レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

恋しくて

2011年05月14日 00時45分06秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「恋しくて」
原題:SOME KIND OF WONDERFUL
1987年 米 95分
■監督:
 ハワード・ドゥイッチ
■出演:
 エリック・ストルツ
 メアリー・スチュアート・マスターソン
 リー・トンプソン
 クレイグ・シェイファー
 パメラ・アンダーソン

●あらすじ
ボーイッシュなドラマー・ガール、ワッツは、幼なじみのキースが好き。
しかし、彼はそれに気付かず、美しい娘アマンダに憧れていた……。
(ぴあ映画生活より)

★感想など
これはずっと昔から、気になっていた映画ではあったんだよねえ。
意識したのはいつからなのかなあ?
多分、「冬物語」と言う漫画の中で、本作について語られていた時からかなあ。
まあ内容が内容なだけに、ずっと観る事はなかったんだが。
んで、感想。
いかにも80年代らしい、青春ラブ・ストーリーって感じではあったが、悪くはなかったよ。
80年代ロックがガンガン流れ、甘酸っぱいストーリーが展開する。
実は主役は、ボーイッシュな女の子のワッツだと思ってたんだが、男の方だったんだね。
ワッツ役のメアリー・スチュアート・マスターソンが、事実上の主役と言っていい程の
存在感を示しているのには同意だが、それとは別にリー・トンプソンの可愛さも気になった。
リー・トンプソンって、はっきり言うと美人ではないんだが、時々物凄く可愛く見える時があるんだよねえ。
脚本もしっかりまとまっており、脇役たちもドラマがあって非常に良い。
不良役の奴も、最後ここであいつが登場したらなあと思っていた所にバッチリ登場して
美味しい所をしっかり持っていったのも良かった。
ラスト・シーンのキースの選択だけは、唐突な感じがあるのは否めないが
リー・トンプソンのあれやこれやとかで、観終わった後に非常に爽やかな気持ちになれる良い映画であった。
でも本作を楽しめるのは、ある一定層の年齢からかもね。
それともう一つ。
本作の設定って、「電影少女」の漫画がまんまそうだなと思ったんだが
あの作者は本作の設定をぱくったのかもね。
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はいからさんが通る

2010年03月13日 22時56分35秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「はいからさんが通る」
1987年 日本 90分
■監督:
 佐藤雅道
■出演:
 南野陽子
 阿部寛
 柳沢慎吾
 丹波哲郎
 野際陽子

●あらすじ
大正時代を舞台にハイカラ少女の恋と冒険を描いた、同名コミックスの映画化。
華族の伊集院家で花嫁修業することになったお転婆娘・紅緒。
ところが彼女は、奉公先の伊集院忍と恋に落ちてしまう。

★感想など
本作の主題歌は結構好きだよ。
アイドル全盛時代の南野陽子にはそんなに興味はなかったんだけど、
時間が経って、懐かしくなってきたので、なんとなく観てみた。
感想はイマイチ。
ちなみに原作も読んだ事あるけど、映画版はそのダイジェスト版になってしまっている。
各キャラクターも、原作版との比較で見てしまうと、どの人も全然駄目だね。
唯一原作に近い雰囲気だったのは、野際陽子くらいかな?
原作でも紅緒と如月の絡みは面白いんだから、その辺をもっと膨らまして欲しかった。
そう言えば、原作絡みで言うのなら、伊集院伯爵と紅緒との和解シーンが無かったのが納得イカン!
あのジイさんは、後に紅緒の良き理解者となる所が好きなのに。
まあ後致命的なのは、主役の南野陽子があまり魅力的に見えなかったとこ。
アイドル映画らしく、もっと可愛いいのかと思ってた。
正直、このキャラクターはあってないんじゃないかとさえ思った。
そして相手役の阿部ちゃんは、全く駄目だ。
あれじゃあ、単なる嫌なヤツでしかない!
こいつが出てこなくなるまでの30分くらいは、ほんとにいつ観るの止めようかとずっと考えてた。
それくらいイラっとさせてくれたね。
まあトータルとして、ナンノのファンか、原作好きくらいしか観ないだろうから
こういった映画を真面目に評価してもしょうがないんだが。
だが、エンディング・ロールの最後で、主題歌が終わる途中でぶった切ったのは許せなかったな。
どうせなら、ちゃんと曲の終わりにあわせて映画も終わらせろよ!
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ロッキー・ザ・ファイナル

