ノルウェー第2の都市ベルゲンはフィヨルドの入り組んだ海岸線の直ぐそばに山がせまっていて、わずかな平地に木造建築が密集しており、山壁にも色とりどりの家が立ち並んでいます。
港の近くには13世紀にベルゲンの町を開いたホーコン王の館があり、16世紀に建てられたローセンクランツの塔で要塞として造られたものだとのことです。
このベルゲンはフィヨルド観光の基地になるため、多くの観光船が出入りしていて、目を奪うようなひときわ大きな豪華客船が停まっていました。
港に面して魚市場やお土産店が並んでいて、北欧特有の編みこみセーターやトナカイ、羊の皮などを売っていますがとにかく高い。豪華客船から降りたお金持ちが相手でしょうから、私たちには手も足も出ません。
この港に沿って三角屋根の木造家屋が並んでいます。ここはブリッゲンと呼ばれるユネスコの世界遺産に登録されていて、何度も火災にあってそのたびに同じように復元されたものです。奥行きの有る家屋の間は迷路のようになっていて、みやげ物の店や手工芸の工房などがあります。オリジナルは13世紀から16世紀にかけて建てられたドイツのハンザ商人の家や事務所だったとのことです。
ベルゲンに来たならば是非と言われるのが海抜320メーターのフロイエンの丘で、フロイバーネンと呼ばれるのケーブルカーで約7分、この日も素晴らしい快晴で、ベルゲンの全貌と街を取り囲むフィヨルドと山々が一望のもとでした。ケーブルカーは15分おきに出ていますが往復とも長い行列で、もちろん丘の展望台は観光客でいっぱいでした。
このいわくありげな像はオレ・ブルと書いてあり、インターネットで調べてみたらベルゲン生まれの有名なバイオリニストだったそうで、世界でも有名なバイオリンを持っていたそう。たくさんのエピソードがあります。
午後の2時間、ポールと別行動でベルゲン美術館へ行ってきました。美術館は3つの建物に分かれており、15世紀から現代までの絵画の展示をしていて、ヨーロッパの有名画家のコレクションもありますが、特に気に入ったのが19世紀後半から20世紀前半の画家たちの作品です。
この時期ヨーロッパを巻き込んだ写実主義、自然主義などや印象派の影響を受けたノルウェーの画家たちの絵に大変興味を駆られました。残念ながら写真禁止のため、一枚も素敵な絵が揚げられませんでした。
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