フロム鉄道に乗った翌朝、空は今にも降りそうなくらい厚い雲がたちこめ、この日一日フィヨルドの畔を散歩しようと決めていたのにあっさり撤回。
キャンプサイトで知り合った、オランダ人の老夫婦が教えて下さったロエン(Loen)へ行くことにしました。
9時過ぎキャンプサイトを出てまもなく、3つ目のトンネルが道路上では世界最長といわれる25Km もあり21分で通り抜けました。中には3箇所ブルーのライトがついていて両側が広くなっているところが有り、ドライバーの気分転換を図るためだそうです。そしてトンネルを抜ける度にフィヨルド・フェリーを繰り返し、ソグネフィヨルドをわたってお昼過ぎにLoen のキャンプサイトに着きました。
途中の雄大な景色は何度同じような雪山を見ても素晴らしく見飽きることがありません。
6月なのにどこでも高い山には雪が残っています。
途中の道路の行く手に氷河が見えてきました。初めての氷河、誰も止まってみる人もいません。何しろほとんど車も通らない道でした。
ノールフィヨルドの畔の村々は歓声を上げるほど素晴らしく、何処をとっても絵になりそうです。オールデン(Olden)の入り江に素晴らしくきれいな2艘の観光船が停泊していて、ここには何があるのだろうと通り過ぎたのですが、ここから奥にヨーロッパ最大といわれるブリクスダール氷河が横たわっているのです。
次の入り江がロエン(Loen)の村でキャンプサイトは海辺に広がっていました。
午後遅く近くの村を散歩し小さな白い木製の教会にたどり着きました。教会の前庭に2つのモニュメントが立っていて、現地語と英語で説明がありました。1905年と1936年の2回にわたってロエンの谷間の岩山が湖に崩れ落ち沿岸のボダルとネスダルの2つの村が大津波にあって135人の命を奪ったとのことでした。ノルウェーの最悪の災害だそうです。
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