2009年01月24日 02時04分12秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「ロッキー・ザ・ファイナル」
原題:Rocky Balboa
2006年 米 103分
■監督:
 シルヴェスター・スタローン
■出演:
 シルヴェスター・スタローン
 バート・ヤング

●あらすじ
ボクシング界から引退したロッキーは、かつての栄光の面影はなく、
小さなイタリアンレストランを経営して生計を立てていた。
他界した愛妻エイドリアンとの思い出にすがって生きているロッキーは、己の心の喪失感を埋めるかのように、
再びプロボクサーのライセンスを取得するために立ち上がるのだが。

★感想など
傑作である!
最初にスタローンが「ロッキー」と「ランボー」の続編を作ると聞いた時は
正直「マジかよ?」と思った人がほとんどでしょう。
特に「ロッキー」の続編なんて、どうするんだ? と思っていた。
と同時に、スタローンもいよいよそこまでいってしまったかとも思った。
と言うのは、近年のスタローンは活躍出来ていなかったからだ。
本作が完成するまでの間、ほとんどの人は冷ややかな目で本作を見つめていただろう。
だが本作が完成し、公開されるや大ヒット! 大絶賛の嵐!
凄く興味を持って、去年DVDが出てすぐレンタルで観てみた。
そしたら凄い感動作であった!
初めて観た時は、正直前半が退屈だった。
マリーとかスパイダーなんて知らないし、息子はセイジじゃないし。
だが再び特訓を始める辺りくらいから面白くなってきて、ラストに至っては感動してしまった。
そして今回初めて1から観始め、本作を観なおした。
本作が1のオマージュをこめて作ったとの事だけに
最初から全てが面白かった!
前記のマリーもスパイダーも、1にちょっと登場しただけのキャラクターだぜ。
それが本作で重要な役所で登場。
さらに有名な生卵の飲むとか精肉工場で肉をサンドバック代わりにするとか、セルフ・パロディー満載!
ちなみに今言った事は全て1でしかやっていなかった!
なんか毎回やってるようなイメージがあったけどね。
脚本も実に良かった。
今回はちゃんと1に戻っている。
前作のパート5は、マイク・タイソンとそのトレーナーだったカス・ダマトと
ドン・キングとのエピソードを、ほぼそのまま使用した脚本だった。
カス・ダマトがタイソンに言ったセリフは、ほぼそのままミッキーの言葉として引用し
タイソンが現実に歩んだ人生を、トミーにやらせていた。
まあ確かにその辺りのエピソードって面白いよね。
「修羅の門」のボクシング編で、アリオス・キルレインの設定もほぼそのままだったし。
(一度カス・ダマト辺りで調べてみればすぐ解るよ)
それに比べ、今回はロッキーの原点であったどん底からの脱出だけでなく
失ってしまった現実から希望を持つ事の素晴らしさ・素敵さを描き
しかもそれが現実のスタローンの姿、及び年齢とリンクしている!
そう考えると、ロッキー・シリーズと言うのは、その時々のスタローンという人間を
反映させていたシリーズだったのかもしれない。
ロッキーの頑張る姿、息子に向けた厳しい説教。
どれも胸を打つものばかりであり、感動し、考えさせられる良い言葉だ。
これから何度でも観て、勇気付けられたくなる作品だ!
年を重ねれば重ねる程、本作の重みは増してゆく。
そんな気がする感動作。
1回目より好きになってしまったな。DVD買おうかな。。。
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ロッキー5/最後のドラマ

2009年01月21日 23時35分57秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「ロッキー5/最後のドラマ」
原題:Rocky Ⅴ
1990年 米 105分
■監督:
 ジョン・G・アヴィルドセン
■出演:
 シルヴェスター・スタローン
 タリア・シャイア
 バート・ヤング
 トミー・モリソン
 セイジ・スタローン

