今までのキャンピング旅行でも、最低の設備を有するストックホルムのキャンプサイトに、ぶつぶつ不平を云いながらも、4泊もしてほとんどの観光地を網羅し、5日目の朝 62Km北 のウプサラへ出発しました。
サイトには朝11時頃に到着し、ストックホルムで溜まりにたまった洗濯物を洗濯機2回廻してきれいにしました。この日は素晴らしい天気で、キャンプサイトに植えられている木々の幹に洗濯紐を縛り、シーツから布巾まで全部乾して満足しました。
午後4時過ぎにはすべて乾いて取り入れ、さてウプサラの町を見ましょうと出掛けました。運河に沿ったこの街は大学街でスエーデンでもっとも古い総合大学があります。私たちの行ったこの時期は夏休み、それに午後5時過ぎの町は大聖堂も観光案内所も閉まっていて、のんびり散歩するだけでした。
青空を映して明るい運河も、水は濃い茶色で、川渕で寝転んで読書している若い男女や、魚釣りをしている親子など平和そのものでした。
翌朝もっと北のダーラナ地方へ行く途中、ウプサラ市から15分ほどのガムラ・ウプサラへ寄り道しました。
ここは巨大な墳墓遺跡があり、4世紀から6世紀の政治、宗教の中心地であったとのことです。
古い教会と3つの連なる丘は過去の施政者の権力の誇示なのだろうと思いました。
横の情報の乏しい昔、何処の国でも己の死後までも権力を誇るために、巨大な墳墓を残した人々、それはエジプトであれ、メキシコであれ、日本であれ、このような北の国でも人間の考えることは同じなのかと思いました。
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