レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

真昼の決闘

2011年02月27日 23時33分38秒 | 西部劇

「真昼の決闘」
原題:HIGH NOON
1952年 米 84分
■監督:
 フレッド・ジンネマン
■出演:
 ゲイリー・クーパー
 グレイス・ケリー
 トーマス・ミッチェル
 ロイド・ブリッジス
 ロン・チャニー・Jr
 リー・ヴァン・クリーフ

●あらすじ
1870年、ハドリービルという西部の小さな町。
結婚式を挙げたばかりの保安官ウィルの元に、かつて逮捕した無法者の帰還の知らせが入る。
様々な思いの末、彼らとの対決を決意するウィルだったが、
戦いに否定的な新妻エミーは一人町を去ろうと駅へ向かう。
ウィルは協力者を求めて、炎暑の町を歩き回るが、臆病で利己的な住民たちはその門を閉ざす。
やがて正午となり、駅に列車が到着。
エミーが乗り込むと同時に、ウィルへの復讐を誓う無法者が降り立った……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
リー・ヴァン・クリーフの本格的デビュー作。
「OK牧場の決斗」にも登場したリー・ヴァン・クリーフだが、あっちではすぐ殺されてしまった。
だが、本作では一番最初に画面に映り、最後まで登場する。
でも台詞は一切無かったけど。
本作に影響を受けた作品が結構あるみたいで、これからそういった作品も観ていくので
そういった意味では観ておいて良かった。
劇中時間と実上映時間をシンクロさせているのは、当初気付かなかったけど
そういった試みも楽しい所。
関係ないけど、イーストウッドはこの映画大好きなのかもね。
本作から影響を受けた作品が幾つかあるからね。
イーストウッドのインタビュー映像とかで語ってないかな?
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怒りの荒野

2011年02月27日 23時17分33秒 | 西部劇

「怒りの荒野」
原題:I GIORNI DELL'IRA/DAYS OF WRATH
1967年 伊/独 117分
■監督:
 トニーノ・ヴァレリ
■出演:
 ジュリアーノ・ジェンマ
 リー・ヴァン・クリーフ

●あらすじ
私生児ゆえに不当な扱いを受ける青年、スコット。
ある日、彼が酒場に入ることを男に拒否されていると、流れ者のタルビーが救いの手を差し伸べる。
男を決闘の末射殺したタルビーの姿に感激したスコットは、彼に弟子入り。
彼の教えで銃さばきの腕を上げて行く。
しかし、やがて町を牛耳るようになったタルビーの非道さにスコットは疑問を抱いていく…。
(洋画★シネフィルイマジカより)

★感想など
これは期待通りの面白さであった。
まず、キャストの配置が素晴らしい。
リー・ヴァン・クリーフが師匠役を演じるのには、正にハマリ役とも言える程の貫禄十分。
一方、ジュリアーノ・ジェンマも髪を下ろして若さを感じさせ、若い弟子役にピッタリ。
前半部分の出来は百点満点に近いが、途中からイタリア映画らしく話が破綻し始めてくる。
まずジュリアーノ・ジェンマが突然狂犬キャラになるのも唐突だし
銃の腕が実は凄腕という描写もあった方が良かったと思う。
また良く言われている事だが、リー・ヴァン・クリーフが後半突然に凶悪なキャラになるのも変。
物語全体を考えると、リー・ヴァン・クリーフは敵と認定されている4人だけ標的にした方が良かった。
マーフは4人が共謀してリー・ヴァン・クリーフを陥れた時に見て見ぬふりをしたとか。
それを許せるか許せないかみたいに描写していれば、リー・ヴァン・クリーフも悪役一色には見えないし
ジェンマも師匠とマーフへの両方の想いで悩む苦悩の物語になり、より話に深みが出た大傑作になったと思う。
まあそんな事を書きつつも、本作が傑作なのは間違いない。
マカロニの違った一面って感じで、素直にオススメ。
と言うより、映画として面白いと思うよ。
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