●あらすじ
ソ連の強豪ボクサー、ドラゴを破ってアメリカに帰国したロッキー・バルボアは、会計士の不正により破産。
その上度重なる激闘により脳にダメージが蓄積しており、遂に引退を発表する。
フィラデルフィアに帰郷したロッキーは、今は亡きミッキーのジムで白人新鋭ボクサーのトミー・ガンを育て、
トレーナーとして第二の人生を歩み始めていた。
そこへ現れた派手な黒人プロモーター、ジョージ・ワシントン・デュークに現役復帰を打診されるロッキーであったが、
猛反対する家族との生活を優先させる。

その後黒人プロモーターの画策によりジムから引き抜かれたトミーは、快進撃を続け世界ヘビー級チャンピオンとなる
だが、かつてロッキーと共に夢と希望を抱いてトレーニングを積み重ねた心を失っていた。
別人のように変わってしまったトミーと路上で再会したロッキーは、義兄ポーリーが殴られた事により、遂にトミーに怒りをぶつける。
その戦いは周囲の人々を観衆としたストリートファイトへと発展する。

★感想など
長らく、ロッキー・シリーズの最終作であった作品。
本作のせいで、長年ロッキー・シリーズは晩節を汚した状態となっていた。
まあそれもしょうがないよね。
まず脚本が悪すぎる。
1に戻りたい気持ちは解るが、無理矢理過ぎ。
唯一許せたのは、1の時のロッキーの服とかエイドリアンの眼鏡とかを登場させたくらいかな。
各キャラクターも、みな元気がない印象。
ロッキーは行き場の無い魂みたいな感じだし、エイドリアンも何を応援していいか解らんようで
ポーリーは諸悪の根源であるが、最後の方は良かった。
トミーのキャラクターは最悪そのものだし、息子の葛藤もいまいち話に絡みきれてなかった。
だが息子役をスタローンの実子が演じているのはポイント高し。
う~ん、どう書いてもマニア向けだなあ!
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ロッキー4/炎の友情

2009年01月19日 23時22分17秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「ロッキー4/炎の友情」
原題:Rocky IV
1985年 米 91分
■監督:
 シルヴェスター・スタローン
■出演:
 シルヴェスター・スタローン
 タリア・シャイア
 バート・ヤング
 カール・ウェザース
 ドルフ・ラングレン
 ブリジット・ニールセン

●あらすじ
ソ連からドラゴというボクサーがやってきた。
科学に裏打ちされたその実力は、アポロをリング上で殺すほど凄まじいものだった。
親友を失ったロッキーは、ソ連へ復讐戦を挑みに行くが。

★感想など
シリーズ第四弾は、前作から人間ドラマをすっぽり取り除き、エンターテイメントに特化したような感じ。
時間も短い為、全てが恐ろしい勢いで話が進んでいく。
そんな中、前半の主役であるアポロは、キャラクター・戦う動機・ドラゴとのショー等
かなり好ましかった。
特に記者会見の後に、ロッキーに「どうだった?」とか聞いた辺りは、非常に良かったなあ。
だがこの戦いはドラゴの圧倒的な強さを見せ付けて終わるんだが。
ドルフ・ラングレンはロッキーとの戦いでも、ホンマに強そうで凄かった。
パンチの伸び方とか、マジで強そうだもんな。
だが、全体的なストーリーはやっぱり陳腐だよね。
特にあのクライマックスのくだりとかは、かなりヤバイ。
どうやったらソ連の観客がロッキーを応援するかがいまいちハッキリしないし
ラストの演説も頂けなかった。
だが本作の明快さは結構イイと思う。
ただ、ラスト、ロッキーがドラゴに勝った瞬間。
いつもならここで例の音楽が流れるのだが、
本作は微妙なアレンジがされている!
音楽がビル・コンティじゃないからなんだろうが、これはよろしくない!
最後でミソ付けた感じだが、それでも娯楽作としては中々でしたな。
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