「シービスケット」
原題:SEABISCUIT
2003年 米 141分
■監督:
ゲイリー・ロス
■出演:
トビー・マグワイア
ジェフ・ブリッジス
クリス・クーパー
●あらすじ
1929年10月、アメリカは株の大暴落で大恐慌時代に陥った。
それまで自動車ディーラーとして成功を収めていたハワードは、最愛の息子を交通事故で亡くし、妻にも去られてしまった。
そんな彼は1933年、運命的に出会った女性マーセラと結婚。
そして、乗馬の愛好家である彼女に影響を受け、競馬の世界に傾倒していく。
やがて、彼はカウボーイのスミスを調教師として雇う。
スミスは“シービスケット”と呼ばれる小柄で気性の荒いサラブレッドの潜在能力に目を付け、
その騎手として気の強い男ジョニー・ポラードを起用するのだった。
★感想など
イマイチだなあ。
まず冒頭30分くらいの、編集が最悪!
つなぎの話をカットしまくって、なんでそうなったのかとかを一切描かず、どんどん先に進んでいく。
まるでドラマの総集編でも観てる気分だったよ!
そうして無理矢理に話しを進めたはいいが、肝心のシービスケットのレースシーンも納得はイカンね。
なんと言うか、競馬ファンなら盛り上がる負け方、そしてそのリベンジの仕方と言うものがある。
だが、本作にはそれが無い!
要は主役が馬ではなく、周りの人なんだよね。
だから競馬的に盛り上がらない。
まあ、本作は最初から馬が主役ではなく、人間が主役だからしょうがないのかも知れないが。
一部で言われている通り、確かに画は綺麗なので、
主演のトビー・マグワイアのむかつくキャラクターも含めて、許せる人ならばOKでしょう。
オレ的には、正直期待外れだった。