「恋しくて」
原題:SOME KIND OF WONDERFUL
1987年 米 95分
■監督:
ハワード・ドゥイッチ
■出演:
エリック・ストルツ
メアリー・スチュアート・マスターソン
リー・トンプソン
クレイグ・シェイファー
パメラ・アンダーソン
●あらすじ
ボーイッシュなドラマー・ガール、ワッツは、幼なじみのキースが好き。
しかし、彼はそれに気付かず、美しい娘アマンダに憧れていた……。
(ぴあ映画生活より)
★感想など
これはずっと昔から、気になっていた映画ではあったんだよねえ。
意識したのはいつからなのかなあ?
多分、「冬物語」と言う漫画の中で、本作について語られていた時からかなあ。
まあ内容が内容なだけに、ずっと観る事はなかったんだが。
んで、感想。
いかにも80年代らしい、青春ラブ・ストーリーって感じではあったが、悪くはなかったよ。
80年代ロックがガンガン流れ、甘酸っぱいストーリーが展開する。
実は主役は、ボーイッシュな女の子のワッツだと思ってたんだが、男の方だったんだね。
ワッツ役のメアリー・スチュアート・マスターソンが、事実上の主役と言っていい程の
存在感を示しているのには同意だが、それとは別にリー・トンプソンの可愛さも気になった。
リー・トンプソンって、はっきり言うと美人ではないんだが、時々物凄く可愛く見える時があるんだよねえ。
脚本もしっかりまとまっており、脇役たちもドラマがあって非常に良い。
不良役の奴も、最後ここであいつが登場したらなあと思っていた所にバッチリ登場して
美味しい所をしっかり持っていったのも良かった。
ラスト・シーンのキースの選択だけは、唐突な感じがあるのは否めないが
リー・トンプソンのあれやこれやとかで、観終わった後に非常に爽やかな気持ちになれる良い映画であった。
でも本作を楽しめるのは、ある一定層の年齢からかもね。
それともう一つ。
本作の設定って、「電影少女」の漫画がまんまそうだなと思ったんだが
あの作者は本作の設定をぱくったのかもね。