どうも、ren.です。
気圧と気温の上下にやられたのか、また耳鳴りが続いてます。
● 「怪獣自衛隊 12巻」 井上淳哉 バンチコミックス
高知編も佳境。
今回のヒルコはその巨大さだけでなく、今まで以上に人間を捕食することを目的にしているので、人的被害の桁が違う。
死者がキャラクターではなくモブ、というか数字でしかなくなってきている。
そんな中、ついに如月率いる第3中隊が全滅。
ヒルコによる捕食動作中に、このえが無反動砲でとどめを刺す形で。
切羽詰まった状況で職務を全うする姿として描かれていますが、要は初めて人が人を、このえが同僚を殺す場面。
そして、そのまま自衛官として父親と接するという、この絵の一人称の物語ならドロドロの悲劇だったでしょうね。
ついにはヒルコが父親を含む避難者の集う高知城を襲撃、壊滅。
その間、CIC側では総理が反撃を支持できない状況。
「シン・ゴジラ」でも似たようなシチュエーションがありましたが、大勢を救うために少数を犠牲にして「自衛隊の武器が国民を殺すことがあってはいけない」という"命の天秤"は、自衛隊員が「市民の盾」となり命を賭するという"命の天秤"でもある。
最終的に総理は市内での航空攻撃の許可を下しますが、時すでに遅し。
このぎりぎりの判断は当然のジレンマの末とはいえ、政府・総理としての責任は重いものになるでしょうね。
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