
「それでもボクはやってない」
2007年 日本 146分
■監督:
周防正行
■出演:
加瀬亮
瀬戸朝香
役所広司
小日向文世
●あらすじ
痴漢の容疑をかけられた青年が裁判を経験してゆく姿を軸に、日本の裁判制度の実態を見つめ直す。
面接に向かうため通勤ラッシュの電車に乗った徹平は、同乗した女子中学生から身に覚えのない痴漢行為で責められ、警察へ連行される。
執拗な取調べにも屈せず無実を主張する徹平だが、起訴され、法廷で争うことに。
★感想など
サラリーマンには人事では済まされない問題。
実際、これに近い事が起きるのかと思うと、電車に乗る時は気を付けないとと怖くなる。
映画としては、開始から1時間くらいまではぐいぐい引っ張る楽しさがあるが、90分を過ぎた辺りくらいから中だるみしてくる。
公判が進んでいく後半等は特にそうで、第何回公判ていう字幕の時に、日付を一緒に入れて欲しかった。
その方が時間の流れが伝わって、よりリアリティが増したと思うのだが。
後、この映画では悪意を持った人と、善意を持った人の描きわけが顕著過ぎなきらいもある。
この点がイマイチのれない点でもあるが、題材が身近なだけに面白い作品ではある。
だがちょっと長いね。