここは外気が直接入らないよう入り口玄関の小部屋から大きな池の有る温室に入る。

 

 

 

 

 

このスイレンの有る温室も人気のある場所で次から次と入場者が入ってきた。それでも日本の様に数珠つなぎと言うことは決してない。

説明版ではサファイアー・ドラゴン・ツリーとの名前で、1992年初めて台湾のチャヤング高原で見つけた。1995年その種を持ち帰って初めてキューガーデンで育ったのがこの木で、アジアで1000年も前からポピュラーな木である。日本では娘が生まれるとこの木を植えて、結婚する時タンスを作って持たせる・・・・これぞ桐の木に違いない。でも桐の花ってこんなんでしたか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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