2週間前にセント・ジョンズ・ウッド図書館で借りたこの本、2日半で昼寝もしないで読んだ。アメリカ人作家のミステリー、読んでいるときは夢中でいたけれど、読み終わってみるとやっぱり古い本のミステリーは今現在の文化の進歩についていけない。この本1994年発行。当時の警察では最近のようなアイフォーンがなかったから、連絡はどこかの電話を利用しなけりゃならない。黒人の死刑囚と新聞記者と黒人の刑事の物語。
面白かったけどもう一度読みたい本ではない。
最後の10冊目は私が一番尊敬する塩野七海さんの ローマ亡きあとの地中海世界。
2008年発行の本だけれど、こんな本は決して古さを感じさせない。彼女の ローマ人の物語 全巻は誰にも貸さずしっかりと本棚にしまってある。
そしてこの中古の本だがこんなに感激してしっかり読んだことがない。素晴らしく教えられた気がする。何しろ地中海沿岸は北アフリカからトルコ、ギリシャ、クロエシア、イタリー、フランス、スペイン、ポルトガルまで 全部旅行してきていながらこの本のような中世期の歴史、回教徒の海賊に蹂躙された暗黒の中世紀を知らなかった。
2巻目があったらいいのだけれど。明日取り換えに行って探してみようと思う。
スコットランド出身のGraham Hancock(この本ではグラハム・ハンコックと日本語呼び名に書いてあるが、英国人はグレアムと発音する。)
この作家ジャーナリスト出身で世界各国の古代遺跡や伝説を調べ、人類は1万年以上も前に高度な文明があったという。この2冊を読んで本当に洗脳されてしまった。
1999年発行の本だが大変難しい本で、読み終わるまで1か月以上もかかった。