北極圏を通ったその夜は山裾の盆地の中のキャンプ場で、蚊もいなければ雪もなく、午後6時過ぎ山に隠れた太陽は翌朝まで顔を出すことはなかったのですが、この日から天候異変でも起きたのか、晴天続きで、一晩中真昼の明るさでした。
翌朝キャンプサイトを出発してすぐ、道路はフィヨルドの沿岸に沿ってはしりボードーまで約100Km、何処を見ても一幅の絵になるような景色に感嘆しながら、ボードーの海辺のキャンプサイトに着きました。
海が素晴らしくきれいで、海岸線を散歩し 野原に咲く色とりどりの花に写真を撮り巻くり、この日初めて真夜中の太陽が見られるのを心待ちにしました。
お昼ごろ、太陽は海と反対側の60度位の高さにあり、決して頭上を通り過ぎることがないのです。夕食後キャンパーの隣の英国人夫妻といすを持ち出し海辺で夜中12時までおしゃべりしていました。
太陽は海に向かって左からスライドして、水平線すれすれまで降りてくるのですが、隠れることなくまた少しづつ上昇して、朝には海とほとんど反対方向に上っていました。最後の写真は真夜中12時の太陽です。
初めて見た真夜中の太陽に全く興奮してしまい、中々眠れません。1時、2時と外に飛び出し写真を撮っていました。
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